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礼儀正しさとは?

先日、社内で次世代におけるリーダーを発掘するという研修に参加した。
人間関係を築いていくうえで当たり前に出来なければならない【礼儀】だが最近、徐々に崩壊しているように感じる。

研修を受ける際まず基本的なルールとして三つの基本姿勢というものを提示された。

1 礼を正す
2 場を清める
3 時を守る

当たり前のようだが多様性という言葉の元に徐々に潰されているものばかりのように感じた。
社会で生きていくうえで、自分がどんな立場にあるのか?
それによって必要なスキルも異なってくる。
1つはコンセプチャルスキル。いわゆる管理能力だ。
この能力は問題発見やそれを解決する能力など、抽象的な事柄を扱うことが多く役職が上がるほど、この能力を必要とされることが多い。
2つめはテクニカルスキル。これはもうわかりやすく専門能力のことであり、一般社員などが必要とするスキルで具体的で数値化しやすい仕事が多い。
そして3つめはヒューマンスキル。対人能力だ。
このスキルに関しては一般役職関係なくどんな立場の人でも大切な能力であり、今回テーマとした礼儀に直結する、まさに土台となるスキルである。

ところで礼儀とは一体何だろう?
姿勢を正す事?それももちろん1つの礼儀ではあるが、正しくは
『社会の決まりにかなう人の行動、作法、またそのような敬意の表し方』のことを言う。

礼儀は心の在り方であり、その在り方を示すのが次の5つである。
1挨拶
2姿勢態度
3服装身だしなみ
4言葉遣い
5順序序列

どれも一見すると出来て当たり前のように思うが、社会に出てみるとこんな簡単なことすらも出来ない大人も少なくない。
最近は報連相もLINEなどでする会社も多いだろう。
その際、目上の方に向かってスタンプを使ったり、形式上は敬語にはなっているが所々上司とやり取りするには不適切な文面が混ざるといった内容でやり取りする企業もあるだろう。

もちろんそれを全て強制的に正そうとすると、働きにくい職場であるとか、時代遅れだとか言われてしまうので厳しいだろうが、なんでもありにしてしまうとそれはそれで問題が大きくなってしまう。

実は、企業が無礼な態度によって被る損害というのは一般的に思われているよりもはるかに大きいと言われている。
企業内に無礼な人がいると例えそれを顧客が直接見ていなくてもその企業との取引を控えたり、そういった人が近くにいると真面目にやっている人の思考力を奪うことにもなる。
また、無礼な人の近くにいると人はその影響を受けて無意識で破壊的、攻撃的な思考をしやすくなるそうだ。
その結果、気が病み、仕事に使うべき時間が奪われたり、仕事にかける労力を減らすことになる。

仕事ではもちろんプライベートでも礼儀は人と関わり合っていく中で一生必要になっていく重要なスキルだ。

明日から全てを正せとは言わないが、もしあなたが社会人として様々な人と関わっているのであれば、挨拶や身だしなみなど、すぐに改善できる所から少しづつ改善するよう心掛けよう。

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