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”目を閉じてまばたきしたまえ”どころの話じゃなく・・・(前編)

約1ヶ月前・・・2月15日に、こんなnoteを書き残しました。

もちろん、もの凄い感覚でしたが、今朝・・・それどころじゃない、身の危険を感じるレベルの夢を見てしまいました。

今回は”前夜”の話ではなく・・・とても不可解なことが・・・先週末ありました。それは3月11日(土)の昼前に。

9日(木)の朝から10日(金)の夕方まで、実家で一人で暮らす母親のケアへ。いつものことなので、ここに書く程でもないのですが、到着したその日にも不思議なことがありました。不思議と言っても、このnoteを以前から読んでくださっている方は「またっ!」と感じるかも知れませんが・・・。

9日(木)、いつもと同じ特急に乗って、実家がある街の駅に到着しました。今回も母親の状態を考えて、駅から実家まで歩いて帰ることを伝えました。この日は季節外れの晴天で20度を超える予報に。それでも寒いよりはいいかなと。実は朝から自分の体調もあまり優れず、最悪、タクシーで実家まで帰ろうと考えていたのですが、徐々に体調も回復しつつ「取り合えず、いつもの神社まで歩いて、それでダメだったらxxからタクシーで帰ろう」と決めて神社へ向けて歩き出しました。途中に昔から気になっていたパン屋さんがあります。子供の頃からあった事は知っていたのですが、実は入ったことがなく・・・大人になってからも気になっていたのですが・・・。調べたところ、創業は昭和22年(1947年)。そんなに古いとは知りませんでした。

12時をちょっと過ぎた頃で、お腹も空き、実家に戻っても昼食は無いので、悩んでいた時、丁度、そのパン屋さんの横を通りました。「あっ、いつもより品物が豊富・・・コロッケパンのコロッケ、ん?半分じゃなく1枚かな(笑)?でも、今日はリュックにプラス、母親に渡す物で紙袋も持っているし・・・ん・・・」と思いつつ、お店を通り過ぎたのですが、さっきのコロッケパンのヴィジュアルが忘れられず、戻って入店。念願の初入店。「コロッケパンはMUSTで、それでコッペパンの味わえるから他に・・・タマゴサンド!サラダサンドも気になるけど、コッペパン被り・・・お、サンドウィッチに両方入っている!これで食パンを味わえる!これも一つ・・・」レジに向かうと、これまた美味しそうなエピパンを発見。「焼きも・・・これでほぼクリアー。これは非常食用に・・・」と3個お買い上げ。3個で700円ちょっとと、かなり安い印象を受けました。最近の都市部の・・・お洒落パン屋は、高いので、尚更そう感じたのかも知れません。

そんなこんなで道草をしつつ、紙袋にパンが入らず、無理やり入れてしまうと、コロッケパンが・・・と線路を渡り、立ち止まって荷物を整理していたら、「あの〜・・・」と声を掛けられました。これも良くある話。

「はい、なんでしょうか?」

「ちょっとお尋ねしたいのですが・・・」

「私で分かれば・・・」

「〇〇神社へ行きたいのですが・・・」

内心「(えっ!今、なんて?これから行く神社に聞こえたような)」
「〇〇神社ですか?」

「あっ、はい」

軽装な、おばさまが1人。年齢は・・・70代?くらい。

「実は私も〇〇神社へ行くところでして」

「え?」

「一応、行き方としては、そこの信号を右に曲がってもらって、少し行くと印象的な地下道が整備されている交差点があって、そこを・・・左に・・・」

「・・・ん〜・・・そうですか」

「分かりにくいですよね。大きな看板も出ていないですし。もし嫌でなければ、一緒に行きませんか?」

「いいんですか(笑)?」

「はい、私は!」

「では、お言葉に甘えて・・・」

「了解です!ではでは、行きましょう!」

そこからその神社までは、歩いて15分くらいです。

おばさまからしてみれば、周囲に誰も居なかったので、私しか道を聞く人が居なかったとは思いましたが、かなり大きめのリュックに紙袋にパン・・・。私だったら「こいつも観光客か?聞いても分からないかな」と声を掛けないかも知れません。

