開幕2週目だからこその札幌超高速芝で内枠ねらい

馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100％超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
　その考案者である立川優馬さんが、レース質（＝どのようなレースになるか）をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。

立川優馬の最新刊『回収率を5％ずつ底上げしていくレース質マトリックス馬券教本　実践編』は好評発売中。イラストやデータ等を交えて、回収率を底上げするための様々な技術を収録しているので、ご興味がある方はぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです。

●今回のポイント

〇近年の馬場造成は芝を長持ちさせるため、開幕週よりも2週目のほうが時計が速くなりやすい
〇札幌芝コースは、1200ｍを除き、全て内枠有利に傾きやすいレイアウトで、超高速馬場ではラチ沿い有利顕著
〇超高速馬場時にペースが流れると、内枠差し馬がまとめて走る内差し天国になる。

先週の札幌ダート1700mは明確に外枠差し有利。大倉山特別は、注目馬で挙げた2頭の1点でワンツー決着。そのほかにも、土曜札幌12Rでは、前走函館ダート1700mで差し損ねていた6枠トリグラフが9番人気で圧勝するなど、素直に外差しをねらった方には簡単なレースが多かったのではないでしょうか。この傾向は開催中続きますが、函館→札幌替わりが一番のポイントなので、あと2週くらいが旬になります。今週末もねらってみてください。

さて、今週から新潟が開幕してアイビスサマーダッシュもあるので、新潟芝にしようかなと思いましたが、1000mの攻略法については第42回「新潟芝1000mの外枠差し馬で高配当をねらい撃つ」を参考いただくとして、2週目の札幌芝について取り上げることにします。

●シャタリングが踏み固まって高速化していく札幌芝