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エンドゲーム:米国債の利払いが1兆ドルに達する

SATURDAY, JUL 15, 2023 - 01:00 AM 
Endgame: US Federal Debt Interest Payments About To Hit $1 Trillion | ZeroHedge

今日発表された最新の米財政赤字月次報告には、衝撃的な数字があった。
いや、6月の米政府支出が予想に反して15%増の6460億ドル
(前年同月比約1000億ドル増)となったことではない...。

税収は4610億ドルから4180億ドルへと9.2%減少した。
その結果、TTMの政府税収は7.3%以上減少し、
米国がコビッド・ロックダウン・リセッションに陥っていた
2020年6月以来の落ち込みとなった。

言うまでもなく、政府支出の急増と税収の減少が相まって、
6月の米財政赤字は1年前の890億ドルから3倍近い2280億ドルに膨れ上がり、コンセンサス予想の1750億ドルをはるかに上回った。
どのウクライナの億万長者オリガルヒのマネーロンダリング銀行口座が、
予期せぬ500億ドルの赤字の穴の恩恵を現在享受しているのか、
想像するしかない。
FBIがこの件の真相に辿り着くことはないだろうということは、
全世界で最も保護され監視されているホワイトハウスの中に、
誰が大金を投じたのかさえ解明できないのだから。

毎月の赤字が予想を上回り、1年前よりもはるかに増えているのだから、
今年度9ヶ月の累積赤字が、2020年と2021年の危機的な年を抜いて、
すでに史上3番目の高さになっているのもまったく不思議ではない。

繰り返しになるが、悲しいことではあるが、
上記の数字はどれも驚くべきものではない。
米国が財政破綻への道をますます加速させていることを裏付けている
に過ぎないが、FRBが再び債務をマネタイズせざるを得なくなるまでには
至らないだろう
(ジキルアイランドの連中が、次の数兆ドルのQEを実施するために
今度はどんな金融危機を呼び起こすのか気になるところだ)。

いや、本当に衝撃的だったのは、
最新の財務省月次報告書の9ページ、表3の奥深くにあった数字だ。

この数字は、5,210億ドルだった前年同期の支払利息と比べると
25%以上高い

金利の高騰は、
FRBが様々な資産バブルに何兆ドルもの資金を投入しながら、
あまりにも長い間金利をゼロに据え置いた
2020年と2021年の壮大な政策の失敗を帳消しにしようと慌てたFRBが
引き起こしたもので、昨年3月にFRBが利上げを開始して以来、
基準金利を5%も引き上げている。
5年物国債利回りは昨年初めの1.35%に対し、現在は約3.96%だ。
FRBが利下げを開始しても、満期を迎える債券のロールオーバーが
遅れるため、実際の利払いは当面上昇し続ける。

ちなみに、財務省によれば、
6月末時点の債務残高の加重平均利子はわずか2.76%で、
2012年1月以来この水準を上回っていない。
財務省のデータによれば、これは一昨年の1.80%から上昇したもので、
もしFRBが本当に「より長く」金利を維持するのであれば、
国債の混合金利は1年で4%を超えることになる。

ちなみに、財務省によれば、
6月末時点の債務残高の加重平均金利はわずか2.76%で、
2012年1月以来この水準を上回っていない。
財務省のデータによれば、これは一昨年の1.80%から上昇したもので、
もしFRBが本当に「より長く」金利を維持するのであれば、
国債の混合金利は1年で4%を突破することになる。

それはアメリカにとって完全な災難であり、
32兆3000億ドルのアメリカ債務総額に対する利払いが
12ヶ月以内に1兆3000億ドルに達することを意味する

しかし、アメリカ国債の利子の爆発的な増加が、
来る大統領選挙を前にして大きな話題となるまで、
それほど長く待つ必要もないだろう。
セントルイス連銀のFREDBEAによると、
連邦政府による利払いは現在、史上初めて9000億ドルを超え、
4分の1以内におそらく1兆ドルを超えるだろう。

バイデン政権で最も無能な操り人形の一人(数え切れないほどいる)であるジャネット・イエレン財務長官は、金利上昇の懸念をごまかした

彼女はその代わりに、インフレ調整後の利払いの対GDP比率が
歴史的に低いままであることを強調した。

イエレンの議論の問題点は、
GDPは次の不況
(これはまた次の金融危機の火種となるだろうが、
イエレンはその危機を見ることはないだろう)の後に減少するだろうが、
米国の債務が絶対的にも相対的にも再び減少することはない
ということだ。

要するに、終盤戦に突入した今、
アメリカができることはデッキチェアを並べ替えることだけだ。
all the US can do now is rearrange the deck chairs

Rearranging the deck chairs on the Titanic.
というのが元のフレーズだそうで、
間もなく沈没しようとしてるタイタニックの甲板で
デッキチェアを丁寧に並べ替える行為の愚かさを指しているのです。

この期に及んで細かい細工をするなんて無意味だ。」

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