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"ワルキューレ"という存在

私は普段Juice=Juiceのことばかり語っていて、noteを見てくださっている方もJuice=Juiceファンの方がほとんどだと思います。

私にはJuice=Juiceと同じくらい、もしかしたらそれ以上の熱量をもって愛している音楽ユニット「ワルキューレ」があります。

2023年に「ラストミッション」と称して一旦のファイナルライブを行ったワルキューレ。
ラストミッション千秋楽のライブビューイングに参加し、コンプリート盤10時間を見終わったワルキューレファンがワルキューレについて語り尽くしていきたいと思います。
とんでもない長文になってしまうと思いますが、ご興味のある方は是非。

1.(主に現実の)ワルキューレの歴史
2.ラストミッションの感想

この2つを喋っていきます。

(Juice=Juiceやハロー!プロジェクトが好きな方は絶対にワルキューレのことも好きになると思います。もしお時間があれば、YouTubeにいくつかライブの映像が上がっているので、ご覧になってみてください)


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まず1つ目に、ワルキューレとは何者なのか。

皆さんマクロスシリーズはご存知でしょうか?アニメを中心に展開されている、戦闘機アクションと歌を掛け合わせた独創的なSF作品で、マクロス7やマクロスFを見ていた方も多いかもしれません。
ワルキューレはマクロスシリーズ最新作の『マクロスΔ(デルタ)』において戦術音楽ユニットとして活動している5人組女性グループです。

メンバーは、

①💜美雲・ギンヌメール/JUNNA(声優は小清水亜美が担当)
圧倒的歌姫。当時弱冠15歳の中学生が歌姫としてスカウトされた。グループ最年少。
現在ではソロシンガーとして活動中で、全国ツアーも決定している。

②❤️フレイア・ヴィオン/鈴木みのり
8000人のオーディションを勝ち抜いたマクロスΔのヒロインでありもう1人の歌姫。
現在では俳優・声優・歌手として活動中。ポケモンのリコやアイマスの藤原肇、プロセカの東雲絵名など。

③💛カナメ・バッカニア/安野希世乃
ワルキューレのリーダーであり、ワルキューレの歌唱の縁の下の力持ち。
マクロスΔ以前以後も声優として数多くの作品に出演。歌手活動も。

④💚レイナ・プラウラー/東山奈央
小さな身体ながらダンスでワルキューレを支える。どんな状況でもキャラ声を崩さないプロ。
声優としてだけでなく、活動6年目を迎える歌手としても多くの活動をしている。

⑤💗マキナ・中島/西田望見
きゃわわな声とムードメーカーっぷりでワルキューレを多面的に支える一児の母。
フリーランスとして声優活動やアパレルとのコラボなどを行っている。

の5人で結成されました。
(Juice=Juiceファンのみなさん、なんだかどこかで見たことのある5色ですね?)

結成当初、安野さん東山さん西田さんの3人は「ワルキューレは美雲とフレイアがメインで、あなたたちはバックコーラスです」とはっきり伝えられたそうです。
しかし監督やプロデューサーが思っていたより3人とも歌が上手かった(上手くなっていった)ことから、難しいハモリやコーラス、そしてメインパートも担っていくようになりました。

また、CDでは難しいハモリを録音したもののライブでやらせるつもりは無かったプロデューサーに対して、
「CDでやれたことをライブでやれないのは嫌」
と言った5人。
このライブへの意志がワルキューレの運命を変える1つの魂になりました。

この言葉から分かるように、ワルキューレはハモリやコーラス、台詞部分まで全て生歌です。そしてほとんどのライブイベントで生バンドをバックにし、ダンスも踊りながら超高クオリティな歌唱をしています。
これがワルキューレが人気を博した1番大きな理由と言えるでしょう。


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マクロスΔは2016年にTVアニメとして放送された作品です。
マクロスシリーズ初のユニットとして活動したワルキューレは、前作Fのシェリルとランカという2人の歌姫の人気も相まって、当初は否定的な意見も多く見られました。
しかしその歌唱力の高さから徐々に評価を上げ、アニメ放送中に1st LIVE・Zeppツアーを行いました。
ただし名作だったFと比較されたこともありアニメ自体はあまり評価されず、ワルキューレも短期間で活動を終えることが予想されていたのが事実です。

