ウクライナで10月1日から「女性の兵役登録」が義務付けられる。最初は、女性の医師、看護師と薬剤師が対象
(狂った国だ。気の毒としか言いようがない。誰も止められないのか)
2023年9月5日
https://earthreview.net/extend-military-service-to-women/
[追記]その後、「学生の動員猶予の停止」に関する法案が議会に
提出されたようです。
徴兵された後に、学校に再入学する男性があまりに多いからの模様。
以下にウクライナ国内ニュースの報道を翻訳しています。
(翻訳)ウクライナ最高議会が
「学生の動員猶予の停止」に関する法案を提出
BDW 2023年9月5日
今度は女性
何だか連続でウクライナ軍に関しての記事となっていますけれど、
何といっても、「連日でいろいろと変更が報じられている」
のです。
昨日以下の記事を書かせていただきました。
これまで、兵役を免除されていた精神疾患、神経疾患などの男性たちにも
兵役義務が課されることに軍規定が改定されたことを取り上げています。
(記事)絶望の局面:ついにウクライナ軍は、
従来兵役を免除されていた精神疾患、神経疾患、HIV患者等にも動員命令。そして「学徒動員」もほぼ確実に
地球の記録 2023年9月4日
なお、この記事では、ウクライナ国防省が、
兵役免除の対象から外すとしたものの中に、
・中等度の短期症状を伴う神経症性、ストレス関連性および身体表現性障害
という項目がありましたが、やや具体的ではない部分があったのですが、
他のウクライナ国内の報道に以下のようにありました。
太平洋戦争中の日本軍でさえ、
結核の患者だけは決して入隊を認められなかったのに
(当然の話として、感染が軍内で広がると困るため)、
ウクライナでは OK のようです。
軽度なメンタル疾患はすべて兵役義務が課されるようです。
それはともかく、上の記事を書いた後、
ウクライナ国内の報道を読んでいて、
さらに大きな変更があったことを知りました。
「女性の兵役が開始される」
ことが報じられていたのでした。
それは、10月1日から始まるのですが、
理由がよくわからないのですけれど、
「まず、女性の医師、看護師、薬剤師から兵役登録義務が開始される」
ということのようです。
複数のウクライナの報道メディアがそう伝えています。
なぜ、医師、看護師、薬剤師が最初なのかはわからないですが、
戦争に関する医療任務と関係していることなのですかね。
医学部、薬学部の学生たちも「卒業と同時に兵役登録義務」が
発生するようです。
現在、ウクライナは戒厳令の渦中ですので
(11月15日まで延長されています)、
すべてが軍中心であるのは理解はできるのですが、
何だか非常に「無茶をしている」気もしないでもないです。
ウクライナの報道をご紹介します。
10月1日から軍に登録しなければならない女性は以下の人たちだ
Уже з 1 жовтня: кому з жінок доведеться стати на військовий облік
focus.ua 2023/09/04
本格的な侵略が始まって以来、
ウクライナにおける女性の軍登録は任意のままだったが、
2023年10月1日から女性の医療従事者(医師、看護師)や
製薬従事者は軍事委員会への登録が義務付けられる。
また、軍事分野に関連する他の専門分野を持つ女性は、
自主的に軍登録できる。
女性の登録方法
2023年10月1日から、
ウクライナの医師、看護師、薬剤師は兵役登録を義務付けられる。
女性については、年齢制限(60歳まで)と軍事医療委員会が
決定する健康状態を考慮し、兵役に適していることを条件に
軍籍に入る機会が与えられる。
軍事登録の手続きは、募集センターで行われる。
このためには、パスポート、医療教育機関の教育卒業証書、
および勤務先からの証明書を提供する必要がある。
徴兵された女性には男性と同じ義務があり、
次のことを行わなければならない。
・兵役に登録する。
・訓練を受ける。
・登録/居住地、家族状況、障害などの変更について
軍事委員会に通知すること。
医学部と薬学部の卒業生について
医学部および薬学部のある教育機関は卒業の 2か月前に、
地区準州の採用センターに卒業生のリストを提供する義務がある。
これらのリストには、
氏名、生年月日、パスポートデータ、納税者番号、登録居住地、専門分野、訓練修了日、および軍事登録専門分野番号のデータが含まれてい
る必要がある。
これらのリストは 10年間保管する必要がある。
医療機関および薬学機関の卒業生は、
卒業後 1か月以内に兵役登録することができる。
この期間内に募集センターに連絡しなかった場合は、
850フリヴニャ(約3400円)から 1700フリヴニャ(約6700円)の罰金が
科せられる。
現在のウクライナの法律では、
医師と薬剤師は軍人登録書類がなければ
雇用されないことに注意することが重要だ。
ただし、徴兵および兵役に関する法律の改正前
(つまり、2022年12月30日以前)に教育を受けた女性医師には
「移行期間」が設けられている。
2026年末まで続くこの期間中、
彼らは強制的な軍人登録なしで仕事に就くことができる。
なお、これまでのところ、現在の法律では、
専門分野、職業、軍籍の有無、徴兵の有無に関係なく、
ウクライナの女性たちは何の障害もなく
海外に渡航することが認められている。
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