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九地下センス概論I(ネタ作っている方の『天才感』について)

みなさん、おはようボンジュール。

石田から古賀まで の 石田です。
最近の悩みは、車で左に曲がる時に、
一旦、右にハンドルを切ってしまうという
大型免許を持っていないと有り得ない挙動をしてしまうことです。

今日は表題の通り、
九地下センス概論I 1回目の内容として、
「ネタを作っている方の天才感」について考察していきます。

得てして、芸人(特にコント師)というのは、
金の国の桃沢さん や かが屋の加賀さんのように、
ネタを作っている方に天才感が出がちです。

しかし、僕、石田から古賀まで 石田は、
ネタのほぼ100%を作っているにも関わらず、
びっくりするくらい、その感じが出ません。

僕がネタを作っていると言うと、驚かれます。
初対面のスタッフさんが、相方にキッカケを聞きます。
僕らにアドバイスを求めてきた芸人に対して、僕が返答すると、
「何をいっとんねん、この素人は」
みたいな顔をされます。

詰まる所、センスがあるように見えないのでしょう。

というわけで今回は、
九地下の芸人で「ネタを作っている人」は共通して、センスがあるように見えるのか。
この悩みを持っているのは、石田だけなのかについて見て行きましょう。


アヒルタイタン 池松ひろたか


福岡の実力派コンビ・アヒルタイタン。 写真右側が池松

最初に紹介するのは、
漫才とコントに加えて、
最近ではMCも出来てしまう九地下のドン、
「アヒルタイタン」です。

僕が出会ったばかりの頃に打ったライブで付けたキャッチフレーズ、
「癒し系お笑いオールラウンダー」
は間違ってなかった事になります。

そして、アヒルタイタンのネタを作っているのは、池松さん。
なんかもうアレですもんね。
普段から天才感だしてますもんね。

<天才感を出している例>
・タバコが吸えない
・オートミールが主食
・変な種類のAVを好む

これは言わずもがなの天才感です。
実際に面白いネタをかけるわけですし。天才感が凄いです。

ただ、大喜利は弱いです。

次行ってみましょう。


塩むすび そう


塩むすび そう(画像中央)

新進気鋭の天才感と言えば、この人。
塩むすびの「そう」さんです。

まずは名前。
「想」と書いて「そう」と読む。
これは天才感が凄い。
マジで漫画の主人公みたいな名前です。

そして、一番の天才感は、
彼がほとんどお笑いを見たことが無いという事です。

お笑い芸人のバイブル番組・M-1グランプリですら、
飛び飛びでしか見てないです。
「好きな芸人」という話題で、周りがマニアックな芸人を出す中、

「かまいたち」と答えていました。

いや、言わずもがな、面白いよ。
面白いけどさ。
周りはもう解散してしまった芸人とかをあげてるのよ。

そんな感じなのに、
かなりトリッキーな設定の漫才をしたり、
急遽、ピンで出なくてはいけなくなった時に、
5分で作ったピン芸で、そのライブで3位になったり…

もの凄い天才感です。
ちなみにそのピン芸は、パンチラインで扇風機で飛ばされるという、
一言芸だったそうです。

もの凄い天才感です。

ただ、この天才感については、疑惑があります。

それは天才感を出すために、
「お笑いを知らないふりをしてるのでは?」
というもの。

・・・。

・・・。

真"想"は闇の中です。
次行ってみましょう。


パッチワークパンダ 田代


九州大学お笑いサークル・パッチワークパンダ
写真左側が田代。右側は女子高生。

最後に紹介するのは、
パッチワークパンダの田代君。

彼は、九地下が芸人にアンケートを取ったら、全員一致で、
「天才感が凄い!」
と返ってくる芸人じゃないでしょうか。

<天才感が凄いとこ>
・極限まで地味な見た目
・トークコーナーでの切り口
・抜群の大喜利センス
・滑り芸に逃げない
・全然Hじゃない

この間、呑みに行ったので、
スケベな事も聞いたのですが、全然、Hじゃありませんでした。
池松さんと想さんはあんなにHなのに。
これは「本物の天才感」かもしれません。

あと、この間のビヨンドコメディでの一幕です。
ビヨンドコメディには、
「コンビで出た芸人が片方で出ると滑る」
というジンクスがあります。

僕が体現者です。

その毒牙に、数々の芸人がかかってきたのですが、
田代君がピンで出た際の成績は、
堂々の第3位。

しかも、ライブ2番手&ピンコントという、
かなり客票を取りづらい状況で。


ビヨンドコメディ(2/21)・結果発表
偶然にも、全員がストカラメンバーだった。嬉しい。

これは天才感が凄いですよ。
しかも全然Hじゃない。
九地下No.1のHじゃない芸人かもしれません。

そのうち「天才感」を「Hじゃない感」が追いこすかもしれません。
あんまり書くと、呑みに行った時に、
「そのカードは、石田さんが切るカードじゃないんですよ」
と怒られるので、辞めます。


まとめ

ここまで書いてきました「天才感」の話。
ここで勘違いしないで欲しいのが、
「じゃあ彼らがコンビを支えているのか」
という発想です。

最近、ラジオの影響からか、
「ネタを書かない側は芸人じゃない」
というような風潮を感じる時があります。

だけど、そうじゃない。

彼らはそのネタを演じられる相方がいるからこそ、
「天才感」をまとう事が出来るのです。

どんなに面白い脚本でも、
うまく演じられる相方がいないと、成立しないですからね。

良いこと言った。

それにしても「天才感」は羨ましいですけど。
では、また。

日付:2023.02.26
作:ジョニー・デップ

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