戦火の馬

ネタバレは、避けたつもり。

National theatre liveの
"戦火の馬"を観てきた。

National theatre自体を知らなかったんだけれど、
海外の舞台を映画館で観られるなんて
ちょっと面白そうだなと思って、飛び込みで。

客席と舞台が目と鼻の先にあるくらい、
小さな劇場だった。
もっと広い場所で、
大きな小道具を沢山使うのかと思ったら
小道具は最小限。
キャストも10〜20人?くらいだったかな。
ミニマルな空間だった。

舞台に馬が登場するんだけど、
その馬が”パペット”なのね。
パペティシャン(パペットを動かす人)が3,4人で
馬の顔、胴体、尻尾をそれぞれ動かしていく。
パペティシャンは黒子のように
姿を隠しているわけでもなく、丸出し。
(もちろん洋服は着てるよ)
丸出しなんだけど、馬の動きがあまりにもリアルだから
丸出しでも全然気にならない。

怯えてる顔。
喜んでいる顔。
何かが少し、気になっているときの顔。

馬と話をしたことはないけれど、
馬の表情や仕草を見ると
なんとなくそんなことが伝わってくるのが
不思議だった。

人を乗せて歩く位大きな馬を動かす
パペティシャンたちの
全身全霊のアクションに、
号泣。
人が何かを全力でやってる姿を見ると、
いつも号泣。
熱いものがこみ上げてくる。

途中、15分のインターバルを挟んだ。
この時点でマスクびっしゃびしゃ。
マスクがあって良かった。
山盛りのキャラメルポプコーンも
完食。

後半が始まる前に、バックステージの様子が流れた。
舞台構成や演出のインタビュー。

世界各国の映画館で上映されるような作品が生み出されるときも、
スタートは紙と鉛筆から。
これは印象的だった。

ダンボールで作った馬をかぶりながら
舞台のイメージを膨らませていくシーンは、
家で何かものを作る時にあーだこーだ言いながら
紙を切ったり貼ったりしている時と、
おんなじ。
始まりはみんな、一緒なんだなと思った。

戦争をテーマにしたお話だっただけに、
毎日何を食べようとか、
何をしようとか。
選べるということが
すごく幸せなことに思えてきた。

今この時代に生きていなければ、
こんな素晴らしい作品に
出会えていなかったわけだしね。

舞台、面白いなぁ。
ハマりそう。
また他の作品も上映されるようになったら、
ご時世が落ち着いてきたら、
観に行こう。

ありがとう。その優しさに感謝します。どうしたら良いか、まだ、決まりません笑。