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アイドールBRAVEの1stワンマンライブに行ってきました

 アイドールBRAVEって言われても、何のことか分からない人が多いと思うんですけど、大宮アイドールの妹分グループです。大宮アイドールというのは、およそ7年前に結成された、埼玉県初の店舗拠点型アイドルグループです。いわゆる地下アイドルであり、ご当地アイドルです。アイドールBRAVEは名前に地名が入ってないから、純粋な地下アイドルですね。いまは地下アイドルって言うと怒られるのかな。ライブアイドルです。

 もともとは2020年4月11日に開催されるはずだったんだけど、コロナが流行したせいで延期され、2021年11月14日にやっともよおされました。最初は赤羽ReNYという会場だったんですが、延期されたことで渋谷DAIAという会場に変更されました。僕は大宮に住んでいるから、正直なところ赤羽ReNYのほうが良かったです。わりとしぶしぶ渋谷まで行きました。1年半も経っているため、チケットはボロボロです。

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 17時15分開演だったから、14時くらいから16時30分まで池袋の公園で酒を少し飲みました。大学の後輩のスズキクンクンと一緒に。天気が良くて暖かかったせいか、公園にはたくさんの人々がいて、酒を飲んだりしていました。でも雨が降ったり寒くなったりしたら、このうちの99%はいなくなります。非常に薄情だと思います。まあ公園飲みに対して情を持つほうがおかしいと言われれば、その通りなんですけど。

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 池袋駅から山手線で渋谷駅に向かったところ、けっこう時間がかかったし、渋谷駅から会場までも意外と遠かったので、開演ギリギリの時間に到着しました。受付には、「おしゃれな朝青龍あさしょうりゅう」と僕が勝手に呼んでいる若い男性がいました。以前ツイッターで「AV男優に似ている」と書いたところ、大宮アイドールの店内で「AV男優」という言葉が飛び交うようになり、そのことに責任を感じたため、「おしゃれな朝青龍」という名前を新たに考えました。もう店舗で「AV男優」と言わないようにしてください。アイドルたちが困ってしまうので。「おしゃれな朝青龍」と呼ぶようにしてください。よろしくお願いします。

 その彼から、僕は腕に黄色いテープを巻かれました。それはかなりきつく巻かれて結構しんどかったので、今後はもう少しゆるく巻いてほしいです。よろしくお願いします。メンバーのランダム缶バッジと、サイリウムも受け取りました。見てみると、サイリウムの色は黄色でした。これじゃまるでさぁや推しみたいじゃん!と思いました。もちろんさぁや(古川さやかちゃん)のことも好きだけど、僕はアイドールBRAVEではオレンジ担当の若菜さきちゃん推しです。サイリウムは有志のヲタクが用意してくれたんだと思うけど、どのタイミングで点灯させればいいか分からなかったため、結局使用しませんでした。さっき自室で点灯させました。とても綺麗な黄色です。若干むなしいですが。

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 渋谷DAIAは収容人数200人らしいんですけど、まあよく入ってましたね。ソーシャルディスタンスをとる余裕はあまりなかったです。もしかしたらお姉さんグループの大宮アイドールよりも、アイドールBRAVEのほうが勢いがあるんじゃないかと思わせるレベルでした。BRAVEは楽しく可愛い感じで、大宮アイドールは情熱的でカッコいい感じです。両グループとも魅力的です。これからも切磋琢磨してがんばって行ってほしいですね。

 ライブの前半戦で、「新メンバー加入!?」というドッキリギャグが行われました。大宮アイドールの青色担当の渡辺綾ちゃんが、赤色担当としてBRAVEに加入すると言うのです。しっかり衣装も着ていました。赤色担当になってすぐに辞めちゃった子を思い出したのは僕だけではないはずです。渡辺綾ちゃんはどちらのグループからも「いりません」と言われ、会場のみんなの笑いを誘っていました。その姿は、まさに元モーニング娘。の保田圭のようでした。これから綾ちゃんは保田圭キャラでやっていくのでしょうか。いいと思います。もしそうなら、ヲタクの反応も改めなければなりませんね。綾ちゃんに対し「かわいい!」とか言うのではなく、「おえ~っ!」と吐き気を催さなければなりません。保田圭さんはヲタクからさんざん「おえ~っ!」って言われてきましたからね。

