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活動レポート「相手の語りを促す問いかけ」

1.概要

ファシリテーターとして大切なかかわりである「問いかけ」について扱った。

普段、問いかけるときに「自分の興味本位」であったり「自分の枠組みに誘導してしまう」といったことはないだろうか?
「自分の興味本位の問いかけ」は相手の話したいことではないかもしれないし,「自分の枠組みに誘導する問いかけ」は自主性を削ぐ可能性がある。

ファシリテーターが問いかけていくことで目指すのは、語りからでてくる言葉から、願いに気づき、踏み出していくことを、援助していくことと考える。

今回はトロイカ・セッションというアクティビティを通して「リアルな相談事」を持ち寄りながらトレーニングを実施した。

2.ゴール

・相手の語りを促す「問いかけ」を身につける

3.プログラムの流れ

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当日は状況に応じて、プログラムの変更にチャレンジした。
ウォーミングアップ①では実習「絵を描いてみよう」では参加者のひとりが視力に障がいがあるのと申告があったので、「グループ名をつけよう!」に変更。
トロイカ・セッションの間のミニレクチャーでは、ふりかえりでの声をふまえて、「ロジャースの中核三条件」について話した。
プログラムの準備は当然必要なことであるが、「今ここで起きていること」を扱っていくことの大切さを再認識した。

4.参加者の声

Q1.本勉強会に参加した理由をお聞かせください

・問いかけを上達させたかったため
・問い力を高めたかった+とっきー主催の会
・「問いかけ」というタイトルにひかれて
・共感が苦手だから練習しようと思って
・「問いかけ」という言葉に魅かれました
・問いについて学びたいと思ったからです

Q2.よかった点や改善点、お気づきの点がありましたらお聞かせください。

・自分達で実際にワークを行い、そこから感じたことを学べた点
・とっきーの臨機応変なファシリチャレンジGoodと思いました。このテーマは回を重ねて開催してほしいなと思います!参加された方々からの学び気づきが多くて本当にいい回でした。また参加させていただきたいです。
全体構成も今日の実際にやった内容はいいと思いました(予定していたのはわかりませんが、、)。休憩の入れ場所も最初の1.5時間が1時間程度だともっといいと思いましたが、他はちょうど良かったです。
・時間の使いかた、ワーク、レクチャー、ダイアログのバランスがいい。しかし、希望としては全体の時間は半分くらいがいい。
・リアルでトロイカセッションしたことは何度かありますが、目線、醸し出すオーラが気になりました。今回オンラインでミュート、ビデオオフでできたのがとても集中できてよかったです。
・ゆったりとした進め方だったところが良かった。共有に時間はもっと対話が出来ても良かったかもね
・全体の構成がしっかりしていて時間通りに終わったことに感動しました。
観察者がメモを取れる一方で相談者とファシリテーターはメモをする時間をとれないため、セッション中に起こったことを詳細に覚えていないことがあるので、どうやるとより深い振り返りにつながるかが気になりました。
・最初のウォーミングアップで参加者のひとりが視力に障がいがあるということで、とっさにアクティビティを変更されたのは感心しました。

Q3.特に、学んだこと、今後に活かしたいと思われたことは何でしたか?

・問いの前提として、相手を良く知る、そこで起きていることを感じることが重要と感じました
・問い力の前に、相手を知ろうとするマインド、聴く+確認する+感じたことを返すをしっかり身につけます。と過去にも何度も考えたり思ったことが、過去のノートを見返すと書いてありました。。。。。道のりは長く感じますが、もっともっと深めていきたいテーマです。
今日は半日、素敵な場を創って参加させていただき、ありがとうございました。
・対話のしかた。
・感情移入しすぎると、自分はアドバイザー的な話の持って行き方になってしまう傾向になりがちであった。あくまでも参加者の話す言葉に耳を傾け、どんな気持ちだったのか、本当はどうしたいのか、相手が紡ぎ出す時を丁寧に待つ、という感覚がちょっと理解出来た気がする。豊かな時間をありがとうございました!とっきー、みなみんの作り出す柔かな場作りも心地良かったです。
・NVCのOFNRの内OFNまでとコルトハーヘンの8つの問いを試すことができてよかった。
・最近、ロジャースの中核三原則を忘れがちでしたので、もう一度基本に戻って確認しながらやってみようと思います。

5.話題提供者ふりかえり

時久 剛(とっきー)

プログラムの進行をしながら、ファシリテーションの基本を再認識できました。入念な準備、今ここを感じ取るアンテナ、引き出しを持っていることが大切なことだと実感しました。また、コ・ファシリテーターの南 良治(みなみん)のフォローもとても心強かったです。
また、トロイカ・セッションを通して、問いかけ以前に、心の持ちようであったり、聴き方の癖について知れたなどの声がありました。
「回を重ねて開催してほしい」との声もいただいたので、プログラムのブラッシュアップをしていきたいと思います。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

南 良治(みなみん)

実際にプログラムを行ってみないと分からない部分もあるので、状況に応じた柔軟な対応が出来るように引き出しを増やすことは大事だ、と感じました。ふりかえりや全体共有の場で、「次回も開催して欲しい」等、次回へのモチベーションに繋がる言葉を頂けました。
ファシリテーター2人で、迷ったり悩んだりしたときにZoomとは別のところでリアルタイムで情報交換出来るようにしていたため、一定の気持ちの余裕は維持した状態で進行できたかなと思います。
参加者の皆さんと共に充実した時間を過ごすことが出来て良かったです。

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