Pride and Prejudice 精読7

“You mistake me, my dear. I have a high respect for your nerves. They are my old friends. I have heard you mention them with consideration these last twenty years at least.” Mr. Bennet was so odd a mixture of quick parts, sarcastic humour, reserve, and caprice, that the experience of three-and-twenty years had been insufficient to make his wife understand his character. Her mind was less difficult to develop. She was a woman of mean understanding, little information, and uncertain temper. When she was discontented, she fancied herself nervous. The business of her life was to get her daughters married; its solace was visiting and news.

「そりゃ誤解というものだ。あなたの気病みにはおおいに敬意を払っていますよ。わたしの古き友だもの。ともかくこの二十年というもの、傷つきやすい神経を気遣うあなたの言葉を聞かされつづけてきましたからねえ」 「ああ! わたしがどれほど苦しんでいるか、おわかりになっていないのね」 「いや、いずれそれを克服してだな、年収四千ポンドの若い男がぞろぞろとご近所に越してくるのを見届けられるよう願っていますよ」 「そんなひとたちが二十人越してきたって、あなたが訪ねてくださらなきゃ、なんにもならないんです」 「まあ、見ていてごらん、二十人もあらわれたら、かたっぱしから訪ねていってやるから」  ミスタ・ベネットは、鋭利なる才気、辛辣なる 諧謔、克己心、気まぐれなどが微妙に 混淆 している変わり者なので、二十三年の長きにわたって共に暮らしていても、その性格は奥方には測りかねた。かたや奥方のひととなりを説明するのはさほど難しくはない。理解力はお粗末、知識は乏しく、むら気なご婦人である。なにか不満があると、自分は神経を病んでいるのではないかと不安になる。その生涯をかけた大事業は、娘たちを 嫁 けることであり、慰めはといえば、近隣のひとたちと行き来して噂の交換をすることであった。

sarcasticは、いやみな、皮肉な、capriceは気まぐれ、移り気、discontentedは不満な、solateは慰めという意味。

今日はそんなところかな。

読んでくれてありがとう。

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