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ダーイシュとは何者か?

Friday, 21 April 2023 10:46 AM

米国がダーイシュのテロリストグループを「作成した」、
ケネディの甥が認める

Robert F. Kennedy Jr.
speaks at the NH Institute of Politics at St. Anselm College
in Manchester, New Hampshire, the United States, on March 3, 2023

大統領候補のロバート・F・ケネディ・ジュニアは、
アメリカがダーイシュを作ったことを認め、
テロ集団が犯した犯罪とヨーロッパへの数百万人の難民の流入について
ワシントンを非難しました。

"警察は腐敗している。
我々はISIS(ダーイシュ)を作り出した。
我々は200万人の難民をヨーロッパに押し上げ、ヨーロッパの民主主義を
1世代にわたって不安定にした。
彼らはそれをBrexitと呼んだ」と、69歳の環境弁護士は、
ジョン・F・ケネディ大統領の甥であり、
殺された兄ロバート・F・ケネディの息子でもある。

ケネディは、まだ正式ではないが、2024年に再出馬する意向を表明している同党のメンバーで80歳のジョー・バイデン米大統領に挑戦する、
与党民主党からの最初の候補者となった。

最新の大統領候補は、米国主導のイラク軍事侵攻に8兆ドルを浪費した
ワシントンの前政権を非難した。

"この選挙戦の次の18ヶ月間、
そして大統領就任期間を通しての私の使命は、
"今まさに脅かそうとしている、
国家権力と企業権力の腐敗した合併を終わらせることです。
"私たちの子供、紫山の雄大さを商品化し、
子供や人々を化学製品や医薬品で汚染し、資産を剥ぎ取り、
中間層を空洞化して私たちを常に戦争状態にしていくことです。
"と彼は言いました。

2016年8月、当時共和党の大統領候補だったドナルド・トランプも、
当時の米大統領バラク・オバマがテロ組織「ダーイシュ」を創設したと
立件しています。

"多くの点で、彼らはオバマ大統領を尊敬していますよね。
"トランプ氏はフロリダ州フォートローダーデール郊外の
騒々しい選挙集会でこう語った。"彼はISISの創設者だ"。

彼は強調するために、さらに3回この疑惑を繰り返した。

トランプ氏は、ヒラリー・クリントン前米国務長官が
悪名高いテロ集団を創設したと繰り返し非難し、
「ペテン師ヒラリー・クリントン」が実は同集団の共同創設者だった
と述べています。

2011年、クリントン氏はFox Newsとのインタビューで、
米国がアフガニスタンでアルカイダを創設し、
後にテロ集団を壊滅させるためと称して侵攻したと告白している。

「私たちはソ連と戦うために、アフガニスタンとパキスタンで
問題を起こしたのです」と彼女は言った。
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ダーイシュ(「イスラム国」)は今日、
シリアとイラクを拠点とするテロ組織で、恐怖のシステムをレバントを
越えて(リビア、エジプト、アフガニスタンなど)広めようとしています。アル・カーイダのイラク支部から派生したダーイシュは2006年から
すでにイラクで拡大し、2011年以来のシリア政権の断続的な弾圧によって
引き起こされた混乱に乗じて、シリアに勢力範囲を広げました。
構成員の大半はイラクおよびシリアの国籍保有者ですが、
北アフリカ、ヨーロッパ、中東、南アジア、コーカサス出身の戦闘員も
多数います。

彼らの行動は?

ダーイシュは力ずくで奪った支配地域で、過激な暴力の行使によって権力を振るっています。この組織は、特に石油や古美術品の密輸をはじめとする
さまざまな不正取引や、支配地住民の財産強奪によって生き延びています。人身売買からも収益を得ています。少数民族に属する女性や少女を-
特に性的な目的で-奴隷にしています。ダーイシュは少年を徴集して
少年兵にしています。

このテロ集団は入念に練られたプロパガンダを用いて、
イラクとシリアの一部部族の支持を前面に打ち出しています。
しかし実際には、ダーイシュは彼らの見解を住民に
押しつけているにすぎません。
住民は過激主義者ではありませんが、信頼できる代替勢力がないので
支配地域にとどまっています。
シリアではとりわけ穏健な反体制派が掌握する地域への政権側の大量爆撃を恐れて、イラクでは宗派間で繰り返し緊張が高まる中で報復を恐れて、
それぞれ踏みとどまらざるを得ないのです。

現実には、最も多くの犠牲者はイスラム教徒自身(シーア派とスンニ派)で、ダーイシュは彼らに対して女性も子どもも容赦しない恐怖政治を
敷いています。
民族的および宗教的少数派が徹底的な迫害の対象となっています。

その上、ダーイシュはパルミラ、ニムルド、ハトラの古代都市遺跡で
犯罪行為を犯したり、モスル美術館を破壊したりするなど、
人類の世界遺産を故意に破壊しています。

彼らの目的は?

ダーイシュの主張では、シリアとイラクは宗教の原理主義的解釈に基づいた「カリフ制国家」の出発点にすぎず、イスラム世界全体に、
さらにそれを越えて広げるとしています。
シリアやイラク以外のジハーディスト集団
(リビア、エジプト、アルジェリア、イエメン、ナイジェリア、コーカサス、アフガニスタン、パキスタンなど)に忠誠を求め、
これらの集団の一部を「カリフ制国家の州」として紹介する戦略も
そこから来ています。
しかし事実がこの主張を覆します。
ダーイシュはシリアとイラクで抑え込まれ、さらに後退している一方、
外国の「州」も大半のケースでは実際の領土支配ははなく、
普通のテロ集団に属しています。

ダーイシュは彼らの暴虐さや脅威を演出した広報戦略や、
テロ計画(組織が直接出資したテロ、もしくはダーイシュとのつながりを
主張する過激化した個人が自発的に犯行に及んだテロ)によって、
世界中に恐怖をまき散らそうとしています。

ダーイシュの脅威とは?

ダーイシュは3つの脅威を与えています。

1. イラクとシリアの一般住民に対する脅威

ダーイシュがシリアとイラクで、
特に同地域に数世紀前から存在する宗教的および民族的共同体に属する
住民に対して行う犯罪の重大さや規模による脅威。
国連の一連の報告書で強調されたように、これらの行為は非情の限界に
達し、世界中から糾弾と厳しい非難を呼び起こしています。
これらは人道に対する罪、戦争犯罪、さらに集団殺害罪に相当する可能性があり、国際刑事裁判所がこれらの犯罪について管轄権を有します。

2. 地域諸国およびそれ以外の地域に対する脅威

その他のテロ集団の支持獲得(一部はすでにダーイシュに忠誠を宣誓)
 と、シリアとイラク以外に新しい州(ウィラーヤ)の創設をめざす
 政策地域で犯した数多くのテロ
・地域で犯した数多くのテロ
・既存の国境と国家機構の無視

3. フランスおよび同盟諸国に対する脅威

・レバント以外で組織され、実行されたテロ
(2015年11月13日にパリとサン=ドニで発生した同時多発テロは
 ダーイシュが犯行声明を出した)
・外国のテロ集団や過激化した個人に向けたプロパガンダで、
 その他の多くのテロの実行を扇動
・外国人テロ戦闘員勧誘政策
・フランスや在外フランス人に脅威を与えるアピール

2015年12月更新

最終更新日 08/01/2016

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