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インドメディア報道;サウジアラビアが再び米国の「敵」(=ベネズエラ)と握手

2023年6月7日 中国語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
印媒:又一次,沙特与美国“敌人”握手 (baidu.com)

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(MbS)は6月5日、
ジェッダのアル・サラム宮殿でベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領と会談

リファレンス・ニュース・ネットワークは6月6日、
ザ・ヒンドゥー紙ウェブサイトの6月5日の報道によると、
サウジアラビアはベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の公式訪問を
歓迎したと報じた。
石油資源に富む君主国が慌ただしい外交に乗り出す中、
サウジアラビアはまた一つの米国の「敵」と接触した。

これによると、サウジ国営通信は、
マドゥロ氏が4日夜にサウジの都市ジッダに到着し、
サウジ当局者らの出迎えを受けたと報じた。

サウジアラビアは数十年にわたり米国の緊密な同盟国であったが、
両国関係は近年緊張している。
過去数カ月にわたり、サウジアラビアはイランおよび
シリアのバシャール・アル・アサド大統領との関係を修復してきた。

先月、サウジアラビアは西側諸国の緊密な同盟国である
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を
アラブ連盟首脳会議に歓迎した。
しかし数日後、彼らは西側諸国から制裁を受けたロシア高官を接待した。

サウジアラビアは、大国間の競争がますます特徴づけられる世界において
自らの国益を追求していると主張している。
専門家らは、この外交的推進は地域の安定を維持し、
サウジアラビアが主要開発プロジェクトの国際パートナーを求める中、
サウジアラビアのイメージを向上させることを
目的としていると述べている。

報道によると、マドゥロ氏は2018年にベネズエラ大統領に再選された。
ほとんどの野党が選挙結果を認めることを拒否し、
「暫定政府」を樹立してマドゥロ政権に異議を唱えたため、
同国は深刻な政治的・経済的危機に陥った。

米国はベネズエラの反政府勢力を支持し、
これによってベネズエラの政治状況が変わることを期待して
マドゥロ政権に厳しい制裁を課している。
しかし、ロシア、トルコ、イランなどの支援を受けた
マドゥロ政権は制裁の影響に抵抗している。
(構成/イン・シア)

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