【配信のネタバレはなし】今更だけどサロメ嬢3Dお披露目配信に感動した話をまとめておく

文責：HAL

あらかじめ断っておくが、私は普段ほとんどVtuberの配信を見ない。
あれ、最近VTuberってTRPGよく配信してない？TRPG好きなんじゃないの？と聞かれるかもしれないが、毎週末のようにやっているTRPG配信は、自分が遊んだことのないシナリオである場合が多い関係で見ていない。CoC同人シナリオの『クロノワール・メテオライツ』も元ネタがわからなくて遊ぶのを後回しにしている。
私が主に見てきたVといえば、ガッチマンVの配信、黛灰の生前葬配信、周防サンゴが志摩スペイン村をバズらせた時の配信……と言ったところだ。わかる人にはわかるかもしれないが、要は、Twitter（現「X」）でバズったものを興味本位で見にいく場合が多い。

そんな私が、この一年唯一チャンネル登録し、可能なときは配信をリアタイしてきたのが、昨年5月に御爆誕遊ばされた、サロメ嬢こと壱百満天原サロメだ。

折しもあれ、昨年の5月、私は（個人比）忙しく、精神的に参っていた。キヨのブレーキ音もといゲーム実狂……実況をうるさいと感じたら疲れている証拠、と私は常々思っているのだが、たしか昨年の5月は彼の動画を2、3回見れたかどうかだったと思う。
サロメお嬢様の配信と出会った日、私は真昼間からカーテンを閉め切って布団の中、Twitter（当時はTwitterである。間違いない）のトレンドを巡回していた。そうしたら犬やら猫やら不倫やらの話に紛れ込んで「胃カメラ」「壱百満天原サロメ」というワードが目に飛び込んできたのだ。
胃カメラ？サロメ？オスカー・ワイルド？
ただどうも、両者は関係しているらしい。脳裏に診察台でカメラを飲むサロメ(タッチはビアズリー調)が浮かんで、いやでも何で胃カメラ？と思って興味本位でタップした。
そうしたら。

「にじさんじでデビューした新人が、初回配信で胃カメラ写真を見せた」

マジで何を言っているんだ、と思った。
しかし見ないことには何もわからんと思い、そのままYouTubeで検索して配信を見た。作画コストがえげつなさそうな髪で、作画コストがえげつなさそうなドレスを着た、お嬢様のイデアみたいな女性が、本当に胃カメラの写真を公開していた。
雷が落ちた。おもしれー女……だった。即座にチャンネル登録をした。
立派なサロメイト誕生の瞬間である。

それから私は、彼女の配信を見るようになった。
おバイオを見た。
奇怪な日本地図が出来上がっていくのを見た。
おリズム天国を見た。
マンドリコさん地獄、チャット欄でめっちゃ応援した。
グラセフを見た。
APEX()をなさる治安の悪いお嬢様の姿は実に趣があった。
誰もが傷つきにくい優しく柔らかな言葉とお嬢様的暴言で構成されたサロメ嬢の配信はどれをとっても元気が出るものであったが、私にとって彼女の配信は、なんといってもその時間と時間帯が良かった。
もちろん、長い配信や夕方などの配信をされる日もあったが、多くの配信は大体日が変わるころに1時間。見るのにちょうど良い尺、ちょうど良い時間帯。彼女の配信を見て、今日1日疲れてなんか落ち込んでいたけどちょっと元気出たし何かもう一作業くらいできるかもしれないな、と思うくらいの塩梅。
ダンロンを見た。
イシマルキヨタカ、いいよね。
彼女は可愛らしい素敵な声で歌も歌っていた。
メニメニマニマニも聖少女領域も、イメージとドンピシャすぎて鬼リピした。
あと、CMに出てたのもすごく嬉しかった。

そんなこんなしていたら、夏が来て、秋が過ぎて、冬が来て、私の忙しさが一段落ついて、それから春が来た。

春になって、しかし、私はサロメ嬢の配信をほとんど見ることができなくなっていた。一番の要因は環境に周囲が変化したことだろう。昨年までとはまた異なる環境に身を置くことになり、日が変わる頃の配信はおろか、彼女の動画すらも時々見るか見ないかくらいの状態になっていた。
YouTube自体は見ていた。
YouTubeを開くたび、サロメ嬢が目に入る。
時々動画を開いて、彼女がハイテンションに（時にローテンションに）お話をしているのを見ると、ああ、今日もサロメ嬢はお元気だな、という気持ちになった。ただ、それだけになっていた。

夏が来た。閉め切ったクーラーの部屋であいも変わらず私がXを見ていると、サロメ嬢がついに3Dになるという話が目に止まった。
お披露目配信をするのだという。
ふと思い立って、私はその配信を見ることにした。

題名にも書いた通り、配信の詳細はあえて伏せておく。興味を持った人が彼女の配信を見て、彼女の再生回数になってほしいし、彼女を少しでも知る人であれば見て、決して損はしないと思うからだ。
ただネタバレにならない範囲で言えることは、彼女は配信の最初から最後までぶっ飛んだエンターテイナーだったし、私が想像していたよりもずっと広い視聴者の存在を考えてくれていたし、そしてやはりどこまでも最高のお嬢様になりたい一般人、等身大の素敵な人間だったということだ。
彼女にもきっと、この一年間でいろいろなことがあったのかもしれないなと察せられるような配信ではあった。
それでも、久方ぶりの彼女の配信は、去年と変わることなくただただ元気が出た。
私にとって、これを見た後もう一作業何かできそうだなという、小さな活力を私の中に湧き立たせてくれる、百点満点以上の配信であった。

これからもまた私は、ゆっくりではあるがサロメ嬢の配信を見ていくことになるのだとと思う。
そして、お嬢様になっていく彼女を、他のサロメイトのみんなと一緒に応援していきたいなと切に思う。

サロメ嬢、3D、本当におめでとうございます。
これからも一視聴者として、応援しています。