見出し画像

「弁護士」ってなんだろう?

久しぶりの投稿です。ずっと、勉強以外のことに時間を使うことに罪悪感があり、司法試験が終わるまでは記事を書くのをやめようと思っていたのですが、先日参加したイベントで、「こうあるべき!」とか、「こうじゃないとダメ!」みたいな考えって自分の可能性を狭めているなと気づかされたので思い切って書くことにしました。

先日、「弁護士かけるマルマル」という、弁護士の先生の中でも、起業されたり、ベンチャー企業の法務をやっていたり、まだまだ未開拓なルールメイキングの分野で活躍されていたり、とにかく「弁護士」っぽくない先生からキャリアについて考えるイベントがzoom上で開催されたので、「おもしろそう!」と考えてTwitterで見つけた瞬間すぐに参加申込をしました。

ずっとTwitter上で追っていたすごい先生が一同に集まる機会ってだけですごい楽しみで、イベントでは「お酒でも飲みながら気軽にどうぞ〜」と言われながらも、iPadを開いて必死にメモをしていました笑

とても濃い2時間強だったのですが、お話の中でも特に印象に残った発言をピックアップしたいと思います。

「年収1000万円以上がいいって、それって結局自分の選択肢を狭めることになるじゃん」

その発想はなかったです。たしかに大きな事務所に一度所属してしまうと、エスカレーター式に給料が上がっていき、それに伴い自分の生活水準も上がっていく。気付いたら家庭ができてしまって、いまさら独立したり、起業したりと、チャレンジングなことはできない。と、物質的には豊かになっていっても、キャリア面では負のスパイラルに陥る可能性があることを今まで認識していませんでした。

弁護士に限らず、どの業種でも言えることですが、成功体験ばかりだとつい守りに入りがちです。キャリアを考える上ではこのような部分については一度フラットに考えなければ!と気づかされました。

「出会いの確度を上げていく」

弁護士になる前に何をするのが良いのかという質問に対しての回答です(確か二木先生だった気が、、、)。こういう勉強をしたほうがいいだとか、そういうのももちろんある中で、視野を広く持つこと、自分の知らない分野で活躍している方にお会いして、知識や見解を深めることの大切さ、コネクション構築の重要性を先生の口から伺うことができ、学部時代にいろいろ手を出してしまった自分の後悔を少しだけ肯定できた気がします。

ロースクールに入ってからどうしてもこもりがちですが、今回のイベントとのような機会を生かしていろいろなひとに会いたいと思います。

「あるべき姿とか意識しないほうがいい」

つい、「弁護士」として、訴訟はできないとだめだよな、一般民事の経験もあったほうがいいんじゃないか、でも専門性がない弁護士になるのはどうなんだろう?と、モヤモヤ考えがちだったのですが、そもそも。「弁護士」だから〇〇しなきゃ!とか、そういうのを考えている時点で可能性を狭めていることに改めて気付きました。

当初弁護士を目指したときは、一般企業への就活と悩んでいたこともあり、「こういうことがしたい」みたいな感じで、wantベースでキャリアを考えていたのに、いつの間にか弁護士の業務内容について知る機会が増える中で、「こういうことができるようになるべき」という考え方に侵されていました。

「やりたいことの線とできることの線をできるだけ太くして、2つの線が交わっているところを自分の仕事にするべき」とどこかで聞いた気がします。気のせいかもしれません。他の誰も言っていなかったら、僕の言葉として今後広めていきたいと思います。キャリア的には、要はそういうことだと思うんですけど、できることの線を太くするべきとばかり考えていて、やりたいことの線をはっきりくっきりさせるのを怠っていました。

もっと自由に考えてみるか!

そう思うきっかけになりました。

こんな感じで、メモった中から特に印象深かったところを3つ挙げました。あと聞けてよかったのは事務所の内情とか給料とか、有名中規模事務所の位置付けとかです(ここ聞けただけでも十分価値ある笑)。

第2回も明後日あるそうなので、参加してみようと思います!

それでは!

サポートしていただけるととっても嬉しいです!勉強のために役立たせていただきます!