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理想を伝える

自分の中の理想(期待)と現実(相手の行動)が擦り合わない。
そうするとその相手に対して文句を言ったり、不機嫌な態度をとったりしてしまうことがあります。
自分からすれば相手の行動が変わることが正であり、相手側に問題があるという捉え方をするのが自然です。
でも、文句を言ったら人の行動が変わりますか?

相手の立場に立って考えてみるとわかりますが(自分自身も相手側の立場を何度か経験しているはず)、「なんかすごい不機嫌になってるからよく分かんないけど、なんかしたほうがいいんだろうな。」程度にしか思え図、根本的な「なぜ」を理解していないので表面的な態度の変化しか起こせません。
そしてその表面的な変化は長続きしません。その人にとっては一時凌ぎであり、続ける意味がないからです。

そうして結局のところ、相手からすればあなたが何をそんなに不満に思っているのかわからないし、あなたからすればどうして自分の期待通りにならないのだと不満を溜める。というのが延々と続きます。

ではどうしたらいいのか。
それは自分が何を考えているのか。なぜそうして欲しいのかをきちんと伝えることです。「伝える」と言うのは「押し付ける」ことでも「同意させる」ことでも、「納得させる」ことでもありません。
「ただ伝える」ことです。
「自分はこう思っている。こういう理想を持っている。だからみんなにこういうふうになって欲しいと思ってる。」と伝えて、それをベースに理想の共通認識を作りましょう。とにかく会話をすることが重要です。
自分には自分の理想があって、それは相手にとっても同じです。
なぜそう考えるかが分かれば、「理解」しあい、「共通認識」を持つことができるはずです。

これをしたら万事上手くいくというものではなく、あくまで理想に近づける可能性を高めるための一つの方法です。
ただ、何か物事が上手くいかない時、相手にだけ何かを求めるのではなく自分自身まだ何か足りないことがないかを今一度見つめ直してみることは常に意識できるといいのだと思います。

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