見出し画像

【円】を軸に考えるから投資が考えられない日本

ここ最近ずっとニュースになっている話題。
エネルギー価格の上昇、物価の上昇、それに対し上がらぬ給与。
そして、様々なメディアで投資について話をされることが多いため、長らく投資から距離を置いていた世代も少しずつ投資を行うようになってきた。

それでもまだ【投資は怪しい】という人が少なからずいるがその根本原因はその人たちの基準が【円】になっているからだと最近感じたのでその件に関してお伝えしたいと思う。
ここで話すのはあくまで『労働』により得たお金であり、投資などは考えないこととする。

いまほとんどの国で通貨が円なのかドルなのかと言う話は傍に置き、お金を使用して物やサービスのやり取りをしているだろう。
ここ最近、私が住んでいる所も最低賃金が上がったようで、基本給が少しばかり上昇した。
単純に考えれば嬉しい話だが、経済を通して見ると必ずしも嬉しい状況とは言えないのが事実だ。

先ほども記述した通り、エネルギーや物価高が続き、同じ給与を貰っていたとしても、『2023年11月現在から考え』1年前と現在とでは買えるものが変わってくるだろう。

アメリカの金利が上がったことで円安も進み、海外の人が日本の商品を買うのはとてもお買い得になったが、日本人が海外のものを買うのはハードルがあがった。十数年前は1ドルあたり70円台であったことを考えると現在の円の価値はドルと比較した際およそ半分にまで価値後下落しているということになる。

日本は島国で海外との交流というのは自発的に動かなければ、なかなかない事だからこのように言われてもあまりピンとは来ないだろう。
これを例えば給与をドルで考えたとしよう。
調べたところ最も相場が低かったのは2012年1月の1ドル76円台だったようなのでこれを基に計算をしてみる【1円位以下の単位は切り捨てて考えます】

ここから先は

1,179字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?