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ベランダで世界に1つの名前入りメロンを作る!ころたんの育て方

今回はベランダでのミニメロン「ころたん」の栽培についての紹介です!ころたんはベランダ菜園ととっても相性が良く、しかも世界に1つしかない自分だけのメロンが作ることができるんです!


ころたんのおすすめポイント

ころたんとは、サカタのタネが販売している家庭菜園用の手のひらサイズのネットメロンです。

グリーンカーテンにできる!

他のフルーツの記事でも挙げていますが、スペースの限られたベランダ果樹園での重要ポイントですね。グリーンカーテンと言えば、代表的なものとしてアサガオなどの花や、ゴーヤやキュウリのような野菜類がありますが、なんとメロンでもできるんです!ころたんは果重が300~500gと一般的なメロンより小ぶりなため、特別な支柱がなくても、100円ショップの野菜用ネットでグリーンカーテンを楽しむことができます。ベランダにメロンがごろんと、いや、ころんとぶさがっている姿を想像してみてください!素敵ですよ~♪

表面に文字や絵が描ける!

ころたんは表面に網目模様ができるネットメロンです。そのため、網目模様が出始めたときに、果実の表面に軽く傷を付けると文字や絵を描くことができるんです!市民農園など自宅から離れた場所で育てていると、網目模様が出始めるタイミングを逃してしまうことがあるのですが、ベランダ栽培では毎日観察できるので安心です✌

味も本格派!

初めて収穫して食べた時には感動しました。お店で売っている味じゃん、と。うまく育てると、糖度が15度までになるそうです。また、ベランダ栽培では、樹上(正確には木ではないですが)にギリギリまでつけておいてから収穫できるので、「完熟メロン」が味わえます!

栽培記録・育て方のポイント

4月某日(忘れてしまいました):苗の購入・定植

苗の用意

うれしいことに最近はころたんがメジャーになってきたので、春になるとコメリやケーヨーデーツーなどのホームセンターで苗が売られ始めます。結構人気で、お店によってはすぐに売り切れてしまうこともあるので、確実に入手するにはインターネットでの購入もおすすめです。

私の場合は、4月になると毎週のように近所のホームセンターに通い、苗の入荷をいつかいつかと待ちながら、入荷後即購入!しました。ホームセンターだといつ入荷されるか不安ではありますが、送料がない分安く買えるのがいいですね。

プランター・土

プランターは何でも良いと思いますが、地上と地中の成長領域は相関していると言われるので、特に果物や野菜など実をつける植物ではできるだけたくさんの土で育てる方が良いかと思います。
その点では、バナナやパッションフルーツの栽培でも紹介した不織ポットがおすすめです。普通に売られている65㎝の細長いプラスチックのプランターだと容量が12リットルほどしかありません。それに対し、この不織布ポットはその倍の26リットルも入ります!しかも、普通のプランターと違い、縦長な構造なので、ベランダの設置面積(スペース)が少なく済みます。なので、ベランダが足の踏み場が無くなる~💦のような事態を回避できます。
あと、スペースに限りのあるベランダ果樹園では、使わない時には畳んでしまっておけることもポイントですね。

土はいつもと同じく、ホームセンターで手に入る果実と野菜の培養土を使用しています。いつも土にはあまりこだわっていないのですが、やはり高い土を使うと収量や品質は変わってくるのでしょうか??いつか実験してみたいものです。

4月~6月:摘芯・整枝

サカタのタネのホームページの育て方に従い、成長に合わせて摘芯・整枝していきました。まずは親づるが本葉5枚伸びた頃に摘芯します。すると、親づるの葉の脇から子づるが伸びてきますので、摘芯から1~2週間後、元気な子づるを2本残し、それ以外の子づるの芽は取り除きます。各子づるの8枚目までの葉の脇から出た孫づるは取り除き、9枚以降の葉の脇から出た孫づるを伸ばして実を付けることになります!
孫づるを誘引するために野菜用のネットを設置します。野菜用ネットは100円ショップで売らているもので十分です!