2017年1月、既に現実のユニットとしてかなりの人気を博していたワルキューレは横浜アリーナで2nd LIVEを2days行いました。
TVアニメが終了していたことから、制作陣もメンバーもこのライブが最後の活動となると覚悟して挑んだ2nd LIVE、特に2日目は、ワルキューレの伝説として語り継がれる感動的な名ライブになりました。


しかし。
このライブを見た監督が打ち上げで「ここまで頑張ったワルキューレをここで終わらせてはいけない」「許されるならΔを続けたい」とスピーチします。
他の制作陣も監督と同じく「ここで終わらせてはいけないんじゃないか」という気持ちをもっていたといい、同年夏には劇場版の制作が決定、翌年には『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』を公開することになります。

ワルキューレは土壇場から活動を継続することになったのです。

2017年のROCK IN JAPANに出演し、そこで劇場版制作を発表。
2018年に劇場版が公開されると、映画を引っ提げて再び横浜アリーナに返り咲き、3rd LIVEを行います。大盛況に終わりました。

その後新たな劇場版の制作も決定し、2019年は単独ライブは無かったもののイベントへの出演もあり、2020~21年への期待が高まっていました。


─2020年と聞くとほとんどの方が察すると思いますが…まさに、新型コロナウイルスです。
夏にZeppツアーが予定されていましたが、当然延期。12月~21年1月に観客の規模などを大幅に縮小して行いました。

2022年にはなんとか劇場版を公開。未だコロナ禍で発声禁止ではありましたが、映画を引っ提げて幕張メッセで2daysライブを行いました。映画のストーリーをなぞらえた美しいライブでした。


公開された劇場版第2作
『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』
この映画は「今後ワルキューレが5人で活動することはない」終わり方をします。(バッドエンドではないです)(解散でもない)

現実でも沢山の活動をしているワルキューレですが、あくまでアニメのキャラクターとしての活動にすぎません。

アニメのワルキューレ5人が5人としていないのであれば、現実の5人も終わらなければならないのです。

2023年。
「ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 〜Last Mission〜」
と銘打って開催が決定したラストライブ。
有明アリーナで2日間、丸善インテックアリーナで2日間、幕張メッセで2日間、計6days行い74,000人を動員したこのライブで、現実のワルキューレの活動は一旦、幕を下ろしました。

先日も鈴木みのりさんとJUNNAさんがマクロスのイベントに出て歌唱されましたが、鈴木さんは「鈴木みのりとして歌った」と仰っていました。
5人が揃って、単独ライブで、そして"ワルキューレとして"歌を歌うことはもう長らくないでしょう。

ただ、いつかはあります、必ずあります。
アニメでも現実でもワルキューレは解散していません。ずっとワルキューレです。
2017年に終わるはずだった運命を2023年まで引き伸ばしてみせた彼女達ですから、どんな運命も変えられます。
もし最近興味を持った方がいたら、その灯火がたびたび弱くなってもいいので、決して消さないでくださいね。

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…といったように、ワルキューレは8年間に渡り5人で歩みを進め続けてきました。

ここからは、そんな歩みをアニメ放映時から見届けてきたファンがラストミッションについて語っていきたいと思います。


マクロスΔファンの方に最初にひとつ断りを入れておきたいのですが、私はマクロスΔやマクロスシリーズのファンではありません。
もちろんアニメや映画は見ましたが、作品に対しての知識や愛はお世辞にも多いとはいえません。
あくまで現実世界のワルキューレのファンであり、この記事で作品に触れることはほとんどありません。ご了承ください。
(千秋楽中心に話しますが、初日の話もごちゃまぜにして話してしまうと思います。その辺りもお許しいただけるとありがたいです)

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初日一恋のええ〜!?は3rdで舞台が動いた時のざわめき並に何度でも聞けるやつですね。「始まりの曲」という意味では予想できそうなものなのに、本当にほとんど予想を見なかったし私も予想外でした。
2曲目ルンピカも個人的には予想外でしたがみなさん予想されてたんでしょうか?

