見出し画像

CS・PR・Dirチームを巻き込むアプリのリリース内容共有会

※ この記事はnote株式会社 Advent Calendar 2022の10日目の記事です。

noteでiOSアプリの開発をしています。かっくんと申します。

リリース頻度

noteのiOSアプリは基本的に2週間に1度リリースするようにしています。
スプリントもそれに伴い2週間のスプリントで動くようにしています。
2週間という期間にしているのは

  • 審査提出前にQA期間が必要

  • リリースノートの検討が必要

  • 1ヶ月だと長過ぎて振り返りの際に記憶が無くなる

  • ある程度細かい単位でリリースして、何かしらの問題が起こった際に原因の突き止めができる様にしたい

  • etc…

などが主だった理由です。
現在の2週間の流れはこんな感じです。(この記事では赤枠で囲ったリリース内容共有会について紹介します)

アプリチームの2週間の動き方

ただし、僕が入社した2020年5月ごろはそこまで決まったルールはありませんでした。
作るものを考えて、それができたらリリースするぐらいの緩いものだったと記憶しています。

社内告知

リリースしたこともSlackで社内に通知する程度でした。
機能をリリースしたものは元々はこのような形でまとめ記事の中に紹介してもらう程度でした。

https://note.com/info/n/ne37b22f4f1f3#yneSl

ただ、アプリの開発スピードも上がり、大きな機能のリリースもでき始めたので、他のチームにもアプリチームが作った機能をもっと知ってもらえればいいのではないかと思い始めました。
開発した機能をリリース前に周知することで

  • いい機能についてはPRチームが発信する準備ができる(記事を書いたりスケジュールを調整したり)

  • 問い合わせになりそうな対応を出す場合にはCSチームへの注意喚起ができる(例:iOSの古いOSのサポートを切る場合など)

  • リリースノートに何を書くかが明確になりディレクターの助けになる

などのメリットがあります。
リリースノートについては一時期はディレクターチームの平野くんに書いてもらっていましたが、最近はアプリチームが巻き取ってリリースノートを下書きして、ディレクターチームにレビューしてもらっています。

事前にリリース内容をシェアすることで例えば下記のような記事が生まれました。

どのようにやっているか

社内ではこの活動を「リリース内容共有会」と呼んで運用しています。頻度は隔週の水曜日に該当メンバーを集めてオンラインMTGで画面共有をしながら実施しています。
報告することは以下のフォーマットに沿っています。(アップデート項目はあれば記入します。)

# アプリバージョン(x.y.z)

## リリースノートURL
 アップデート項目
### カイゼン
- 素晴らしい機能を追加しました(movie)
- 最高の機能を導入しました(photo)

### アクセシビリティ
- ○○の画面をVoice Overに対応しました。

### 不具合修正
- □□の不具合を修正しました。

### 内部改善
- △△のパフォーマンスを改善しました。
リリース内容報告フォーマット

特にチームで力を入れているのは、視覚的に変化がある部分は写真や動画を撮って共有することですね。このためだけに1時間ぐらい使うこともありますが、その分分かりやすさを大事にしています。
GitHubのPull Requestに写真や動画が貼ってあることも多々ありますが、そこまで見にいってくれる人は稀なので報告ドキュメントに直接リンクを貼った方が丁寧かと思います。

CSチームからの問い合わせサマリー共有

アプリチームからの報告が終わったらCSからアプリについての問い合わせ内容を共有いただいています。
こちらはカテゴリーに分類して、どのカテゴリーの問い合わせがどれぐらいあったかが可視化されて分かりやすくなっています。

## ○○機能
- □□ができない
- △△で困っている
問い合わせ内容共有の例

まとめ

noteのアプリチームで2年以上続いているリリース内容共有会について紹介して見ました。
「うちの会社でこういう工夫をしてるよ」などもあると教えていただけると嬉しいです。

ちなみにこれは僕が別の作業をしていてリリース内容共有会に少し遅れてしまった時のチャット欄。仕事中にさすがにスプラはしてないよ!!(多分)

会議に遅れた理由がスプラをしていた疑惑をかけられたかっくん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?