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第10回オキナワスケッチ

こんにちは。第10回あさおようは電気毛布の夢を見るか  はじまります。おかげさまで連載も10回をむかえました!
毎回フレーベル館児童書公式noteでしかできない、あさおようしかできないこと~と考えつつ。自由にやらせていただいています。ありがとうございます。

さて、前回#あさおようは~ では、キャンバスに絵を描くメイキングをお伝えしました。今回のおはなしは、そのときに気がついたことなのですが

自分が普段絵本を作るときも、絵を描くときも、「写真」に物凄く頼っている。ということです。元々写真も好きでよく撮っているので資料に困るということもあまりないのですが、

実際自分の目で観ながら、描いてみる。ということを   久しくしていないことに気がつきました。

そこで今回#あさおようは~ では、スケッチブックをもって外に出て
ここでしか語れない沖縄を描いていこうかとおもいます。

さて、カメラを持たないで沖縄スケッチをするということで、今回スケッチ場所に選ばせて頂いたのは 沖縄の聖地 ヤハラヅカサ です。

ヤハラヅカサは、琉球の創世神アマミキヨが沖縄本島に降り立ったとされる場所です。

アマミキヨが神々の島ニライカナイから久高島にきて、そこから沖縄本島にはじめて降りたったとされる神聖なる土地。ヤハラヅカサには、沖縄本島各地から御願(ウガン)にいらっしゃる方も多くいます。

こういった場所こそ、写真で紹介するよりも、スケッチで紹介したほうが良いのではないだろうか。と考え、今回選ばせていただきました。

↓からヤハラヅカサ・スケッチです。

ヤハラヅカサ

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↑「アマミキヨのみち」という一本道の果てに、植物群を抜けると広い海がひろがっています。正面に石碑がみえます。

岩に根を張る植物

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↑かなり大きな岩(ゴツゴツしていて乾燥している)に植物が根を張っています。乾いた感じの植物ですが、力強い。

岩の上の草

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↑先ほどの岩よりもう少し大きな岩  もう少し水気もありそうな岩です。ここにも植物。

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↑岩の植物が気になったので近づいてみました。ヤシの木の仲間?松とかそれ系なのかな?幹(茎?)も特徴的でしたが頂点から一斉にひろがる葉っぱに生命力を感じました。

蝶々

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↑あまり人が近づいても逃げない。しかし、細部まで観察できるほどには近づけず。羽に筋があり、葉っぱの葉脈みたいだな、とおもう。
沖縄の海岸にはアサガオ系の植物が多く生えていて、花に誘われ蝶々もいる。


珊瑚の骨

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少し大きめの珊瑚の骨。沖縄の海岸の白い部分は珊瑚の骨だったりする。
もし海洋生物が知的生命体だったら、波打ち際は死の象徴と感じるかもな。とおもうほど貝殻や珊瑚の骨は多い。
砂浜の砂紋が一定の大きさではないのは、人が多く通るからなのかな?とおもった(最近テレビでみた火星の砂紋が驚くほど一定のパターンだったのをおもいだした)

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↑帰りぎわ。
「いかん。全然ヤハラヅカサ描いてない」と気がついて描いた。
ずっと続く水平線。広い空。最初のスケッチより海は少し満ちています。
この果てからアマミキヨという神が降りたったとされるのも納得の、前方視界どこまでも続く水平線。自分の眼鏡の屈折か、地球が丸いからか、水平線は真っ直ぐではなく緩やかに曲がっています。

以上ヤハラヅカサです。。
みなさまにヤハラヅカサをお伝えするはずが、不本意ながら岩に力強く生える植物にビックリしまして、いやぁ植物強いなぁ。
と感心してしまいまして。。

スケッチをすると、改めて自分がどういったことに興味を持つのか、何を観てどう感じるのか、気がつかせられます。
好きなものを描いても、そうそうこれのココが好きなんだ。と再確認したり。


まだまだ仲秋、芸術の秋は続きます。
みなさまもスケッチブックを片手に、好きなものを描いてみるのはいかがでしょうか?

それでは今日はこのへんで

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