千秋楽でいうと、円盤だと綺麗に補正されてますが一恋ルンピカあたりのJUNNAちゃんはかなりヤバそうでした。5日目に行ってた人のSNSの情報で5日目もしんどそうだったのを知っていたので、ライブビューイングで心配しながら見ていました。

個人的にラスミのセトリで1番好きなのはルンピカ→破滅の純情です。ワルキューレの主人公が一瞬でみのりちゃんからJUNNAちゃんに変わるのがたまらない。

千秋楽のJUNNAちゃんへの心配は破滅の純情でぶっ飛びました。
「純情!!!!!」のシャウトは彼女の歌手人生で確実に1番と言えるものだったと思います。映画館で3曲目にして泣きました。
破滅の純情を歌っているJUNNAちゃんが世界で1番好きなので、(これからしばらく聞けなくなるのは寂しいですが)ぶちかましてくれて本当に嬉しかったです。

ここでワンポイント自分語りをすると、ワルキューレはもちろん箱推しですが歌唱面でいうとJUNNAと安野さん寄りです。感想もその2人中心になるかと思われます。

絶対零度のポルタメントも最高でしたね。
ポルタメントでいうとダンムンがワルキューレの中で私の1番好きな曲なので、アンコールでの1回しか聴けなかったのが寂しかったです。もしかしてそんなに人気曲じゃないんですか。

初日の唇の凍傷のざわめきも良かったですね。あれは近すぎます。ワルキューレは本当にファンに近付いてくれますよね。大好きなところの1つです。
誰1人として無理に手伸ばしたりしてなくて、オタクって可愛い。

いけボのイントロは本当にテンションが上がる。個人的にはワルキューレと言えばこの曲です。
最近の曲はハモリが厚すぎるがゆえに誰がどこを歌っているか分からないレベルまで到達していますが、この曲のシンプルな安野さんのハモリは一級品です。

ワルキューレがバンドをめちゃくちゃフィーチャーしてくれるところ、ワルキューレの大好きポイントTOP3には入ります。
長くギタリストやってても、なかなか有明や幕張のセンステで好きにギターソロ弾く経験はないんじゃないでしょうか。
ワルキューレが好きな人のほとんどは、ワルキューレバンドも含めてファンなんじゃないかと思います。ちなみに私はドラムの佐野さんが推しです。ここまで見てるハロプロファンの方はいらっしゃるんでしょうか。『大器晩成』のドラムは佐野さんが叩いてるんですよ。アプカミ(MUSIC+)にも出演されてます。職人業でかっこいいのでぜひご覧になってみてください。

ワルアタの落ちサビからのJUNNAちゃんが破滅の純情のJUNNAちゃんの次に好きです。
鈴木みのりvsJUNNAの構図が最強。

AXIA→GIRAFFE BLUESの流れは何回聴いても美しい。
もしまたいつかライブが行われてこの2曲が歌われることがあっても、もうそれは単純にワルキューレの曲としてであってメッサーへの弔いにはならないだろうと思って聴いていました。最後の弔いだろうと。きちんと弔いきれたかな、まだ分からないような気もします。

GIRAFFE BLUESのアウトロもさすがの楽器隊。この楽曲の持つ意味を完全に消化しきっていました。

さあそしてヤミキューレ。
JUNNAちゃんはオーディションの頃の落ち着いた歌い方からロックシンガーとしての歌い方になって、みのりちゃんは役者としての表現力が格段に上がり昔のように鈴木みのり=フレイアではなくフレイアがみのりんごの持つ役の1つになって。
そんな今、2人のその一面を活かす方法としてヤミキューレは完全に正解だったと思います。

また個人的に、ワルキューレは美雲が主人公になって、アニメの主人公のフレイアが美雲のライバル役になる構図が1番好きなので、ヤミキューレ、特にDiva in Abyssがたまらないです。滅びは快感〜チュッ。

(ハインツ様歌うめ〜。)

さてないないないあるのJUNNA殺しゾーン。ワル裏の最初のJUNNAちゃんの歌声と歌詞はいつ聞いても泣いてしまいます。6日間やりきったJUNNAちゃんもすごいけど、地味にこの辺りの曲はハモリやコーラスに加えてダンスもヤバいので全員本当にすごい。
初日ワルとまの次にワル裏が始まった時の悲鳴が面白すぎる。
千秋楽、ついにのぞみるのプロポーズ改め土下座が報われて映画館で声出して喜んでしまいました。
安野さんの落ちサビで永遠に飯が食える。

