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LIFE TUNINGレポートvol.2 :『これからの時代に合ったチームのあり方を考えていきたい』GOB Incubation Partners株式会社CFO・村上茂久さん

リモートワーク生活を心身ともに健康な状態で過ごすにはどうすればよいか。そんなテーマのもと始まった連載「LIFE TUNINGレポート」、第二回はGOB Incubation Partners株式会社CFOの村上茂久さんにお話していただきました。

村上茂久さん(39歳)
1980年生まれ。経済学研究科の大学院を修了後、金融機関に12年間勤務した後、2018年9月よりGOB Incubation Partners株式会社にてCFOとして大手企業や地方の新規事業の開発及び起業の支援等をしている。加えて、「スポットCFO」として複数のスタートアップ企業等の財務や法務等の支援も実施している。プライベートでは、Financial Education & Designを立ち上げて事務局長として、過去10年間で経済や金融に関する勉強会や読書会の企画・運営等を300回以上実施している。趣味は読書、格闘ゲーム観戦、お笑い鑑賞。

「これまで以上に予定がタイトに詰まってきたので、効率的に時間を使えるように工夫をしていきたいです」

ー今日はお忙しい中お時間頂きありがとうございます。リモートワーク勤務になってから、ご調子はいかがですか?

もともとリモートワークに近い働き方をしており、シェアオフィスで仕事をしたり、月に1、2回は在宅勤務をしていました。籠もって、黙々と仕事を進めていくことに対してのストレス耐性があるようで、ずっと家にいても特にストレスを感じることはありませんね。

リモートワークになり変わったことは、移動の時間がほぼなくなりその代わりにオンラインmtgが圧倒的に増えたことです。これにより、これまであった隙間時間がほぼ無くなりました。意図的に隙間時間を作っていきたいと最近考えています。

ー隙間時間がなくなる、というのはリモートならではの課題ですね。リモートワーク期間の基本的な一日の流れを教えてもらえますか?

村上さんチューニング

           (村上さんの1日の調子グラフ)

基本は夜型なのですが、日中にオンラインmtgが多いので、今は意図的に朝型にしています。

大体毎朝5時に起きます。そして7時半くらいから朝食の準備、部屋の掃除、洗濯を妻と分担しながら実施し、9時頃からオンラインmtgがが続くことが多いです。また日中は妻と育児の分担をし、娘達を公園に連れて行ったりもします。

効率化のため、昼ごはんの時間を最小化することに今は努めているので、週末に作りだめしておいた作り置きを中心に、さっと妻とお昼を済ませてまた仕事をした後、午後5:30くらいから奥さんと夕飯づくりや娘達のお風呂を分担しておこないます。それから、洗い物などして、夜8過ぎくらいまでは家事をしています。

夜8時くらいから、また仕事に取り掛かり、メールやslackの処理などを行います。効率が落ちた時は寝て、翌朝に頑張るようにしています。夜中まで仕事をする時は7時起きにするなど、睡眠時間は確保するようにしています。

週1くらいで勉強会やオンラインイベントへの登壇があり、そのためのインプットの時間もとる必要があるので、家事をしながらvoicy、Udemy、オーディブル等を聴くことで、情報インプットを行うなど、効率的に時間を使うようにしています。

ーそんなタイトな生活の中、心身の調子を整えるチューニングとしてやっていることは何かありますか?

部屋の掃除をすることは今まで以上に増えましたね。あとは、布団を畳んだり、干したり、そういった家事が気分転換にもなっています。平日の昼ご飯・夜ご飯を作るのもいいチューニングとなっています。

奥さんからは、僕はもともとチューニングが下手な人間だと言われています。疲れた時は、気合で乗り切るタイプで、たまに本当に限界が来ると、週末とかは夕方に寝て、そのまま翌朝まで寝ていることがあります。

ここのところは忙しすぎて、毎晩ベッドに入り次第、気絶に近い形ですぐに寝ています。昔、歯を磨きながら寝ていたこともありました 。
今、コロナ疲れの話を聞くことが増えてきましたが、僕に関しては、基本リモートワークでのストレスは全然感じていません。

