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映画「フィレンツェ メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館」

http://uffizi4k3d.com
名古屋のミッドランドシネマで本日より。
三度の飯よりルネサンスが好きな(?)私としては初日に行かねば!と早速本日見てきた。
今まで3D映画を見ても立体感を感じない眼と脳だったので今回もどうせ普通にしか見えないだろうとタカをくくっていたら、USJのスパイダーマン並みに飛び出す映画でびっくり。おまけに4K撮影だから、全てが鮮明で輝いて見える(照明も当てまくり)。
なので、現物を見てしまっている私は「こんなに鮮やかな絵じゃない」という感想がなんども頭を駆け巡った。
今後観光に行ってあの映画に登場した作品見る人は、がっかりする人も多いかも。意外かもしれないけど、ダビンチの受胎告知はウフィツィ美術館所蔵のスター作品の中でも地味な印象。日本だとものすごーーくもてはやされるけど、スター作品を抱えすぎてる美術館であの作品はスーパースター扱いされていない(ないがしろにはされていないけど、どうだ!ダビンチだぞ、すごいだろ?!的扱いではない)。その上、映画のように照明を当てられていないと、地味な色合いなので、絵の前で一瞬、はてなマークが浮かんでしまう。
他にも、この映画の制作がイタリアなので脚本はイタリア語と思われるが、その吹き替えの翻訳がいまいち意味不明なところがあって残念。不自然だし、もうちょっとなんとかして欲しかったなぁ。

などと批判的なことを書いているが、私はあの映画をみる価値は十分にあると思う。
通常では見ることのできない位置から芸術品を見ることができるし、フィレンツェの美しい街並みを鳥のように空から見下ろすことができる。
映画を見ると、あの街の匂いや石畳の音を感じ、本物を見てみたいと誰もが思うだろう。
「パンテオンを見ずにローマを去る者は愚者なり」と言われるが、私なら「フィレンツェを訪れずしてヨーロッパを去る者は愚者なり」笑
偉そうなことを書いてしまいました。すいません。

#フィレンツェ #映画 #ルネサンス #ウフィツィ美術館

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