筋力2分間限界説についての検証①

自衛隊の体力検定の腕立て伏せと腹筋が「2分間」と定まっている事から、何らかのデータから「筋肉が連続して動かせる時間が2分間ではないか?」という説を逆算して、ボディメイク的な筋トレに応用できないか思案した。

この度は、既に掲載しているパワーラック不要の筋トレ思案からは脱線して、マシントレーニングで行う。

ルール
・原則としてマシントレーニングを行う。
データの収集が容易な事と、2分間の筋トレを、下記に続くルールを敷く場合、安全性と集中力の問題から、この度はマシントレーニングとした。

・スティッキングポイントを維持する
聞き慣れない方も多いと思うが、要は「伸ばし切る」「曲げ切る」と行った、関節の動きの終点視点で、負荷が逃げる事を徹底的に避け、筋肉に負荷が入り続ける事を意識する。一般的にはスロートレーニングという言葉で効果を得る手法であるが、マッスルコントロールを意識して、特にスローでは行わない。むしろ、負荷が入り続けてる中で回数の多さを目指す。2分間が筋肉の生理的限界である事を検証する為

・スーパーセット、トライセット、ジャイアントセットは行わない。
検証の趣旨から外れる為。

・2分間連続して運動を行なった後、1分間のインターバルを取る
下記の検証のため。

・2セット目は、重量を変えず2分と定めず、90秒を目標に動かし続ける。3セット目は70秒。
いわゆるドロップセットが限界を超えてから80%の負荷で継続する事を推奨しているので、120秒の80%=概ね90秒。90秒の80%=概ね70秒。と算出して。
これは所謂追い込みの為ではなく、本当に2分間限界という仮説を探る事と、適切な重量を探るため。

現状
・ルールを定めるために、色々と模索したのだが、やはり、120秒を困憊しつつも正確なフォームでこなせた場合、2セット目は90秒が限界、3セット目は60秒にも満たないケースが多い。120秒、休み休みとなると、2セット目で90秒は達成困難。3セット目も同様で、検証する重量としては重すぎる。
また、120秒を余裕でこなした場合、2セット目も100秒以上を稼ぐので、「制限時間無いに疲労困憊する重量を、1分後のインターバルの後にチャレンジすると80%ほどの時間しかできない」とする仮説は、既存のトレーニング理論と鑑みても適切で、「2セット目の持続時間に応じて次回の重量を上げていく」という事も可能で、重量が探りやすい試みと言える。
・かなりハイボリュームな筋トレなので、乳酸の蓄積からくる筋肉痛は結構重い。
筋肉痛を指針とするならば、この筋トレは他の筋トレ同様に効いている。

課題
・既存のトレーニング理論との矛盾
5X5法で25回、筋肥大の8回3セット法で24回。筋力アップのための3回10セットで30回
と、あくまで一例であるが、従来提唱されているトレーニングと比べた総回数が50ー60回になる種目もあって多すぎる。
反証としては、上記のメニューはフリーウェイトを前提に組み立てられた理論なので、今回のルールでは必ずしも適応されないのでは?とも考えている。
・個人で検証している為、3分説、5分説を検証できない。
・過去に組み立てた筋トレと食い合わせが悪い

期待
・実は、オーバートレーニングによる抑鬱気味だったので、三ヶ月ほどトレーニングを休んでおり、既に作っていた高頻度の筋トレに変わる筋トレを模索していた所なので、ジムに通う必要があるとはいえ、心身の健康とプライベートの充実を測りやすい時間制限型の筋トレという方針は自分に合っている事を願っている。

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