 ライブの最後に、こんどは本当の新メンバーの加入が発表されました。若月楓莉かえりちゃんが颯爽さっそうと現れました。紫色の衣装をまとって。楓莉ちゃんは涙ぐみながら、新メンバーとして頑張るという意志を表明しました。アイドールBRAVEのテーマは「キラキラシンクロ」です。それなのに僕は以前、楓莉ちゃんのことを「場末ばすえの疲弊したキャバ嬢のような雰囲気を醸し出している」と表現したことがあります。ツイッターで。これからは、もっとキラキラした表現を模索していきたいと思います。ただ、これだけは言わせてください。僕のなかで、「場末の疲弊したキャバ嬢」は褒め言葉です。二十歳そこそこで、そういう雰囲気を出せる女の子は滅多にいませんよ。とはいえ、若い女の子の心を傷つけてしまったのは確かなので、のちに謝罪してチェキを撮りました。すみませんでした。

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 ライブの途中で、緑色担当の花守つぐみちゃんの、サプライズ担当カラー変更がありました。つぐちゃが赤色の衣装を身にまとっているのです。緑色のペンライトを振っていたヲタクたちは、明らかに戸惑っていました。ペンライトの色を赤に変える者もいれば、緑色のままでいる者もいました。何の説明もないまま3曲が歌われ、メンバー4人が長いお手紙を読み始めました。つぐちゃの番になると、詳細な説明があるかと思いきや、「メンバーカラーが赤色に変わりました」というアナウンスがあるのみで、なぜ赤色になったかという理由は語られませんでした。

 赤色はエースカラーである、とアイドル界隈ではよく言われます。これは僕の推測でしかないけれど、つぐちゃは、アイドールBRAVEのエースとして頑張っていくという強い気持ちを、担当カラーを赤色に変えることでみんなに示したかったのではないでしょうか。穏やかながら熱い心をうちに秘めているつぐちゃらしいなと思います。待望の1stワンマンライブということで、気合いを入れて全身緑色の格好をしてきたヲタクが何人かいて、彼らのことは少し気の毒に思いました。

 メンバー4人がお手紙を読んだ、とさっき書きましたが、僕が推しているさきっちょ(オレンジ担当)のお手紙は印象的でした。とても情熱的で。人生でこんなに情熱をささげられるものがあるって素敵だなと思いました。さきっちょは「命を燃やして頑張っていきたいです」と言っていたので、まるで鬼滅の刃の炎柱えんばしら煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅろうみたいでした。情熱的なのは素晴らしいことだけれど、命はあまり燃やし過ぎないように気をつけてほしいです。煉獄さんのように若くして死んでしまうから。

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 ランダム缶バッジは、ピンク色担当の姫宮花凛ひめみやかりんちゃんでした。姫ちゃんのお手紙の内容はとても素敵でした。人柄の誠実さがにじみ出ていましたね、文章にも読み方にも表情にも。彼女ほど誠実さのあるアイドルはなかなかいないんじゃないかな。姫ちゃんを推しているヲタクは、本当に幸せものだなと思います。

 ライブが終わったあと、僕は推しメンのさきっちょとチェキを撮るつもりだったんだけど、結局撮らずに帰りました。行列が長くて、さきっちょに辿り着くまでに1時間以上はかかりそうだったし、僕はヤバいくらい疲れちゃっていたからです。立っているのもしんどかった。前日の大宮アイドールの店舗で、さきっちょに「明日のライブではチェキを撮るよ!」と約束していたから、申し訳なく思っています。すみませんでした。

 あと、一旦いったんお客さんをすべて外に出したことで、会場の外が混乱におちいって、どうすればいいか分からなくなったので、外には出さない方が良かったのではないかと思います。外のスペースはあまり広くないし。そしてスタッフが足りなさ過ぎた。この規模のライブだと、もっとスタッフがいないと回らないと思います。それから、ライブ中に撮影可能タイムがなかったのも残念でした。撮可タイムがあったほうが、お客さんたちもSNS等でアイドールBRAVEを広め易かったんじゃないかな。

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 不満点はいくつかありつつも、全体としては非常に楽しいワンマンライブでした。このチケットをボロボロになるまで持っていた甲斐かいがありました。これからの5人でのアイドールBRAVEの活躍が楽しみです。6月に開催することが決まった2ndワンマンライブまで、誰一人として辞めませんように。

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