あと、度々ある間奏やアウトロでダンスパートになった途端なおぼうがセンターになるフォーメーションとても好きです。ワル裏など。

リボーンの頃からバンドが楽曲の繋ぎをよりこだわり始めたような気がします。たくさんの曲が1つになってライブが完成している感覚が強く感じられるので好きです。

Absolute5、本当に好きな曲です。歌詞ももちろん、ベースがやかましくて良い。
私は衣装やセトリ、演出など全てで3rdが1番好きな公演なのですが、3rdのAbsolute5が本当に好きで好きで。カメラワークも素晴らしいんですよ。みなさん見返してみて下さい。
今回の公演では3rdより歌詞が痛く突き刺さりました。ほどけて散るのなら全てが終わった後にして。

本編ラストのルン花。ルンピカを越えるラスト曲なんてないと思っていましたが、この曲本当に素晴らしいですね。楽しくて元気なのにお洒落でちょっぴり寂しくて。

この曲でされるバンドメンバー紹介も多幸感に溢れてて大好きです。
佐野さんのニコニコ笑顔助かる。
3rd以降のライブばかり聞いていたので外園さんのイメージしかなかったですが、黒田さんのギターも最高ですよね。ツインギターとして復帰したの激アツ展開がすぎる。
やっぱりBOHさんのベースはキモくて大好きだし、マニピュレーターがバンドメンバーとして紹介されるのも良い。
西脇さんがバンマスじゃなかったらワルキューレの音楽は絶対にここまで高レベルなものにならなかった。本当にありがとうございます。


ということでここで本編終了。長いのか短いのかもはや分からないまま過ぎていく時間です。


千秋楽アンコールはリボーンソロメドレー。
無限大DRIVEはハチャメチャロックなので当初の美雲のイメージからは生まれ得ない曲で、本当に美雲=JUNNAなんだなぁと思います。

クールな美雲がロックソングなのに対して元気なフレイアがバラードなのがワルキューレの深みを物語っていますよね。今考えると、風は予告なく吹くが本編セトリに無かったのは個人的には意外かもしれません。

カナメさんソロ曲は妙な昭和歌謡感が魅力。振付地味ムズ曲らしく、いつもちょっと緊張しながら見ています。

マダマニアのハモリが好き。「ヤダマキナ」声出しでできたの本当に良かったですね。

出た楽器隊白目ソング。レイナのソロ曲は一見静かなのに本当にぶっとんだ曲ばかりで…でもそれがレイナっぽくてかっこいいですよね。

私はアニメより中の人のライブを見すぎてるせいでワルキューレの歌を聴いてキャラの顔を思い浮かべることがあまり出来ないのですが、千秋楽のみのりちゃんの「愛してる」は本当にフレイアの声にしか聞こえなかったしフレイアにしか見えなかったです。


そして最後のMC。
めちゃくちゃ長かったけど、演者本人の気持ちを知れるのはいつもアンコールのMCだけなので、想いを全て聞けて嬉しかったです。

アンコール衣装着ないのか、と思っていましたが、このMCであぁ5人は5人で結婚するんだ!と気がつきました。この気付きは合ってるんでしょうか。

まず安野さんのMC。
リーダーとしてファンへの感謝をたくさん伝えてくれました。感謝はこちらが言わせていただきたい。本当〜〜にありがとうございます。
ライブを作ってくれたスタッフの方々、バンドメンバーの皆様にも感謝してもしきれません。
ただの同業者でも友達でもないソウルメイト。5人を表すのにぴったりの表現だと思いました。誰も引き離すことはできないんだろうなと思います。
40年後も絶対ライブしてください。西脇さんとか佐野さんだいぶ洒落にならない年齢になるけど。100歳になっても演ってくれるよね。いつまでも待ってます。

次はなおぼうのMC。
ライブ本編中のみんなは本当に楽しそうで、誰も泣いたりなんてしないんじゃないかと思うほど笑顔が輝いていましたね。
解散でも卒業でも無いって言ってくれたことも嬉しかったですが、「やっぱり終わりたくない」「どこまでもワルキューレは行けると思う」って素直に言ってくれたことが1番嬉しかったな。ありがとうございます。
その上で「物語の終わりと共にユニットも幕を下ろすのはとても潔いこと」「最後と言える機会を与えていただけることが本当にありがたい」と言えるのが最高に素敵でかっこいいです。なおぼうの言葉は美しい。

