ミッドナイト・イン・パリ 感想&レビュー:「過去に憧れを抱く者たち」
どうも、まっすーです。1日1映画紹介企画も4作品目です。
本日紹介するのは「ミッドナイト・イン・パリ(原題:MIDNIGHT IN PARIS)」日本では2012年5月26日に公開され、所要時間は94分と短めなので気軽に見れる映画だと思います。Amazon primeで鑑賞しました。
評価:★★★★(主観)
第84回アカデミー賞と第69回ゴールデングローブ賞にて脚本賞を受賞しています。
一言でいうと「過去に憧れを抱く者たち」
タイムスリップものだが、「バックトゥザフューチャー」みたいに時代を飛び越えた感はないです。自然と主人公が憧れを抱く1920年代のパリに入り込むのでリラックスしながらテンポよくみれる作品。
〇あらすじ
ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)とともに、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨てきれずにいた。論万千ストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており・・・・・。(シネマトゥデイより引用)
〇感想
オープニングから美しいパリの街並みに見せられる。ラストシーンの雨のパリも非常に素敵。
1920年代に憧れを抱く主人公が実際にタイムスリップしてしまう物語。タイムトラベルものだが、自然とその時代を行き来しているのがテンポの良さを生み出しており、この作品の良い部分だろう。
ヘミングウェイやピカソなど著名な作家や芸術家たちとのやりとりはワクワクすること間違いなし。
主人公だけに限らずどの時代の人も「今」に不満を持っていて、ひと昔まえこそが素晴らしい時代だったと懐古するのが印象的。「隣の芝生は青く見える」ということわざがあるが、人というものはないものねだりをする生き物なのでどのような時代に生きても現状に満足することはない。
それに気づいた主人公が過去に思いをはせながらも、「今」を生きると決断したのが良かった。
将来や過去ばかり見てしまいがちだけど、「今を生きる」ことほど大事なものはない。それを気づかさせてくれる作品です。時間も短めなので、ぜひご覧ください。
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