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育児をしていて面白かった絵本あれこれ

現在1年間の育児休業を取得している中で、出産祝いや図書館などで二十年以上ぶりに絵本と触れるようになりました。
子供の頃に読んだことのある本や初めて読む本などたくさんの絵本を読み聞かせした中で、読んでる自分が楽しかったものや子供(0歳児)の反応が良かった物などを備忘録的に書き留めておきたく本項を作成しました。

子供の反応が良かった絵本

①もいもい

会社の同僚に出産祝いで頂いたのですが、これがまぁ赤ちゃんの視線をほぼ100%で奪うグズり防止の特効薬みたいな絵本でした。筋立てはなく、表紙にもある勾玉のようなデザインが「もいもい」という文章と共に増えたり大きくなったりするといったものになります。
我が家ではあまりのハマり具合に「赤ちゃんの読むドラッグ」という名誉ある称号を冠しています。

②めっきらもっきら どおんどん

男の子が妖怪?のいる世界に迷い込んで、人懐っこい妖怪3人組と遊ぶといった話なのですが、色使いがカラフルな点や絵がダイナミックで目を引くのが赤ちゃんにも良かったようで、すごくケラケラと笑ってくれました。
何よりタイトルにもある「めっきらもっきら どおんどん」といった歌やセリフが楽しげで、読んでる大人もつい節をつけて面白おかしく読んでしまうのが親子で楽しい作品でした。

大人が読んでも心が動く作品

①おこだでませんように

親に刺さる一冊かと思います。というか僕は読んで泣いてしまいました。主人公と同じ気持ちを子供の時に感じてたはずなのにいつの間にか忘れて、今親として子供と接している自分がいる・・・。うちの子はまだ赤ちゃんなので怒ることはないのですが、どの年齢であっても行動には理由があってそれを頭ごなしに大人側の視点で判断してはいけないなと襟を正す思いで読みました。育児に悩んだその時に繰り返し手に取りたいなと思いました。

②はなをくんくん

ほぼモノクロで一見地味な絵本なのですが、ちゃんとモノクロなのことに理由(冬から春への移ろいの表現)があって、すごくまとまった本でした。森の生き物たちのセリフの繰り返しの気持ちよさや、タイトルの「はなをくんくん」という五感(嗅覚)を意識させる台詞。色を見て、クンクンと鼻を意識して、ページをめくってと、感覚を豊かにしてくれる素敵な絵本でした。

読み聞かせをして絵本に思ったこと
上記以外にも、超メジャーなタイトルから3ページで終わるような短編まで沢山の絵本を読みそのどれもが面白く、まとめだしたら正直キリがないので親になって初めて読んだ4作品をピックアップして書きました。
やっぱり名作と言われるような自分の子供の頃からあるような作品には心に刺さるセリフやストーリー、目を引く色使いやタッチといった何かしらの魅力があるのだなと思いました。
また大人の読書と違い、一回読んだらおしまいではなく発達に合わせて指差しを交えて読んだり、子供自身がページをめくれるようになったら自分のペースで読み進めたりと同じ本でも読み手のアプローチが変化していくのも絵本の楽しさだなと感じました。
選書の基準も、今は0歳なので物語性以外の部分も注目するようになりました。例えば…
・色使いがビビットか?
・絵が大きい?
・絵本自体の角が丸くなっているか?
・重くないか?
といった事です。

今後、子供が成長していけば子供からお薦めされる本との出会いも増えていくのかと思うと楽しみだなと思いつつ、この記事を締めたいと思います。

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