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ブルックスハイペリオンエリート3はすごいぞ!テンポvs エリートv3比較動画


BROOKS ハイペリオンエリート3のご紹介

みなさん、こんにちは。ジャストフィットのお手伝い、藤原商会代表 シューズアドバイザー藤原です。

さて、今回はすでにラントリップ動画でもご紹介しているブルックスハイペリオンエリートv3ですが、

使っているうちに可能性を感じるシューズだと思えてきているので再レポートしようと思います。

今回は、ベンチマークシューズとしてBROOKSのシンプルテンポアップランシューズ、ハイペリオンテンポと比較、パワメーターのスコアで分かりやすく咀嚼してその良さを解説しようと思っております。

では、早速、『ブルックスハイペリオンエリート3はすごいぞ!』を今回はお届けしたいと思いますよ。

ハイペリオンテンポと比較してテスト

テストランでは、どちらのシューズも2分間、1K4分10秒のペースから、10秒づつ、6段階ビルドアップして3分20秒まで、STYLDパワーメーターをつけてデータを取りました。

はっきり言っちゃいましょう。テストの結果は、ブルックスハイペリオンエリート3、すごいぞ!とまさにそんな感じです!

正直、このシューズ、デシレ・リンデン選手が女子50Kロード世界最高を出したシューズですが、その他のエリート選手による目立った成績が限られている印象、
29700円、約3万円という価格も相まって、その注目度はそう高くないと言っていいでしょう。

ただ、すでにラントリップ動画でもレビューしたんですが、3分30秒のスレショードペース(閾値走)での感触は、V2とソールユニットは変わってないはずであるのに良かったし、アッパーもBROOKSらしいとても良いフィット感でしたし、コレ、わたしのマラソンペース以下からあげてみたら、一体どんなスコアが出るのかな?という素朴な疑問からスタートしたんですよね。

垂直振動・LSSが高スコア

ちなみに、ペースが速くなるにつれて、ピッチ、ストライドなど変化するスコアがほとんどですが、今回は変化が少ないスコアに注目して分析してみました。それが、垂直振動(VO)とLSS(レッグスプリングスティフネス)の2つです。

ちょっと難しい言葉が出てきてしまいましたが、垂直振動はシンプルに素材のバウンドです。数値には個人差があるものの、バウンドが高ければ、アドバンテージがあるということになるのはイメージできますよね

そして、LSSはスクワットポジションでの余裕度、着地での余裕度の目安にしているスコアです。

今回の発見は、やはり、素材自体のバウンドが結構出ていたことです。

ハイペリオンテンポが8cm台であるのに対して、エリートv3は、9cm台。これははっきり言って、他社シューズと比べても良いスコアですね。

スーパークリティカルソールなのもポイント

これは素晴らしい!

カーボンプレートも相まって、素材のバウンド、反発弾性が高く、わたし自身もそれをうまく活かしているスコアだと感じます。

この日は調子が良かったのかな?と思うぐらい非常に高い数字はLSSも同じ。ハイペリオンテンポでは少しずつ高まるようなスコア推移でしたが、エリートでは4分10秒から多少ピークあるものの安定して高いスコアだったのが象徴的でしたね。

このシューズは、ミッドソールの一般的な素材EVAを特殊加工した超臨界EVA、スーパークリティカルソールという素材の特性上から言っても、反発弾性は多少劣るものの、安定感のアドバンテージは、ZOOM Xなどスーパーシューズの素材、いわゆるペバックスフォームよりはあるはずです。

しかも、収集したデータでは反発弾性も良いスコアだったではないですか!

YouTube動画です!確認してください!

どんなランナーにズバリ合うか?

ズバリ、どんなランナーに合うのか、VOのピークは3分50秒、LSSのピークは3分30秒付近で現れたことを考えますと、サブ3.5を目指すランナーからサブエガランナーまで、かなり幅広いランナーのレースデイシューズになると思えます。

まあ、キロ3分まであげてデータを取れてませんし、実験人数はわたしだけですし、2時間30分を切るような市民エリート、またはトップランナーにも効果がある、とまで断言できませんが、少なくともV1からV3へのアップデイトで進化したことは間違いないですね。

他社も含めたスーパーシューズはどうもうまく使えなかった、または、それらはちょっと自信がないランナーには、本当にピッタリなレースシューズ、それがBROOKS ハイペリオンエリート3ですね。

是非レースデイシューズを検討する上で候補に入れて欲しいと思います。

わたしも一度レースで使ってみたいです、10Kあたりでどんな実力が出るか、楽しみです。
シューズアドバイザー 藤原でした

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