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育児休暇の残業時間制限を取得したホワイト企業営業マンの末路

こんな話もあるよという話です。

第一子誕生前後の心境と育児休暇制度利用

2019/8に第一子が誕生し、
育児休暇の取得を悩んでいました。

■手元に入るお金が減ること。
■若いうちから海外で働きたいという目標が遠ざかること。
■1年間休むことで仕事面でバカになってしまうのではないかという不安があったこと。
■一方で長い人生1年ぐらい休んだほうがむしろ成長できるという考えもあったこと。
■嫁の負担を減らしたかったこと。
(産後、軽いメニエールだった。)
■子どもと触れ合える時間を大切にできる選択肢があるのであれば、選択したいと思っていたこと。

ポジティブとネガティブの狭間でわたしが決断したことは
「育児休暇制度の残業時間制限(24時間以内/月)」を取得することでした。

このような制度が会社にあったことを知りませんでした。
本当にありがたいです。

ホワイト企業といえど社内的には忙しい部署で、
残業時間40時間を超えることもよくありました。
少し前は100時間するんじゃないか、という時期もありました。

「残業なし」という制度もありましたが、
今の仕事でそれは不可能だとおもったので、
制限をかける方にしました。

会社から家も近いので、
子どもの風呂には間に合うように帰れると喜んだものです。

また子育てする妻の大変さを少し実感し、
2020/1から適応されることになりました。

育児休暇取得後の仕事

私の部署の営業マンは、課長以上を除き
入社2-3年目が2人、40歳以上が2人いました。

私以外に30歳前後はいませんでした。

言わずもがな入社の浅い社員の教育は私が行います。
フットワークが軽く、何かあったときにそこそこ細かく動けるのは私しかいませんでした。
(うぬぼれてる訳ではありません。)

さらにその入社2-3年目の2人が実は付き合っていて、
デキ婚することになったというのです。

程なくして男性は3月に異動、女性は追々産休に入ることになりました。
私も一部仕事を引き継ぐことになりました。

さらに、4月に新入社員が1名入り、
再び若手の教育も行っています。

要するに部署の構造上、残業時間の制限があろうが
私の仕事は減らないようになっていたのです。

また私の所属している部署は、
誰もが知っている超有名企業1社のみを営業担当しており、
1回のミスで何百万円発生するような
かなり神経を使う仕事でした。

そのため引き継ぐのも数ヶ月かかるため、
上司に相談しようがすぐに仕事は減らすことはできませんでした。

つまり、育児休暇制度で残業時間制限を取得したものの、
結局全てのタスクをその時間内に行う必要があり、
自分のクビを締めることになっただけだったのです。

結果、私は雑に仕事を振らなくてはいけないケースや
アシスタントに負荷をかけることも増えました。

残業時間の制度で早く帰れる日は手に入れることができたものの
仕事の質の低下や結局朝早く出社するというような
何をやってるかわからない状況になりました。

もちろん周りの気遣いはありましたので
かなり助けられていましたことは確かです。
ありがとうございます。

しかし、中途半端に制度を取得したからといって
身近な環境が変わらないと自分のクビが締まるということに気づいたのです。

こうして、ただ育児休暇の実績をつくっただけの
会社にとって都合のいい人間が誕生しました。

制度利用だけて満足するな、
自分も変わり、まず身近な環境を変えろ

私は文句がある訳ではありません。
(強いて言えばデキ婚で2人とも部署から消えたことでしょうか。)

制度を利用したのも私で、今の部署にいるのも私の選択です。

何か起ころうが「これからどうするか?」を考えて行動するしかないんです。

私は普段の仕事をより効率よく生産的に行うにはどうしたらいいか?ということをかなり具体的に考え、実践するいいきっかけとなりました。

今、1番大事にしたいことは仕事でなく、家族との時間だからです。

持論は「母が幸せで健康であれば、家庭は幸せで健康になる」だと思っています。


自分がいなくてもある程度仕事が周るように、
普段から他の営業マンや上司との共有の機会を増やしたり、
部下の教育の仕方も少し変えたり、
「少しずつ」環境と自分を変える努力をしました。

営業マンとしても違う一歩を踏み出すことができたと思います。

この効率化、生産性は自分の時間も制限される育児期間中だからそこ、プライベートでもかなり考えるようになりました。

具体的にどうしているかは今後また書いて行きたいと思います。

気づけばコロナで残業しまくりみたいな状態でもなくなったので、
結果的に今は平和です。

自分が変わるきっかけはどこにあるかわかりませんね。

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