メイドカフェHoneyHoney大宮店で、OGメイドと6年ぶりくらいに会いました
ある日、メイドカフェHoneyHoney大宮店の11周年記念を前に、OGメイドが1日限定のお給仕をするらしいことを知りました。1日目には伊織ちゃんとかのんちゃん、2日目にはゆめちゃんとはむちゃんが出勤するとのこと。2日目の8月25日には行けそうだったので、その日のために心を整えました。
25日の木曜日の夕方、僕は黒いTシャツとGパンにコンバースのスニーカーという装いで家を出ました。あまりおしゃれをし過ぎるのも恥ずかしいので、極めて普通の格好をしました。ウォーキングがてら大宮駅まで30分くらい歩き、駅前のコンビニで景気づけにハイボールを購入して飲みました。最近うまいと話題になっている白角ハイボールです。
飲みながら僕は、ハニハニも11周年かあ、と思いました。はむちゃんとゆめちゃんが卒業してからは5～6年経っているよなあ。5～6年経っていてもまだメイドカフェに行ける立場にいることが恥ずかしい。5～6年も経てば普通は彼女がいたり、結婚したりしていてメイドカフェになんて行かないものなあ。僕はいったい何をやっているんだろうか。でも久しぶりにはむちゃんとゆめちゃんに会うと思うと胸の高鳴りが止まらないなあ。
僕はウォーキング後のため汗だくだったけれど、350ml缶を1本飲み終わるころには汗もほぼ引いていました。しかしながら大きい方の便意をわずかに催したため、近くのビルのトイレに行きました。やわらかうんちくんが少しだけ出ました。メイドカフェのトイレでうんちをするのには抵抗があったので、どうしても事前にすませておく必要があったのです。うんちをすませてスッキリした僕は、メイドカフェのほうに向かって歩き出しました。
大宮駅東口のすずらん通り前の広場に出ると、時刻は16時50分。ハニハニ大宮店の開店までにはあと10分あります。開店と同時に店に入るのは、必死すぎて恥ずかしく思われたため、あえて10分くらい遅れて入店することにしました。17時10分くらいに店に入ると、なんとすでにほぼ満席でした。これは開店前にみんな並んでいたことを意味します。僕は驚きました。今のハニハニの常連さんで、6年くらい前に卒業したメイドさんのことを知っている人はあんまりいないから、それほど混まないだろうと予想していたのです。はむちゃんとゆめちゃんの人気と、お客さんたちの人情の厚さを甘く見ていました。すみませんでした。
店に入ってメイドさんから検温を受けたあと、ゆめちゃんと目が合い、お互いに微笑を浮かべました。ゆめちゃんはとても綺麗なお姉さんになっていました。もともと綺麗だったんだけど、さらに綺麗に。僕は相席の可能性のある丸テーブルに座り、生ビールを注文しました。尿酸値が高いため、生ビールはできるだけ飲まないようにしているんだけど、今日はお祭りみたいなものだからいいかなと思って。
ゆめちゃんが丸テーブルに来てくれたとき、僕はとても緊張していたけれど、ゆめちゃんが6年くらい前と同じ感じでゆるく話しかけてくれたので、すぐに緊張は解けました。6年前に時が戻ったかのような、非常にリラックスした気持ちでゆめちゃんとお話をしました。話していてこんなにリラックスできる女の子もなかなかいないよなあ、結婚したいなあと思いました。ゆめちゃんが言うには、僕のYouTubeを見てくれたとのことで、照れくさい気持ちになりました。今後は、ゆめちゃんに見られても恥ずかしくない動画を作っていかなくちゃいけないなと思いました。
注文した生ビールを持ってきてくれたのは、はむちゃんでした。はむちゃんはハニハニ大宮店の元店長です。あのころ、はむちゃんはとても頑張っていました。そして石川梨華ちゃんに似ていました。久しぶりに会うはむちゃんも、梨華ちゃん似のメイドさんでした。はむちゃんは僕のYouTubeやTwitter、noteも見てくれているらしく、嬉しかったです。ふちりんファンクラブの存在も知ってくれていたので、驚きました。はむちゃんも、ふちりんファンクラブに入ってくれたらいいのになあと思いました。いま加入者数が伸び悩んでいるので。ほんとにね、最近なにをやっても上手くいかないんですよ。でもはむちゃんが応援してくれたので頑張ります。
