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移住レポ|はじめての自治会の共同作業に参加したらあまりにも感動的だったって話

今日ははじめて自治会の共同作業に参加した。

あまりにも感動的な1日で、

この感覚を忘れたくないから記録、と。


6月は自治会の作業が毎週あって

これが基本的には必ず参加しなければならないもので。


この手のイベントが

よく移住失敗談にあがってきたりもするから

色んな意味でこの日を楽しみにしていた。


結論から言うけど

これこそが「#田舎子育て 」の真髄と言っても

過言ではないんじゃないかって思った。


作業内容は草取りと花壇の花植え。


自治会長の挨拶のあと、

「ではよろしくお願いします」の言葉のあと

誰が何を言うでもなく約30名くらいの人々は 

3つくらいのグループに分かれて作業開始。


持ち物は何も書いてなかったけど、

みんなカマを持っていた。


「ほほう、"草取り"のたった三文字で

ここまで共通イメージを全員が持てるのか…」

初っ端からカンドー。


当たり前だけどマニュアルなんてものは

一切ない。


おじちゃん達のマネをして長男も草取りをはじめると

「おぉ〜上手だな〜」なんて

"上手に"褒めてもらったりなんかしながら


ヘビの抜け殻が出てくると

「お金持ちになれるぞ〜」なんていって

長男のところまで持ってきてくれたり。


途中、ヘビが出ると

「ヘビ見るかー!」なんて声をかけてもらって


長男ははじめて見る本物のヘビに感動して

どんどんヘビに近づいていくと

「おぉ〜怖くないのか!強いな〜」といって

また褒めてもらってた。


長男をかまってくれつつも、

せっせと作業は進んでいく。


これがもう

どんな会社よりも一体感のある空間で

皆さんの動きが美しくてみとれてしまった。


途中長男が少し作業に飽きて

花壇横にある用水路の上をジャンプして游んでいると

「落ちるな〜!気もつけろ〜!」

なんて目を配ってもらいつつ

「落ちたら泳げばいいや!ハハハ〜」

なんて言ってもらったり。


とにかく作業は進むのに

みんな子どもから目を離さない。

離さないどころか話題の中心に置いててくれる。


なんだろうね、この感じ。

こんな子育て環境があったんだね。


「地域で子どもを育てる」てことの意味がさ、

字面じゃなくて感覚として

わかりはじめてきたよ、お陰様で。


子どもに気配り目配りするだけじゃなくてさ

わたしら夫婦にも

「おめさん達、まだ1年目だっけ、

見てるだけでいいんだからの!無理すんなね!」

て、気にかけてくれて。


まだ名前も知らない人たちばかりなのに

こんなにも温かい気遣いをいただいて

どうやって恩返ししたらいいものかと悩むほどだ。


作業後、車で街に買出しに出て

夕方また村に帰ってくると

花壇のお花がすごくすごく美しく見えた。


自分達で植えた花って

こんなに美しくみえるって知らなかったねって

家族みんなでマリーゴールドとサルビア眺めながら


この村を守っていく側になることで

恩返しになるのかな?とか考えたりした。

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