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愛犬と幸せ家族になる方法〜#3:大半の人が勘違いしている「犬のボディランゲージ」
このシリーズのマガジン↓
犬のボディランゲージと聞いて何を思い浮かべますか?
・しっぽを振る、巻く
・震える
・耳を寝かす
・唸る、牙をむく
・甘えたような鳴き方をする
など、あげ出すとキリがありません。
ほとんどの方が
「ボディランゲージってそういうことよね?」
と思われます。
間違ってませんが、少し間違ってます。
人間と犬とのコミュニケーションは双方向でなければなりません。
✔️犬は見ている
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私たちは犬のボディランゲージの意味を理解する前に、私たちが普段何気なくしている仕草やクセを犬たちが驚くべきレベルで観察し記憶しているということを知っておくべきです。
たとえば、ごはんの用意をしようと立ち上がるとあなたを追いかけくる。
散歩に行こうと上着を羽織ったとたん、「お散歩だー!」とテンションが上がる。
それはあなたのボディランゲージを見て先読みした上での行動です。
犬たちは視覚、嗅覚、聴覚を使って相手を観察した上で、ボディランゲージで感情を表現します。
言うまでもなく言葉は使えませんが、その代わりに鳴き声で感情を表現するのもボディランゲージの一つです。
犬たちは人間の発するボディランゲージを観察して人のコミュニケーションを理解し反応する、それが生存していくために不可欠だと本能で知っているのです。
✔️ボディランゲージでコミュニケーションをとることの大切さ
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愛犬がクッションを破壊したりしているところを飼い主に見つかり、申し訳なさそうにしている姿を見たことがあると思います。
あれは反省しているわけではありません。
あなたの表情や行動を観察していた結果、以前同じ状況だったときのあなたの”次の行動”を思い出し、それが起きることを”予期し反応”しているだけです。
同じ経験をした方もいると思います。
なければ、もし自分がその場面に遭遇したらそうするかを想像してみてください。
反省しているのではなく、明らかに緊張しているボディランゲージ。
①叱る
②抱きしめる
悪戯をしたことと、緊張している犬に対するこちらの態度は分けて考えるべきです。(そもそも人にとって悪戯なだけで犬にとっては悪戯ではない)
私なら緊張している様子を見たらまずは抱きしめて緊張をほぐします。
「そんなことをしたら、その行動を褒められたと学習するんじゃない?」
そう思いますよね。
私も以前はそう思ってました。
ハッキリ言います。
それとこれは別問題です。
✔️悪戯に見える行動に対してあなたがするべきこと
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悪戯に見える行動対策はその環境を排除することから始めます。
たとえば毎回クッションが破壊されるのであれば、クッションを犬が届かない場所に置く。
するとまた別のターゲットを見つけてしまうかもしれません。
その場合はまたそれも排除する。
そのうち対象がなくなっていきます。
帰ると何も壊されてない。
その時に褒めます。
別の方法として、クッションを振り回している現場を押さえて、目を合わさずに近づき静かにクッションを取り上げ部屋を出ていくのもアリです。
愛犬の噛むという行為が遊びかストレスかを判断する必要もあります。
留守番のときにその行為が繰り返されるならストレスの可能性も大。
その場合は、噛んでいいおもちゃを用意してあげてください。
観察して検証して実証していく。
これがボディランゲージを使ったコミュニケーションです。
犬との信頼関係を築くための基礎になります。
✔️犬のボディランゲージは深い
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犬たちとの生活の中で起きる様々な問題に対して、すべてはボディランゲージを使った双方のコミュニケーションによって解決していくことになります。
犬を観察することはもちろん、それ以上に犬から観察されていることを知っておかなければいけません。
言葉を使える人間同士でもコミュニケーションは難しいものです。
「なんでわかってくれないの?」
「言葉にしないと伝わらないじゃないか」
私たちも社会生活でそんな場面が多くあります。
言葉を使えない犬たちなら尚更です。
犬たちは懸命にボディランゲージで感情を伝えようとしています。
たとえば、お散歩でグイグイ引っ張るのも、チャイムの音にワンワン吠えるのも、特定の人に唸るのも、すべてボディランゲージです。
そのボディランゲージを観察し、行動の意味を理解してあげるのが私たち家族の役割であり、問題行動を治すための第一歩になります。
最後に
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理解してもらえない犬たちはストレスに塗れていき、問題行動が強化されるだけならまだしも、健康に悪影響を与えることもあります。
まずは犬のボディランゲージを理解してあげること。
そして私たち人間に必要なのは、リラックスした精神状態と凛とした態度。
これが最も重要だと言うことを覚えておいてください。
これからこのnoteで、犬の様々な問題行動に対して具体的にどう対処していくべきかを書いていきますので、いいねとフォローをいただけましたらめっちゃ嬉しいです。↓
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「虹の橋」。ペットを亡くした方の心の拠り所になっている物語です。私の本のエピローグに載せたくて編集の方に言うと「著作権の関係で原文を翻訳したオリジナルでないと載せられないんです」と言われ翻訳を依頼しました。出来上がってきたのがこれです。↓動物を愛するみなさんに届きますように。… pic.twitter.com/CbW49Hw9SF
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