大学院受験や、社会人になってからもずっと資格勉強、論文執筆、勉強会等を頻繁にやっていたこともあり、ストレス耐性がいつの間にかついているのかもしれません。社会人になってからも土日に図書館に10時間こもるとかはしょっちゅうやっていたので。

私は大阪出身で、東京で浪人生活を過ごしたので、当時ほぼ友達はおらず、今のようにリモートワークで家で一人で黙々と仕事するのは、当時を思い出し、なんとなく懐かしい気持ちになります。今は家族がいるので、あの時よりは、心地よく過ごせていますね。

ただ、1日6-8時間もオンラインミーティングが入っていて隙間時間があまりない中、時間を見つけてslackやメールの返信、オンラインイベントの準備、記事の執筆、その他業務をこなすのは体力的には結構きついです。

ーリモートワークで買ってよかったもの/はじめてよかった習慣を教えてください

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                                   (村上さんのご自宅での仕事環境)

・ゲーミングチェア
姿勢に負担がかからないよう、ネットで調べたうえで、仕事用に良さそうなゲーミングチェアを買いました。

・緊急事態に備えた物資
しっかりと有事に備えようと、ガスコンロや水、緊急事態用のリュックセットを家族分買いました。また、タンパク質をとるために豆乳も買いました。そういう対策をしっかりしようという気持ちが強くなりました。

・志村けんさんのYoutube
志村さんがコロナで亡くなり話題になっていたこともあり、志村けんさんの公式のYoutubeで昔のコントを改めて観ました。久しぶりに志村さんのコントを観て、自分の人生に影響を与えているなと思いました。夜中にDVDを観ていて、少し現実逃避の意味合いもあるかもしれませんが、気分転換になっていると思います。

ー着実にリモートワーク対応を進められているのですね。他にも今後試してみたいことがあれば、教えてください。

飲み物にこだわることは、健康に過ごすうえで結構重要かもしれないなと思っています。今も野菜ジュースを家にたくさん持っているのですが、そういうところにこだわることを今後もよりやっていきたいです。今のところ生活に余白がないので、なかなかそこに気持ちが回らないのですが。。
今思えば、シェアオフィスで仕事をしていた時に、ドリンクコーナーに飲み物を取りに行くことが、自分にとっては余白を作ることに繋がっていたのかもしれません。

また、幻冬舎の編集者の箕輪さんも言っていましたが、今後はより一層、社会と直接接点を持ち、多く人から支持されているような人が一層活躍する社会が来る可能性が高いと思っています。

facebookグループにどんどん招待されプロジェクトの相談をされる人がいて、彼ら彼女らに今仕事が一極集中している。このような人たちの特徴は、動きが圧倒的に早く、時間を柔軟に使え、リモートワークでもパフォーマンスが高く、多くの人を巻き込むネットワークを持ちつつも、多様な人やプロジェクトに巻き込まれることを厭わない等という特徴を持っています。

このような環境で、私自身どう時間を使っていくかより一層考えていきたいですね。

ー最後に、今後のありたい姿について教えてください。

時間の使い方を、抜本的に変えていかなくてはならないと考えています。なるべく子供と家で過ごしたいと思っているのですが、そうすると現在のように1日6-8時間もオンラインmtgをするのは無理だなと思っています。

今後は早朝に仕事をするなど、タイムマネジメントを今まで以上に丁寧に考えていく必要をしていきたいですね。

また、家庭という組織の最適化も、これから行っていきたいと思っています。私の奥さんも娘も創造的な人で、しっかりと時間管理するよりも余白を与えた方が、パフォーマンスをあげるタイプです。

一方で、自分は時間の管理をしっかりして進めていくタイプなので、その折り合いをどう付けていくかが直近の課題ですね。今後は家族と一緒の時間が増えてくるので、より良いチームとなれるよう、ブラッシュアップしていきたいです。

仕事においても、今後はもっとチーム戦をやっていきたいと思っていて、人それぞれの得意不得意を掛け合わせた、いいチームを作ることに興味があリます。

ー村上さんが今後どんなチームを作られていくか楽しみです。ありがとうございました!

                                                                                               (画像提供:moyale)



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