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不妊治療のはなし21

コロナで、ごったごっただった2020年12月。
不妊治療を、えいやっと始めました。
この治療体験は、結果がどうであれ
人生の印象的な出来事になりそうだし
社会的に理解があれば
当事者がもう少し楽になる部分もある気がするので
記録的に書いてみようと思います。

第一話はこちら⬇️



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Ep.32 胎嚢確認その後(妊娠5週)

正式妊娠に向け、胎嚢確認という第一関門を突破した我々夫婦。
出血はあったものの
なんとかメンタルバランスも整ってきました。
とはいえ、続く第二&第三関門の胎芽&心拍確認までは二週間。
な、ながい...
この期間も、そわそわする一方で
いろんな変化があったので、2つに分けて書いてみます。

①体調の変化

前回書いた不正出血は
どうやら鮮血は一回、その後もシミ程度に少し続きましたが
2日後には止まってくれました。
よかった。

この二日間の安心を支えたのは
妊娠4週目後半あたりから
一足早く訪れた、軽いつわりが続いていたことでした。
(まさか気持ち悪いことが安心に変わるとは)

でも
朝起きたら、気持ち悪い。
お腹が空いたら、気持ち悪い。
ご飯を通常量食べたら、気持ち悪い。
胃がムカムカして
お酒飲んでないのに毎日が二日酔いなのは
それはそれで辛い。

そんなわけで、食事はみるみるあっさり薄味菜食系に。
冷麺がおいしくて感動し
冬なのに蕎麦屋ではもりそばを食べ
ごはんをおかずなしで、シンプルにいただくようになりました。

また、出かける時はパンを半分に切って持参したり
日々冷凍するごはんも、より少量に小分けにしました。

においもすごく敏感になり
自分の車が臭い。
自分の車の荷台に積み込みをしているとき、エンジンが臭い。
しゃけフレークの瓶もきついし
残り物のにおいもちょっときつい。
マスクできるご時世でよかったー。

また、脳のバグりも顕著に進行。
なくしものや落とし物に飽き足らず
その日に届いた新品の下着を、ゴミ箱に入れていたり
映画のチケットの日付を間違えて購入したり
仕事の入金額を間違えたり....

時間差で
『は!』
とバグってる自分に気づき
自分で自分にツッコミを入れつつ
周りの方々には、自分のバグりをあらかじめ伝え
違和感があったら率直に言って欲しい、とお願いしました。


さらに、仕事では集中力が短くなり
今まで余裕でやっていた2時間のワークショップが少し辛くなってきました。
気持ち悪いのも相まって、ラスト30分の集中力がもたない。
絵や制作をしていると顕著にわかります。
1日の終わりも15時には電池が切れ始め、バグりが顕著に発生
21時には寝るようになりました。

そろそろ仕事のやり方も変えた方がいいかもしれない。
心拍が聞こえたら、参加者のみなさんや生徒さんたちに
お知らせ&相談したほうがいいかなと考えるようになりました。


とにかく移植からの1ヶ月、面白いほど自分の変化が顕著でした。
しかもまだまだ変わりそう。
どうなるのか、楽しみ。


②新しく始めたこと

まだ早いんじゃないかって気がしたけれど
今お子がどんな進化をとげているのか気になるし
自分の体調の変化も、参考資料が欲しいと思い
思い切って妊娠アプリを入れてみることに。

いくつか入れてみて
これかなーとなったのがトツキトオカというアプリ。
赤ちゃんの日々の進化と母親の体の変化を
毎日見ることができるのと
その情報を夫婦間で共有できるとのこと。

入れてみると
赤ちゃんの頭部分が丸くなってきたとか
つわりが始まるころだとか
風疹の心配をしてくれたりとか
まー親切!
さらに日々の日記もつけれるようで
それが本にできるサービスもあるとか!
(わたしは続く気がしないのでスルー)

アプリによると
とにかく今はお子の脳や心臓など
大事な器官がめきめきと作られていくとき。
今までからしたら
仕事の量も減り、運動もしなくなり
ごろごろぬくぬく過ごしていますが
わたしの体はきっとめっちゃがんばっているのであろう。

ならば、実感なくとも全力で労るのだ!

冷やしません
おとなしくします。

こうして着々と妊婦になっています。

いつも長文を読んでいただきありがとうございます! サポートは、企画のための画材&情報収集に活用させていただきます。