朝のこと

福岡の朝。

こう書くと旅でもしてる様だが、
普通に福岡に住んでいる。
福岡の朝は少し遅い。

九州だから当たり前なのだが、日の出が関東よりも遅い。

東京の朝は、朝焼けが空を染めても余りあるようなそんな充実感の溢れた１日の開始が満ちていた。

太平洋の水平線がすぐそこにあるからなのか途方もない真っ直ぐさが足立区の朝を作っていた。

あの空があったから、満員電車を避けるため5時起きし続ける、なんてことが出来ていたのだと改めて思う。


返って福岡は、
標高が全然高くないが、真東に山が座っている。

一面の朝焼けはありゃしない。

日の出と顔を合わせた時のあの眩しさがしっかりブロックされている。

さも"今日この国で太陽を一番に見たのは自分だ！"
なんていうあり得ない傲慢な高揚感に
包まれることも出来ない。
関東、中部、関西〜と回ってきた太陽から
「あ、ようやく起きた？東の方のみんなもう起きてたよ」
って言われてる様なそんな、気持ち。


悲しいけれど、そういえば日本のほとんどの土地はそうなのかもと考えたら、
東京の地形が少数側かなんて思ったりした。

土曜でも、平日と同じ様な予定がある今日

早く出過ぎて時間を潰すタリーズコーヒーの中で、ぽちぽちと思いついたことを書いてみた