名古屋VS東京V と前半振り返り

またしても

ここ数試合。
同じような振り返りになってしまいます。
しかし、後ろ向きなことを言っていてもしょうがありません。
試合を軽く振り返り、
リーグ戦も折り返し地点ということで、
ここまでのグランパスを振り返ってみましょう。

プレミアの審判

DAZNで観戦してたんですが、
やたらと「プレミアの基準ですね」みたいな声が聞こえてきて。
たしかに、ちょっと当たっただけでは笛を吹かない。
グランパスの失点シーンとなったときも
いつもの審判なら止めてたんでしょうね。
状況に応じて、対応させるというのがどうも苦手なグランパス。
雨で試合開始が遅れると、なんだかエンジンがかかるのが遅くなるし。
ピッチが濡れて滑りやすい状況でも、
普段通りのプレーをしようとしてミスをしてしまったり。
今回も審判の基準を見極めきれず、
といった感じでしょうか。

では、スタッツを見てみましょう。
ボール支配率は60%
シュート数は23本(枠内シュート数5)
DAZN速報では20本(枠内12本)
パス531本(パス成功率80%)
カードはなし。
パス成功率が80%
「すごいじゃん」ととるか、
危険なパスが少ないととるか。
個人的な見解としては、「すごいじゃん」派です。
シュートにつながるパスは出ていましたし、
後半は全体として、前に前に出ていく姿勢が見えていました。
しかし、得点は入らず。
ゴール期待値は2.08
これはもう相手GKを褒めるしかありません。
最後の最後で冷静に決めきれないと言ってしまえば
そこまでなんですが、私はそうとも言い切れない気がするんですよね。

ハードワークと攻撃の型

グランパスのサッカーはハードワークできるかできないか。
それが勝敗のカギとなっています。
高い位置でボールを奪って、ショートカウンター。

再現性のある攻撃ではなく、
ギリギリのところでボールをつないで、
シュートまで持ち込む。
前半戦はそんな得点シーンが多くみられました。
これからのグランパスが勝利を積み重ねるためにはどうすればよいのか。
東京V戦を見ていて、そのヒントがあるように感じました。

チームとして成熟している

一昨年、チームは守備は固くとも、得点が取れない。
CF不足も一つの要因でした。
マテウスがCFの位置にいたくらいですからね。
そこで昨年、ユンカーという強力なCFが加入し、
強固な守備と、ユンカー、永井、マテウスという強力な3トップによって
快進撃を進めていきました。
しかし、夏にマテウスが移籍。
その後は再び、得点力不足に陥っていきました。

そして今シーズン。
攻撃陣には強力な選手が加入しましたが、
強固な守備陣が一新され、
非常に不安が募るシーズンが始まりました。
開幕3連敗。
負傷者が次から次へと出てきてしまうという不運もありました。
(これは不運ではなく、必然だと私は考えています)
しかし、3連敗後の連勝。
チームの調子は上向きになっていきましたが、
その後も負傷者は絶えることなく、
チームが完全な状態で戦っていた時期はありませんでした。
常にレギュラークラスの選手の誰かが負傷しており、
悩ましいシーズンとなっています。

ハードワークとギリギリのスピード感あふれる得点パターン。
筋肉系の故障であったり、フィジカルコンタクトによる負傷は
チームのスタイルとして避けることのできない結果ではないでしょうか。
しかし、東京V戦の後半。
相手が完全に引いていた状況ということもありましたが、
様々な形で相手DFを崩すシーンが見られました。
おそらく、相手GKがマテウスでなければ、
複数得点入っていたんではないでしょうか。
(ランゲラックの後釜にどうだね?)

ボール支配し、攻撃を進める。
パターンが少ないと勝手に勘違いしていましたが、
カットインからのシュート。
クロスに真ん中で合わせるシュート。
深い位置までえぐったクロスを折り返して、
落としたところに中盤の選手がミドルシュート。
パトリックや山岸のフィジカルの強さを活かした、
ロングボールからのパターンもありました。

一昨年、昨年と得点力不足という課題がありましたが、
その時は得点力不足というだけでなく、
得点パターンの少なさというものが、少なからず原因としてありました。
しかし、今シーズン。
現在位置はまだまだ納得できるものではありませんが、
確実に守備陣は安定していますし、
攻撃の形も複数作ることが出来ています。
あとは結果だけがついてきていない状況。

恐れることはない。
前を向いていこう!

水曜日のレッズ戦。
覚醒した姿を見せつけてほしい!


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