「こちらの方ですか?」

「いえ、今はxxの方に住んでいて、生まれはこの街です」

「今日は・・・」

「ちょっと帰省の為、今、駅に着いて歩いて来たところでして」

「あら、そうだったのですね、私もxxから来て」

「あっ、そうだったのですね」

そんな会話から、私はその方を勝手に心の中で『板橋さん』と名付けました。

「この街は初めてですか?」

「ん〜、昔、xxパークに団体のバスで来たことがあるような」

「あっ、あそこはこの街で一番の観光名所ですし」

「そうなのですね、この辺ですか?」

「いえ、ここから車で20〜30分かかる街の端にあります。ところで・・・神社参拝とか良く行かれるのですか?」

「いえいえ、実は今日、住んでいるマンションが水道工事が入る日で、家に居てもあれなので、どこか行こうかなと思って、来てしまいました」

「えっ、フットワークが軽いですね。あっ、あれですかね、もしかしたら、最近その神社がテレビで紹介されたので、それで、とかですか?」

「いえいえ、それは知りませんでした。何かで、その神社を知ってちょっと興味が湧いて」

「すみません、そうだったのですね。その放送後・・・いつもは静かだった神社が、えらいことになっているのですよ(苦笑)。私が偉そうに言うのも辺ですが、良いところですよ。特に本殿の裏手にある末社の空気感が。でも、そこの一つが、そのテレビで紹介されてしまって・・・」

「あっ、そうなのですね、それはそれは」

と、歩きながら、ず〜っと話を。

「ところで今日の帰省は?」

「実は、母親が一人暮らしで、1ヶ月に1回か2回帰省して、片付けや掃除、料理を作ったり買い出しへ行ったりと・・・」

「偉いですね!と、言っても、そんな歳じゃないのでは?」

「いえいえ、80うん歳で。80歳を過ぎたら急激に脳も体も弱ってしまって」

「え〜、私・・・81歳です」

「えっっ!!お、お若い!」

なんと板橋さんは、母親とあまり変わらない年齢でした。それで、このフットワークの軽さには驚きました。

「ここを曲がったら〇〇神社です」

「もう少しですね」

「道が分かればそこまで遠くないのですが、分かりにくいですよね」

「はい、本当に助かりました。これは1人では無理でした(笑)」

無事に神社に到着し・・・

「では、ゆっくり参拝を堪能してください」

「本当に有難うございました」

「いえいえ!」

今日は、比較的人が少なめでしたが、それでもまだ・・・。あの放送の影響力は恐るべしです。「おそらく、その後もSNSか何かで・・・」と感じてしまいました。

一通り、参拝を済ませて、最後に・・・板橋さんに・・・

「では、私はこれで失礼します。また何処かでお会いできる日を楽しみにしております」

「あっ、有難うございました(笑)」

「また何処かでお会いできる日を楽しみにしております」・・・言った後に「欧米人か」と自分で突っ込みそうになるくらい素敵なフレーズがスムースに出てしまいました。

そんなこんなしている間に、体調も回復したので、さらに歩いて帰ることにしました。駅から約1時間ちょっと・・・。季節外れの暑さと荷物の重さに、到着後、ぐったりしてしまいました。

・・・すみません、前置きが長くなりました。

帰省から戻ったのは10日(金)の19時頃でした。さすがに疲れましたが、何故か、ナチュラルハイのような状態に・・・。そして翌日の11日(土)、午前中に、掃除や洗濯を済ませて、早めに参拝へ行こうとシャワーを済ませたら・・・「あれ?ん?寒気?」と、体の異変に気づき、急いで近所の神社へ参拝へ。

参拝から戻ると、あれよあれよと寒気が強くなり、熱を測ってみると微熱が。な〜んとなく嫌な予感がしたので、風邪薬を飲んで、休むことにしました。

※長文になりそうなので、2つに分けて書き残すことにします。



〜後編につづく