6月24日:開花・受粉からの着果!

定植から約2か月経過した様子がこちら。孫づるが野菜ネットの上端まで伸び、写真では分かりづらいですが、黄色のかわいらしい花がたくさん咲いています(青矢印のところ)!

このころになると、毎朝ベランダに出て、せっせと人工受粉することが日課となります。メロンは雄花と雌花が別々に咲きますので、ちょっとかわいそうですが、雄花をプチっと取り、花びらもすべて剥いで雄しべを露出させます。それを雌花の雌しべににチョンチョンとこすりつけ受粉させます。上手くいくと着果します(赤矢印のところ)!

ころたんのベビー♪

7月5日:果実表面に名前を入れる!

プランター栽培だと、一株に付ける実の数は2~3個が目安だそうです。形がきれいで表面に傷もなく順調に成長している実を選定し、栄養を集中させるために残りは泣く泣く切り取ります。

果実が順調に成長していくと、つるの近くの方から表面にひびが入り始めます。このひびが表面全体にひろがり、成長に合わせてかさぶたのようになりネットメロン特有の網目になるわけです。
このころが果実にお絵かきをするタイミングとなります!今回は友人のお子さんにプレゼントすることにしたので、名前を入れることにしました!
実がつるから引っ張られないように左手でしっかり持ち、まずはペンで文字を下書きします。次に、釘で下書きした線をひっかくようになぞります。1mmくらいの深さで傷を付けるのがポイント。傷が浅すぎると他の網目模様に紛れてしまいますし、深すぎるとうまく修復せず傷のように残り痛々しい感じになってしまいます。ただ、深く入れたとしてもそこから腐ったりすることはないと思いますので、慎重になりすぎることはないですよ!
下の写真が傷を入れた直後の写真です。(名前の一字だけ見えるようにしています。)

よく見ると実の上の方にヒビが入り始めています!これが目安!

7月10日:落下防止に袋を掛ける

ベランダ菜園での醍醐味は完熟した果実を味わえることです!ただ、ギリギリまで実を樹上に付けておくことになるため、自然に落果してしまうことがあります。ころたんは小さいといえども大きいものでは500gになるので、ベランダの床に直接落ちてしまうと、最悪割れてしまう恐れがあります。そこで、ネットの袋を掛けてあげます。こうすれば落下しても袋がキャッチしてくれるので、安心です。パッションフルーツでは、シンクの排水口のゴミ取りネットを使いましたが、ころたんにはサイズ・強度ともに不安だったので100円ショップの園芸コーナーにあった野菜収穫用のネット袋を使用しました!

8月10日:収穫!

収穫の目安は受粉後50-60日くらいです。このころになると、果皮が緑色から濃い黄金色に変化してきます。また、へたのつけ根に「離層」と呼ばれるひびができます。離層ができると次第にへたから果実が自然に取れる状態になります。ポロっと自ら落ちるのが理想ですが、離層がしっかり出ていれば十分熟しているので収穫してしまって大丈夫です!サカタのタネのホームページに熟し具合の目安となる写真も載っているので、そちらも参考にしてみてください。

収穫した実がこちら!しっかり文字が出ています!ちょっと傷を深く入れすぎたせいか、ぱっくり割れたままになっている線もありますね。個人的には上出来だと思っています😊

実食!

収穫後、追熟させるとさらに香りが強まり、肉質がやわらかくなります。追熟期間に決まりはないですが、果実のおしりが押してみて少し柔らかくなってくるとが食べごろだそうです。
上の写真の果実は友人にプレゼントしてしまったので、別に収穫した実を1週間ほど室温で追熟させました。追熟後、カットした写真がこちら。きれいな緑色でとっても甘い匂いがしました!味もとってもおいしかったです!こんなメロンが自宅のベランダでできるなんて。。。ころたんを開発したサカタのタネに感謝感謝です!


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