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スタバに行く人の心理

「なぜあの人はスタバに行くのでしょうか?」
その答えは、自分自身の後ろに並んでいるから

どういうことか。実は、人は他人だけでなく「自分」の後ろにも並びたくなるという性質があるのです。

人は、行列を見て興味を持ち、自分も参加したくなります。これは、ハーディングと呼ばれる心理現象です。ハーディングとは、英語で「群れる」という意味のherdingからきています。

そして、ハーディングは、他人の行動に影響されるだけでなく、過去の自分の行動にも影響されれるのです。つまり、一度行ったことは、次にそれをする確率が高くなります。

例えば、カフェや喫茶店によく行く人は、思い出してみてください。最初は「コーヒー1杯でこの値段!? 家で飲んだ方がいいな」と思ったはずです。
でも、何かのきっかけで一度行った後になると「コーヒー1杯の値段には、場所代も含まれているし、そんなに高くないのかも」と自分の行動を肯定する気持ちになりませんでしたか。一度経験すると心理に変化が生まれるのです。

つまり、習慣的にスタバに行く理由は、過去の自分に「群れている」のです。

行列に並ぶ人を馬鹿にしてはいけません。他人の後ろに並ばない人も、たいてい「過去の自分」の後ろには並んでいるのです。
そもそも、他人を見下すような態度になっている場合、大抵自分もそれと同じような行動をとっているものです。心理学でいう「投影」ですね。

行列に並ぶのは、人間の本能に由来する行動です。そのため、そこから自由になるためには、定期的に自分の行動を振り返ってみることが大切です。
誰しも、やめた方がいいと思っているけど、惰性で続けている行動があるものです。
では自分の行動を振り返るためにはどうすればいいか。この点については今後紹介していきたいと思います。

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