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理想と現実

起業する前の悩み

エンジニア時代は出向先からは100万円以上出てるのに手取り30万円前後しかない事(直受け案件)
起業直前資金を貯めるためにコールセンターでバイトで働いていた時は他の人の数倍は成果(時間効率)上げているのいるのに他の人と時給が変わらない事
エンジニア時代にはたくさんの知識を学ばせてもらったし、コールセンターではシフトの融通等無理を聞いていただいて感謝しています。

いざ起業してみて

いざ自分が起業し、スタッフを雇ってみて気が付いたのです。
最低賃金がある以上赤字だろうとそれ以上の給料を払わないといけないし、
頑張っているならまだしもサボっていても解雇することは難しいこと。
結果 4倍成果を出していても頑張っていても2倍以上の給料が払えない事に…..
これじゃ自分が嫌だった会社と同じじゃん….
もちろんそれぞれの生活の安定や安心して働くためにも最低賃金は必要だと思います。
会社の役割としては結果が出せていない人に対して最大限の教育やマネージメントをするべき。
今もこの思いは変わっていません。
でもやる気ない人(鬱とか精神的なものは除く)
快適な部屋で座ってたら時給がもらえてラッキーみたいな人も多いんですよ。
その人のために人件費も家賃も通信料も光熱費も浪費されるわけです。

転機

これが耐え切れなくなってきていたころ新型コロナの流行
1事業としてコールセンターを経営していた僕としてはピンチでした。
当時事務所は高層ビルの1室のため換気のために窓をあけれない。
アポインター同士の距離をとるにも限界がある。
なによりクラスターが発生したら他の方も本業を休んだり、場合によっては基礎疾患をお持ちの方の家族に感染させてしまったりリスクが高すぎる。

ウーバーイーツがヒントに

元々エンジニアだった僕はすでに社内向けにVPNサーバを構築し、リモートワークはいつでもできる状態でした。
そのころウーバーイーツをよく利用しており、スタッフさんもウーバーイーツを兼業している方も多数いました。
これだ!!
こうしてコールセンター含め全業務のリモートワーク化がスタートしました。
これならウーバーイーツのように好きな時間に働けて頑張った分だけ報酬がもらえる。
そう思いシステムを開発する事3か月
研修やフォローは LINEやZOOMで実施。
シフトも自由
成果が報酬に直結。しかも全国同一報酬
固定費が削減できる分報酬を増やせる
理想に近い形にはなりました。

いいことばかりじゃない

いいことばかりに見えますが、いいことばかりではありません。
① メンタル、モチベーションの管理が難しい
② 結果がでなければ報酬は0 
③ チームワーク、仲間との支えあいが難しい

そしてすべてのスタッフを在宅に置き換えることは困難
今後会社のコアになる人間はフルタイムでスキルアップやスタッフさんのサポートに回ってもらう必要がある。
まだまだ課題がいっぱいです。

多様性って

ウーバーイーツやフリーランスエンジニアなどギグワークと呼ばれる新しい
働き方に対して雇用の破壊とか会社としての義務の放棄とか言われる
事も多いの中です。

たしかに好きな時間に働けますが、ライバルが増えたり注文が減ったりしたら即収入が減ります。
また企業としての責任を放棄しているとかに関してはもちろん事故した場合の保険とかスタッフの安全教育は充実させてほしいと思います。あとバックにNO付けるとかね)
確かに、運営する側はリスクが少なくてその分業務委託のスタッフにリスクが増えます。
それは経営者、自営業は同じではないでしょうか?
ただウーバーや、クラウドワーク等のフリーランスと言う新しい働き方が増えたことで選択肢が増えただけです。
従来の働き方がいい人はそちらを目指して働けばいいし、両方やって(ほとんどの人はこれがベストだと思う)複数の収入の柱をつくればいいと思う。
こういった働き方は介護や育児等で家を空けることが難しい人や地方で中々仕事が無い人、メンタルの問題でシフト労働等難しい人の助けになるのではないでしょうか?

国に対して思う事

あまり政治とか興味はないけど、さんざん副業推進しておいて300万円以下の副業収入は事業所得ではなく雑所得にする?
(制度悪用するやつは対策してもいいと思うけど)
お前ら税金や年金の徴収額増やしたいだけやろ


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