しばらくすると、僕の座っている丸テーブルに相席のお客さんが一人座りました。若いお兄さんでした。僕は会釈をして、メニューを彼のほうに押して滑らせました。お兄さんは「ありがとうございます！」と言ってくれて嬉しかったです。相席の人間として最低限のことはできたかな、と心の中で自分を褒めました。
スマホをいじりながら生ビールを飲んでいると、はむちゃんとゆめちゃんとのチェキ撮影が始まりました。僕は満タンになったポイントカードを財布から取り出し、しかるべきタイミングを待ちます。ポイントカードが満タンになると、メイドさんと1枚チェキが撮れるのです。「他にチェキ撮る人はいますかー？」と撮影係のメイドさんが言い、僕はおもむろに振り向いて手をあげました。はむちゃんとゆめちゃんと目が合いました。2人はマスクを透明なものに付け替えており、可愛らしい顔面を視認できて「うおー！」となりました。
僕は2人のあいだに挟まりました。すぐ右側にはむちゃん、左側にゆめちゃんが立っています。2人とも小顔に写ったほうがいいだろうのに、僕が一歩下がった位置にいたので慌てました。一歩前に出ると不自然だから、バレないように半歩だけ前に出ました。ポーズはふちりん得意のダブルピースにしました。撮影係のメイドさんによってチェキのシャッターが切られたあと、はむちゃんが僕の日焼けした腕を優しくなでながら、「テラスで飲んだりするから日焼けするんだよー」と言うので「うおー！」となりました。大宮駅前のトイレの2階にはテラスがあり、僕はそこでよく酒を飲みながらYouTubeの撮影をしているのです。
そして僕は丸テーブルに戻りました。それからすぐに、もう一人のお客さんが丸テーブルに座りました。3人の男が丸テーブルを囲んでいるわけだけど、面識がないのでみんな何も話しません。無言でスマホをいじっています。そんなとき、はむちゃんがやってきました。僕ら3人は、はむちゃんと会話する権利を「どうぞどうぞ」と譲り合いました。まるでダチョウ俱楽部のように。僕は引っ込み思案なので、他の2人がはむちゃんと話しているのを笑顔で聞いていました。僕には、はむちゃんやゆめちゃんがそこにいるという事実だけで、十分に満足なのでした。
あまりに混んでいるため、1時間でいったん店を出なければならず、僕は生ビール2杯を飲んだだけで店を出ました。お見送りをしてくれたりんちゃんに「ふちりんさんのTwitterよく見ています。いつも面白いをありがとう」と感謝されて、自己肯定感が上がりました。最近やることなすこと上手く行かないから落ち込んでいたのです。めげずに頑張ろうと思いました。
そのあと、金欠だから本当は行くべきじゃないんだけど、酔ったいきおいで「ライブカフェ アイドール」に行ってしまいました。そこで働いている大宮アイドールの白川ももちゃんは、ハニハニのゆめちゃんの妹なのです。1日でゆめちゃんとももちゃんの姉妹に会えるなんて不思議なものだなあと思いながら、ももちゃんが忙しそうに立ち働いているのを眺めました。ハイボールを3杯飲んで更に酔っぱらった僕は、ももちゃんとチェキを撮りました。
ももちゃんは9月3日のワンマンライブで大宮アイドールを卒業してしまったので、これがももちゃんと店舗で撮る最後のチェキになりました。アイドールが閉店したあと、ハニハニに舞い戻ろうかなとも考えていたんだけど、時間がなさそうなのでやめました。でもその判断はどうやら間違っていたようです。時間がなくても行けばよかった。というのは、そのあとももちゃんが姉のゆめちゃんに会うためにハニハニに行っていたらしいからです。ももちゃんとゆめちゃんが一緒にいるところ、見たかったなあ。
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