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NIWASAKI×PicLikeのParkful Life!|フクギョウ公園づくり

2020年2月26日(土)。
「フクギョウ公園づくり」と題したトークイベントに、府中ノアンテナメンバー3人で参加してきました。

主催は府中市のお隣 広島県福山市で、公園づくりを行う団体NIWASAKIのみなさん。府中ノアンテナで2021年に実施した空き地を利用した公園づくりの実証実験PicLikeとの繋がりに、興味津々です。

1. NIWASAKIって何ですか?

福山市中央公園を″庭先″のように身近な場所として気軽に自由に使っていただけるよう、市民の皆さんの日常を彩る様々なイベントを開催しています。
毎月第2土曜日は『NIWASAKI〇〇』を開催中🌼
instagram - NIWASAKIhttps://www.instagram.com/niwasaki_fukuyama/

そんな、福山の中央公園と市民のみなさんを繋ぐ団体です。今までに公園で朝ご飯を一緒に食べる「にわさき朝ごはん」や「NIWASAKI MARCHE」を開催。街の中に楽しい公園を作っています。

今回はNIWASAKIの塩出さんにお誘いいただき、2時間のイベントは全3部に分かれて2つのトークテーマと全体での意見交換を行いました。最後はZOOM参加者もトークに参加して福山市と府中市、さらに三原市や尾道市などの近隣との繋がりづくりについても話が膨らみました。

2. 「公園づくりの楽しみ方」と「フクギョウ公園づくりの可能性」

NIWASAKIメンバーから投げかけられたテーマは2つ。それぞれが取り組みに参加するきっかけから始まった話は、自分がやりたいことを企画しているというところで繋がりました。

最初は使命感の方が強かったというNIWASAKIの中西さん(写真右下)。

中西さんは「少しずつ周りのアイデア、特に若い人たちの声を集めるようになり、自分からは生まれない企画のきっかけになりました」と話します。今ではインスタグラムを通じてもアイデアを集めているそうです。

府中ノアンテナ宗藤さんは「今までのつながりが、今の企画に活きている」と話します。小谷さんも「10年続いている府中ノアンテナだからこそ、イベントを通した教訓や、出会った方々とのイベント企画ができた」と話します。

自分のお子さんがイベントの手伝いや企画を始めたという話で、小谷さんとNIWASAKIの村上さんは意気投合。自分たちが楽しみながら場を作っておけば、少しずつ周りに広がっていく。それがみなさんの楽しみ方なのかなと感じました。

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メンバーを変えてテーマは「フクギョウ公園づくりの可能性」へ。

参加のきっかけに「まちづくり」があったと話すNIWASAKIの谷口さん(写真下段中央)

NIWASAKIのメンバーは、福山駅前の再開発に向けたリノベーションスクール@福山がきっかけで団体が設立されたと言います。そのときに改めて「まちづくり」という言葉が強すぎると感じ、やっぱり自分たちでできることから進めたいという気持ちに変わったと言います。

NIWASAKIの西谷さんと府中ノアンテナの中西が盛り上がったのは、「参加していたら巻き込まれていた」ということ。アンテナの小谷さんも「時間があって、声がかかるとすぐに動ける自由な人に価値が生まれている」という話になりました。

NIWASAKIの谷口さん、西谷さんは転職によってさらに団体への関わりが深まったと言います。その点で、フクギョウでありながら本業でもあるように感じました。

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「公園がパブリックで開かれているからこそ、なかなか公園を使う意識にはなりにくい。」と話した西谷さん。どう地域や若い人たちを巻き込んでいくかも今の課題だと話していました。それに対しては府中ノアンテナメンバーも大きく頷いていました。

NIWASAKIメンバーは、それを改善するために「利用申請の代行」や「備品リストを見やすく掲示」したと話しました。実はレンタルできるものの中にキッチンカーがあることにとても驚きました。

この話にアンテナの宗藤さんからは「続けるから見えてきたこともあるので、まずは続けられる体制をつくってみては」という話へと繋がりました。NPO府中ノアンテナは団体として市から委託を受けた事業予算があります。例えばNPO団体として予算を獲得しながら柔軟な企画へとつなげることも、NIWASAKIが次に目指せる形の一つではないかと話していました。

3.次は何が起こるだろうか。

テーマトークを終えて、ZOOM参加者からもコメントを募集。

お隣の広島県三原市で活動される人たちから、街中でのイベントにおける地域の商店街を始めとした結びつきについてもテーマになりました。

紹介:三原駅前広場 キオラスクエア広場

福山市も三原市も、行政が動いて新たな公園が誕生しています。その公園が、場所を超えた繋がりの拠点になるためアイデア出し。地域は違えど、同じ課題を持ちながら試行錯誤を続ける人たちがいることを今回再認識しました。

最後に府中ノアンテナ宗藤さんから、「この公園づくりにどれだけのスキが持ち寄れて、どんな人が集まって、どんな町が出来上がるか。それが楽しみですね」という言葉と共に会は締めくくられました。

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あっという間の2時間イベント。近くにいるのに知らないメンバーと、気軽に話せるオンラインミーティングは楽しいですね。まずは、福山と三原に遊びに行かないと。

始めたことを、続けること。続くことで、地域が徐々にほぐれていくこと。それが暮らしの豊かさや楽しみに繋がってほしい。そんなことを感じる回でした。

みなさん、ありがとうございました!

NIWASAKIの次回イベントは、3月12日(土曜日)。アップサイクル・リメイク製品とアウトドアリユース販売が行われます。中央公園芝生広場にぜひ!


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今回のオンラインイベントはコチラから視聴可能です。

昨年のPicLikeについてはコチラからどうぞ。

(文章:ナカニシ ミツヒコ)

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