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水は砂漠で売るのが良い。

正直、こんなタイトルで何を伝えたいのかわかってくれる人はごく一部でしょう。

つい先日、ネットで面白い話を見つけたので共有したいと思い記事を書かせていただきました。

内容としては【価値】についてのお話だと思っていただければ概ね間違いはないかと思います。
ついでにあなたの【価値】についても話していけたらと思います。

水は生きていくうえで欠かせない大切な資源です。
しかし、日本ではその有難みを感じることは少ないでしょう。
なぜか?
それは家に帰れば熱処理しなくても飲める奇麗な水が水道から湧き出る。
コンビニで買うことも出来るし、レストランなど飲食店に行けばタダでお水が提供されることも多いでしょう。
※ちなみに私はコンビニで水は買いません。
日本で暮らしている以上、水がなくて困るといった状況に陥ることは、そう多くはないでしょう。

そんな日本国内なら概ねどこに行っても手に入る水ですら、手に入れる場所によって【価値】には違いがあるというお話をしていきたいと思います。

水は家なら かなり安く手に入れることが出来るでしょう。
ほぼタダと言いたいところですが、水道料金が掛かっている以上、無料ではないので一応格安としておきます。

飲食店なら無料でお水を貰うことが出来ますね。
ただ。これも何かしらの注文をすることが前提にはなってくるので厳密に言えば有料でしょう。

しかし、そうは言ってもこの2つはほとんど費用を掛けることなくお水を手に入れることが出来ます。

では、コンビニはどうでしょう。
コンビニで販売されているのは大体500mlでしょうか?
コンビニでお水を買うことがないので正確な数字は分かりませんが1本税込みで100円いくかいかないか程度の料金ではないかと思います。
水という飲み物1本が100円という値段が高いか安いかは置いておいて、少なくとも家で飲む水よりも段違いに高い事は間違いないでしょう。

お風呂の浴槽は一般的に入浴する際、概ね160~200Ⅼほどの水を必要とするそうです。
500mlの水を320本で160Ⅼ。コンビニのお水でお風呂を焚くとしたら、1回お風呂を貯めるのに約3万円が必要になる計算になります。

月当たりの水道代がこんなにも高くなる人はそういないでしょう。
では、高級レストランだったらどうでしょう。
ある程度、お高いレストランに行くと、お水すら有料になってきます。
私がこの間利用した渋谷のレストランではお水1杯700円でした。
こういったお店になるとコーヒーも1杯1200円程度からとなります。

では富士山の山頂などではどうでしょう。
富士山の山頂近くには自動販売機があるそうですが、そこの自動販売機に売っている飲料は安いので500円からというお話を聞いたことがあります。
もちろんお水も例外ではないでしょう。

では、もしあなたが砂漠で飲料水を持っていたら、それを欲しがっている人がいたらいくらで販売するでしょうか?

逆に反対の立場だったらいくらまでならその飲料水にお金を出すことが出来るでしょうか?

長々と話してきましたが、ここまで出てきたお水はどれも同じ水であり、特別栄養価が高いであったりとか、美味しいとかそういった事は一切ありません。
どこにでもある普通の飲料水です。
しかし、手に入れる場所が少し違うだけでこれだけの料金の差があります。
それは一体なぜでしょう?
答えは【価値】に差があるからです。

この【価値】というのはもっと簡単に言うと需要と供給のバランスです。
一般家庭にある水道から出る水はどの家庭にもあり、供給が需要を大きく上回っている状態です。
コンビニで売っている飲料水も水道水ほどではないですが、今や日本のいたるところにコンビニはあるのである程度供給量があります。

ところが、ここから一気に需要が供給を上回る状態になります。
それが富士山頂や砂漠の中というわけです。

ごく普通に暮らしていればお水に手が届かない環境に入ることはそうないでしょう。
そのため、お水はそう高くなることはありません。
しかし、富士山頂や砂漠の中ではなかなか飲める水に出会うことはありません。
持っていくにしても荷物になり負担になることも多いでしょう。
かといって全く持っていなくても問題ないというものでもありません。
多くの人は負担にならない程度の量を持って富士山や砂漠へと向かうでしょう。
そうなると、たった一本のお水のペットボトルが富士山頂や砂漠で手に入るのなら500円でも1000円でも購入する人はいるでしょう。

ここで何が言いたいかというと、

物の価値は場所が変わるだけで大きく変化する

ということです

そしてこれは人に関しても同じことが言えます。

例えば多くの人が給与が少なくて日常生活で我慢をしています。
もちろん今の日本経済の状況があまり良い状態ではないということも間違いないですが、一番の理由は

貴方が活躍できる場に貴方がいない

ということが一番の問題になるのです。
よく【自分は頭が悪いからこれ以上の高望みはしない】なんていう人がいます。

事実ある程度は年収と学歴は相関関係があります。
しかし、一定の年収を超えるとその相関関係が無くなっていくという調べもあるそうです。

もちろん数で言えば、絶対的に中卒より高卒、高卒より大卒のほうが成功する人数は多いです。
これは学力的な問題というよりもより行動力がある人が高校へ上がり大学へ進学するからです。

話が反れてしまいました。
つまり、あなたは自分が活躍できないと勝手に思い込み挑戦することを諦めているだけなのかもしれないのです。

どのような物や事柄もそのほとんどが需要と供給によって価値が決まります。

貴方に出来ないことと出来ることがあるように、どんな人にも出来ること出来ないことがあります。

年収1,000万円以上稼いでいる人だからと言ってなんでもできるかと言ったら大きな間違いであり、その人はある特定の分野において秀でた能力や知識を持っているだけで、もしかしたら部屋掃除は貴方のほうが出来るかもしれません。
もしかしたら、料理だって貴方のほうが出来るかもしれないし、逆に言ってしまえばその人はその分野以外のことに関しては軒並み平均以下かもしれません。

砂漠や富士山と同じように水【あなた】が高く売れるところは決して多くはないですが、その場所を見つけることが出来ればどんな人でも自分を高く売ることは出来ます。

もちろん見つける事は簡単ではないですが、不満を言いながら何もしない毎日を送るくらいなら是非、自分はそんなことが他人より得意でその力はどんな人に必要とされているかよく考えて、自分を最も必要としてくれる環境を探してみましょう。





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