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プロダクティブエキスポ2023への道②


IoT・AI・DX・・・


「横文字」が横行し始めた


JIMTOF・メカトロテックなどの展示会に足を運べば、何とも近代的な自動化ソリューションが会場に華を添えている。



しかし私にはひとつの疑問があった。



一体どれだけの顧客がこうしたソリューションを使いこなせるのであろうか・・・

大多数を占める中小・零細企業のほとんどはデジタル化の一歩すら踏み出せていない。


こうしたある種の「理想」と「現実」には大きな乖離がある。 



我々「商社の役割とは何であろうか・・・」



「物流」「情報」「金融」・・・


様々な役割があるが、日々顧客の「現場」「現実」に向き合っている我々は、
こうした「乖離」を埋めることが使命ではないか・・・



こうして企画されたのが、
2022年9月に実施されたプロダクティブフォーラム2022であった。



コンセプトは
スモールスタートソリューション
~まずはできることからスモールスタート×ステップバイステップ~


まずはできることから
スモールスタートソリューション




世に言われているロボットやAI・生産管理システム導入の前にまずは今すぐにできることから始め、組織にデジタルを活用する文化を育む・・・



こうした「土壌」なしに、DXは実現できない・・・



この考えには当社の「体験」があった。



当社は数年前から顧客情報管理システム「セールスフォース」を導入した。


顧客情報を整備・共有できておらず、
数多くの休眠顧客を創出してしまったことを反省とし創立70周年を機に導入した。


顧客情報管理システムセールスフォース


顧客情報管理システムセールスフォース導入

しかし我々、中小企業にとってこうしたデジタルツールを使いこなすのは決して容易ではない。


だからこそ
最初から難解な機能を使いこなそうとせず、まずはシンプルにできることから少しづつレベルアップして組織全体として使いこなす・・・



「スモールスタート×ステップバイステップ」



この「時間軸」のもとセールスフォース導入を推進したところ、我々はセールスフォース社のなかでも成功事例に取り上げられるまでに至った。

https://www.salesforce.com/jp/customer-success-stories/fuchimoto/



このフォーラムではまず、
デジタル化の「最初の1歩」を踏み出せるソリューションに集中した。

DXへ繋がるデジタル化への「はじめの一歩」





また「はじめの1歩」として、各メーカーが開発したアプリを「超顧客視点」で厳選して自社コンテンツとして紹介した



超顧客視点:フォーマット市場をマスでとらえるのではなく、
ある顧客の特性やニーズを徹底して分析し、最適なアプリを厳選する




超顧客視点により厳選されたアプリを
自社コンテンツとして発表





ウィルス下での開催となり、
4時間1本勝負。 


主に長岡市内のお客様に限定した。


来場されたお客様は50名であったが、1ブース・1ブース真剣に熱心に出展各社と対話を重ねられていたことが印象的であった。


プロダクティブフォーラム2022各ブースの様子





オンラインでの対話という新しい試みも・・・







決して万人受けする内容ではないが、
顧客の現場・現実に真正面から向き合い、自社のデジタル化体験をもとに個々のユーザーの特性に応じた「最初の1歩」をご提案する・・・




言うなれば「製造業のデジタルハブ」




これからの時代当社の大きな「使命」であり、
「役割」となると思う。


今までの展示会とは異なるテイストの 
プロダクティブフォーラム・・・


産みの苦しみがあり、課題も多々あったが、
大きな1歩であったと感じる。



本年2023年11月に行われる4年ぶりの本格リアル展示会プロダクティブエキスポ2023でもこのプロダクティブフォーラム2022のエッセンスを取り入れる・・・











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