四季と追憶
夕方から夜にかけてやっと涼しい季節になった。バイト終わりで最寄駅をおりて、時計が指す時刻は11時27分。AwichのLove me upを聴きながら、電車を降りてゆく人々を見回して半袖の人より長袖の人の方が多くなってきてより季節を実感する。
ここ数年は四季の間隔が短すぎて、暑いか寒いかしかないじゃないか。でも夏を過ぎていくと共にどこか物寂しく感じて、秋を少しの肌寒さと紅葉の色づきで感じる。
微妙に肌寒くて、着る服も厚着すぎず薄着すぎず。どこか曖昧なところもまたいい。
夏が終わると、今後の楽しみなことよりも過去を振り返りがちなのは僕だけかな。
気がつけば大学生活と20歳の半分を終えて、今の自分を去年の自分が想像できただろうか。10年前の2分の1成人式の自分は想像できただろうか。
歳を取るにつれて、自分の中の1年っていう時間がどんどん早く感じて、ましてや大学生なんか本当に一瞬。こんなことを思いながらこれを書いてる深夜の時間は意外と好きだったりして、今まで住んできた場所の思い出だったり、そこでの友達・恋人・好きだった人、ケンカとか嬉し泣きとか。一個何か思い出しちゃうと、他の思い出もぶわぁぁぁって蘇ってきてキリがない。
それと同時に、あの時あーしとけばよかったなとか。こうしてた方が良かったのにとかも思い出すとキリがない。
でもそのおかげで、新しい出会いだったり学びとか気づきとかがあるのかも。そう思うとやっぱり人生なんとかなるっていうのは今の所あながち間違っていないのかもしれない。
そんなオチのない、結論も曖昧な嘆き。
ps: 夜の電車降りて聞いてほしい。沁みる。
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