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こども・アート・自然と仲良くする暮らし

こんにちは。幼児教育ドラマトゥルクの塚田ひろみです。

幼児教育ドラマトゥルクとは…?
幼稚園や保育園の先生が、ご自身の活動を尊いものだと感じられるように、
様々な家庭や地域にも、その価値や知恵が届くように、
独自にリサーチをして、保育現場や社会に届けていく役割を、私自身がそう名付けたものです。
(参考:ドラマトゥルクという立場について


自然・子ども・アート、というのは私にとって長らく大切なキーワードでした。

でも、それがどうしてなのか?どんなふうに大切なのか?言葉にして説明するにはなかなか至らないでいました。

そんなときに、友人に教えてもらった養老孟司さんのインタビュー記事。それを目にしたときに、なぜ私がいままで、こどもと、アート(現代アート)と、自然を大切にしてきたのか、答えを見つけたような気がしました。

都市化と子ども

養老孟司さんの記事より引用します。

「都市化」については、先日、横須賀美術館でみた、ミロコマチコさんの展示会でも同じようなことを感じていました。

人間がときに用いている思考力や、状況を事前に予測して対処する能力のようなもの。それが、山形県の大自然の中に身を投じたときに、まったく無意味であることを悟った、と書かれていたキャプション。

それを読んだとき、都市は、自然の力が及ばないように、逆に人間の方が、より協力なコントロールを行えるようにデザインされたものなんだと、思ったのです。

予定調和を壊していく楽しさ

「ああすれば、こうなる」と分かってしまう、全て思った答えしかかえってこない、ということは、便利で快適な反面、予想もしなかったようなおもしろさ、心が踊るようなことに出会うことが無いということでもあります。

例えば、何か贈り物をいただいたとき、「嬉しい」と感じるのは、自分の期待通りだったからというよりも、自分の想像していたことを上回るようなことをしてもらった、と感じるからではないでしょうか。

子どもたちと過ごしていて、おもしろいと感じるのも、大人が想像していたことをはるかに飛び越えて、文字通り、想像もできなかったような事を考え、行動するから。

だから、予定調和を壊すことの重要性は、人生の中に意外性・おもしろさ・ワクワクしながら生きていくことをもたらしてくれるということにあるのだと思います。

子どもも、自然も、現代アートも、「なんだか、よくわからない」「予想が出来ない」「自分の思う通りにならない」そうした存在だからこそ、大切にしたいと思う反面、上手な向き合い方をしないと少し辛く感じるものでもあります。

その辛さに向き合うことは、自分の器を広げてくれたり、出会う体験を変えてくれたり、勿論、とてもいい側面があるものです。

少しずつ伝えていけたらと思っていますので、楽しみにしていて下さい(^^)


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