次はのぞみるのMC。
年少組は一般オーディション組だけど元々歌が上手くて、安野さんもなおぼうもステージ経験豊富な中、恐らくのぞみるは仕事で歌ったり踊ったりすることは無かったんじゃないかと思います。そんな中支えてくれたなおぼうの存在は本当に大きかったんだろうなと。
きよのんはマジで友達って感じ。素直になんでも言い合える友達が仕事仲間にいることは本当に大きいことだと思います。
JUNNAちゃんは可愛い、わかる〜。喋ると可愛いのに痺れる歌声が最高ですね。もうお2人は結婚ということでよろしいですか?
みのりちゃんの歌声の持つ想いやパワーは本当に素晴らしいです。その分みのりちゃんが抱えている苦しみを受け止めてあげられる、のぞみるの器の大きさはすごい。

次はJUNNAちゃんのMC。
もう全然みんな泣いてるからね。泣いていいよね。
JUNNAちゃんがマクロスΔの歌姫になってくれたこと、そしてJUNNAちゃんを美雲に選んで説得してくれた人達に本当に感謝しかないです。長い歴史がある作品なぶん、それを知らない自分が担当してもいいのか悩んだと思います。でも、JUNNAちゃんがいなかったらワルキューレは、マクロスの新しい歴史は作られていなかったと思うと、全ては運命だったんだなぁと。
JUNNAちゃんがライブであまり喋らなかったのは、演技が苦手だからじゃなくて小清水さんの声があっての美雲というこだわりからだったのはかなり衝撃でした。それでも最後の影ナレは小清水さんからの提案でJUNNAちゃんも含めて言ったという話は、涙無しには聞けないです。
終わりたくないって、これから先も私は美雲で、ワルキューレがお家なんだって言ってくれることが本当に嬉しい。
美雲として歌うJUNNAちゃんが大好きです。

最後はみのりちゃんのMC。
フレイアを演じる中で、そしてフレイア以外にも役が増えていく中できっとたくさんの苦しみを抱いていた中で、心の中から「幸せ」って思えることがどれだけ素敵なことなんだろうか。
鈴木みのり=フレイアの方程式はいつからか崩れて、ただそれは決して悪いことじゃなくて、でもきっとそれにたくさん苦しんで。そんな今のみのりちゃんが演じるフレイアは本当に素敵なフレイアだと思っています。
ドキュメンタリーで、終演後にマクロスシリーズの新作制作が発表されたスクリーンを見た時のみのりちゃんの顔が忘れられません。マクロスΔの物語は本当にここで終わったんだと、私もその時感じました。
みのりちゃんは8年間の歴史でフレイアをやりきったと思います。もちろん一生フレイアであり続けることは間違いないんだけど、でも、きちんと彼女の物語の幕を下ろすことができたと思います。それは本当にすごいことです。
やり遂げたみのりちゃんを心から尊敬します。


『りんごのうた』から『ALIVE〜祈りの唄〜』、そして『宇宙のかけら』。
言葉で言い表せないほど、世界でいちばん美しくて完璧な時間でした。マクロスΔが、ワルキューレが、ここで完成した音が聴こえた気すらするような素晴らしい時間。もう二度と見られないと確信できる時間。


そして本当に最後の曲は、
『恋!ハレイション THE WAR』。
始まりの曲を1番最後に持ってくることが、終わりじゃないことを示しているようで素晴らしい演出でした。


恋ハレを歌い終わったら最後にみんなで会場を回って、JUNNAちゃんの言っていた影ナレが入って、本当の本当に最後。


半年以上経った今ですらあまり実感がありません。これから日を増す事に寂しさが募っていくんだと思います。でもそれは同じだけワルキューレを愛する気持ちも募るということだと信じています。


言葉にしようと思えばどれだけでもワルキューレに対しての愛を紡ぐことはできますが、今回はあまり長く語らないことにします。


美しく幕を下ろしたワルキューレがいつかまた地球に戻ってきてくれることを願って、私はワルキューレを愛し続けます。


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長文になってしまいましたが、ここまでお読みくださった皆さま本当にありがとうございました。
これからも一緒にマクロスΔを、ワルキューレという5人の女神を、愛していきましょうね。


"銀河に女神の祝福を!"

"超時空ヴィーナス!!!!!"

"ワルキューレ!!!!!でした!!!!!"

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