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土木学会誌 第109巻 第3号特集「働き方改革ーあなたの常識、どう変える?ー」

 本日、主査の中出剛さん(熊谷組)をお迎えしての土木学会誌動画(DD)の収録。先月はマツ松永 昭吾さんとサシで話し込んでしまったので、今回は川口 暢子さん、レイコReiko Yamamotoさん、杉木直先生を加えての安定の収録◎12名もの大所帯の担当編集チームの主査を務められた中出さんの貫禄、さすがでした!思わず「ボス」と慕いたくなる存在感。

座談会1:ボス世代
座談会2 若手世代

 テーマは2024年問題に端を発した「働き方改革」。しかし、さすがDDチームです。ワークライフバランスは人それぞれ。単なる時短じゃない。など、皆さんの「働き方観」を提示しながら、決してそれを押し付けない、清々しい収録でした。中出さんの推しでもあったジェネレーションの違う二つの対談。Eigoro Morisaki森崎社長らの世代と若手、まるで、二つの世代の対話のようにも読めます。分断する線より、繋げる線を引きながら立体的に読みたい特集です。そういう意味で、アンケートによって分かり易く数字で示されたデータも読者の皆さんの手がかりの一つになる、と思います。

土木業界へのアンケート記事

 そして、マツさんのナイスなご指摘により「人」にまつわる連載との特集連動にも光が当たりました。土木学会誌は、大きく分けて特集と連載があるのですが、実はこの連載にも主査がおられるのです。マンネリ化し易い連載を、特集連動にすることで、雑誌としての厚みを持たせていることも、土木学会誌の特徴の一つです。

連載:ニッポンを支える匠の技
連載:私の働き方
連載:わたしの本棚

 DDはもともと、一人でも多くの会員の方々に、土木学会誌を袋から出してもらうために編んだ動画でしたが、もう一つ土木学会誌編集委員会、特に主査のための虎の巻的な意味合いもありました。川口さんからのご指摘で、もっとインナーブランディングせなん!と気づいたので、内向きにも見てもらえるDDとしていきたいと思います。

今号の特集担当は,12名の大所帯!

 皆さん、土木学会誌3月号も読み応えありあり、です!山崎 エリナさんの表紙もカッコいい!ぜひ、袋を破いて取り出して下さい◎

山崎エリナさんの被写体は特殊高所技術者の山脇さんと中山さん

文責:田中尚人(熊本大学大学院 先端科学研究部 准教授)プロフィールfrom DOBOKU 副偏集長。専門は土木史、景観マネジメント、都市地域計画。趣味は散歩と妄想。文化的景観保全の研究と実践を熊本県を中心に行い、水辺の国土史を紡ぎたいと考えている。著書に恩師中村良夫先生らと編んだ『都市を編集する川-広島・太田川のまちづくり(渓水社,2019.12)』がある。