6月15日に中小企業庁へと陳情書を提出いたしました。

Twitterに夢中で、noteへの投稿が完全に抜けてしまっていることに今になって気が付きまして、ご報告が遅くなり申し訳ありません。

6月15日といえば、もう半月も前になりますが、あれは6月とは思えぬほどに暑い日でした。

「ナイト産業を守ろうの会」から福岡本部の行政書士佐藤さん、性風俗業の当事者としてわたくしFU-KENが出席しました。更になんとHotel SERAグループ・伊勢崎東毛旅館組合組合長の市東剛さんにもラブホテル業の当事者としてお越しいただきました。

受け渡し場所として場を設けていただいた衆議院議員会館は、国会議事堂駅前にある大変立派な建物でして、飛行場で行うような荷物と身体チェックを受けての入館はドキドキしました。
(私はジャケットをわざわざ持って行っていたのに、暑さと緊張のためすっかり着るのを忘れてしまいました)

当日の様子は報道でも取り上げていただき、多くのかたの反響をいただくことができました。


署名をいただいた多くの皆さま、本当にありがとうございました。陳情書提出後にも続々と署名が郵送で届きまして、追加で中小企業庁に送付させていただきました。
(署名についてはchange orgでのネット署名が心半ばでの終了となってしまい大変心残りです。今後、安全にネット署名の活動ができないかと模索中です)


当日、中小企業庁からの説明としては「これまでの政策との整合性がとれないため」「もともと対象外であるということを変える判断には至っていない」「対象に入れるべきでないという意見もあり、折り合いがついていない」などの内容でした。

「なぜダメなのか」の具体的な説明は、いくら質問をしてもなされませんでした。そして「検討する」という言葉も聞くことができませんでした。

質疑の時間をある程度いただくことが出来たのですが、何を聞いても同じような説明を繰り返されるばかりで、ナイト産業を守ろうの会の佐藤さんは「それでは反論すらできない」ということをおっしゃっており、まさしくその通りだと感じました。

立ち合ってくださった、尾辻かな子議員、本多平直議員、田村貴昭議員も、中小企業庁に対して質問や意見を投げかけてくださいましたが、答えは同じでした。

書けば書くほど悲しくなりますが、国に対して声を上げるとはこういうことなのだな、とあらためて感じました。
当然ですがやり切った感などは一切無く、ある程度は予想はしていましたが、今後どうしたら良いのかとフワフワした不思議な気持ちで私は帰路につきました。

ありがたかったのは、報道の内容に多くのかたがコメントをくださったことです。否定的な意見も多くありましたが、それすらも嬉しかったです。なにせ議論や反論ができるのですから。国とはそんなやりとりすらできないのです。

そして多くのかたに興味や関心を持っていただくことの大切さを改めて感じました。それこそが今回の陳情書提出におけるひとまずの目的だったのですが(勿論、大きな目標は除外を取りやめてもらうことですが)、ラジオなどでも取り上げていただき、賛否のアンケートが行われたり議論が広がったり、それらは全て未来につながる声であると感じました。

現在、福岡の佐藤さんが国に情報公開請求を出しておりまして、性風俗業を除外の対象とするにあたり話し合われた内容の開示を求めております。

今後もへこたれずに出来ることをしてまいります。
そうこうしているうちに、新型コロナの問題も新たな局面に入りつつあります。性風俗業に関わる多くの人が不安な状態で過ごしています。

この問題を、多くの人に知ってもらい、そして国から性風俗業への差別的扱いをやめてもらえるよう、精一杯の活動をしてまいります。

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