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#360 [視覚芸術] 大衆向けに大量生産できるようにした芸術運動

第52週 第3日(水)視覚芸術「ポップアート」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は視覚芸術「ポップアート」です。
ついに1日1ページも最後の週となりました。最後まで頑張っていきましょう。

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本の要約

「ポップアート」という言葉を最初に使ったのはイギリスの美術批評家ローレンス・アロウェイで、大衆消し、一過性で、使い捨てにでき、コストが低く、大量生産でき、若者と大企業向けの芸術であると定義した。

■アメリカの代表的芸術家
・ジャスパー・ジョンズ
・ロバート・ラウシェンバーグ
・ラリー・リヴァーズ

ポップアーティストには、ひと目で分かる特徴的な様式を採用するものが多く、そうした様式が、いわば作品に商品らしさを与えるトレードマークのようになっている。

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ロイ・リキテンシュタイン( 1923~1997)

リキテンシュタインの代名詞となっている、漫画のコマを拡大したような作品が有名。

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ヘアリボンの少女

パロディを通じて皮肉性を含んだポップ・アートが基本的な作品姿勢で、彼のインスピレーションの源泉となっているのは主に新聞に描かれる大衆漫画(コミック・ストリップ)である。

まさに現代アートの先駆者といったところだろうか。
素人がとっつきやすいのもうなずける。

アンディ・ウォーホル(1928~1987)

ポップ・アートの旗手として、アメリカの大量消費社会の光と影を描いている。

マリリン・モンローや毛沢東などの有名人やキャンベル・スープ缶の図像を、機会を使って大量生産し、それによって人間を消費財と同じレベルにまで引き下げた。

画像2

「The shot marilyns」in 1962


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