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誰のために、どんなものを、いつまでに、どういった形で提供するか……これらの問いと回答を積み上げたものが計画ですよね![利益とは何か #29]

行動のための計画を立てるには、顧客が価値とするものを知る必要がある。多様な顧客それぞれにとっての価値を統合して一つの計画とすることは、いわば一つの建築的プロセス、構造的プロセスである。

経営者に贈る5つの質問[第2版]
質問3 顧客にとっての価値は何か? p73より


「誰のために、いつまでに、何をして、どんな結果になっているか」を計画に盛り込んで、実行し、フィードバックしながら進むべき道を探り続けます。
「誰のため」も、「いつまで」も、行動計画も、求める結果も、途中経過の分岐点の選び方も、失敗したと判断した時の方向転換も、すべて計画に欠かせない要素です。

すべてのベースは、「誰のため」です。
ここを見失えば、迷走するのみです。
何のために、何をすればいいのか、羅針盤を失うことと同じですよね。
常に顧客を意識することが大切です。
行動は、顧客がいるから推進力を得るものですよね。


今回は、いくつかの記事をご紹介させていただきます。

東京パラリンピック、陸上女子マラソンの視覚障害のクラスで金メダルを獲得した道下美里選手、チーム道下で勝ち取った金メダルですよね。
表彰台で、伴走者の青山さんにかけてあげている姿が印象的でした。
顧客である道下さんを、銀メダルを獲得したリオデジャネイロ大会から、東京大会という期間の中で金メダルをとれるところまで導く、という今回の引用部分をぎゅぎゅっと凝縮しているようですΣ(・ω・ノ)ノ!
忘れたくないので、記事のリンクも貼っておきます。

ご自身で、ご自身の心身と競技とに向き合いながら結果を残すスポーツ選手の方もいらっしゃいますが、誰かが一緒に走ることで成立するのが、ブラインド・マラソンです。
スポーツはどの大会でどんな成果を残すために何をするのか、顧客の価値も求める成果もそこまでの計画も成功も学びも、盛りだくさんです。
そこここに学びが!!
見逃さないようにしなければ!! です( *´艸`)

ブラインド・マラソンを解説してくださっている記事をお借りします♪

オリ・パラ開催に向けて、記事で紹介されているような体験会が全国各地で開催されていたのでしょう。
次の2024年のパリ大会、その以降も含めて、この活動が継続されるといいなぁ、と感じています。

パラスポーツを題材にした漫画も多くあるんですね!!

漫画は知らない世界を教えてくれる、大切な相棒です。
マンガを読むことも読書に含めてくれてもいいのに!! と思っているのはわたしだけじゃないはず!!

「建築的プロセス、構造的プロセス」という言葉から、こちらの番組はいかがですか?

新国立競技場、建設前からコンペのやり直し、予算の見直しからの工事計画への影響など、話題に事欠かない建物です(;^_^A
土木構造物より寿命が短いものの、建築には物語と歴史が詰まっています。
できてしまえば、そこに存在していることが当たり前になりますが、できるまでに関わった人たちにとっては、一生忘れられない経験がそこにはあります。
競技場などの大型建築物はオーダーメイドです。
不動産であるがゆえに、その場を語る道具にもなります。
独自性を追求するためには、オーダーメイド品を作り上げる職人さんの力が欠かせません。
ほんの一部ではありますが、多様な顧客の要望をどんな計画を立て形にしたのか、ぜひお楽しみください♪


ドラッカー先生のマネジメントは、突き詰めれば、顧客のために何をするか、です。
いつまでに、とか、どうやって、とか、いろんな枠組みを決めて、成果を測定するタイミングも一緒に決めているのです。
目指すべきは、顧客が価値あると感じるモノ・サービスを提供する、ということです。

共感社会をより推進する、というイメージが、わたしの中にあります。
現代的なオンライン上で「いいね」の数や、バズった結果、とは少しずれていると感じています。
「それいいね!!」からつながる「じゃあ、わたしには何ができる?」という共感から派生して生み出される行動をいかに促していくか、だと感じています。

「このモノ・サービス、すごい良かったよ!!」と友人・知人にお知らせする、そのモノ・サービスの提供に関わる、その先のより良い結果を得るための行動を模索し行動する……「いいね!!」をクリックするその先が広がる社会になったらいいな、と思っています。

承認欲求を満たす行動の一歩先へ。
一緒に進めると楽しそうだと思うのです(≧▽≦)


あなたが提供したいモノ・サービスの顧客は誰ですか?
その顧客が求める本当の価値は何ですか?
その価値を提供するために、モノ・サービスをより良いものにするために何をしますか?
いつまでに、どんな経緯をたどって、どんな結果を出しますか?
これらの問いをまとめたら、どんな計画ができましたか?


実践するドラッカー【利益とは何か】』 
chapter3 われわれの顧客は誰か 顧客にとっての価値は何か p79 #29


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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、5つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が1セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか?

[利益とは何か]は、ミッションからスタートする<5つの質問>というツールを使いこなせるようになることを目的に書かれています。

よろしければサポートお願いいたします!! いただいたサポートは新しい学びに投資させていただきます!!