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【過去記事】キャッキャリアブログ:自分の気持ちを大切に。「何をやるか」よりも「誰とやるか」

**この記事は2018-08-29にフロカレHPにアップされたものを再掲載しております。**

先日、「キャッキャリアブログ:偶然も機会。人と会って話そう。意思。意志。選択。そして委ねる。」を
寄稿いたしました渡邉規和(ワタナベノリカズ)と申します。
http://frocolle.dip.jp/?p=810

今回はまた違った視点で、キャリアを振り返ってみました。
少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。

キャリアを思い返すと、自分で決められなかったことも多いですね。
特に転勤。
・結婚式の2週間前に仙台行きが決まり。しかもM&Aの買収拠点で、全員年上女性という。。。
・3.11後の石巻行き。この案件を受注してからアサインされ。2か月間6畳一間で共同生活。。。
・大阪行きは、前任2名がメンタル病んだプロジェクトにアサインされ。自分も病みかけて半年で帰還。

降格も2回経験しました。
「仙台で支店長だった時、支社ができる、支店がなくなる、支社長がくるからお前はヒラね。」
「大阪で病みかかって帰還、お前にはマネジメントは重荷だよね、だからヒラでゆっくり休んで」
など。

そんな私のキャッキャしたキャリア、

んー、まー、3度の転職、ですかね。
それぞれ思いと覚悟を持って選択し、でも結果、次に転職しているという(失笑)

というのも、
私はキャリアにあたり、私は自分の気持ちを大切にしているんです。
素直に正直に(嘘つかず)、まっすぐに(曲げずに)。
その結果が、3回の転職です。
いい経験です。感謝です。
しかしそんな私、1社目には15年5か月もいました。
そういう意味では1社目は、それはもうすごくいい会社だったわけです。

どうよかったかというと・・
【目的志向】なわけです。
・グループ(寄せ集め)ではなくチーム(目的志向)
・合意するまでしっかり議論し、決まったら全力で。
・目的に向かうとき、役割分担するが、役割を超えた協力・連携も惜しまずにする。

なので、納得できなければできるまで素直に正直に話し合いができる(た)し、
助けたり、助けられたり、皆で前と上(同じ方向)を向いて進んでいる感じが満載だったんですよね。

しかし、2014年、出向先で、その考え方が崩れたわけです。
出向先の企業は、2社の合弁企業でして、
某大手通信事業者と旧inteの合弁会社でした。

私はその会社の人事にいたのですが、そこの組織カルチャーが、旧inteの真逆に近い。
一言でいうと、【官僚主義】なわけです。
・上意下達(上が決めるまで、仕事がない)
・秘密主義(決まってから降りてくるので、議論の余地がない。そして上が議論している間は暇)
・超慎重派(石橋をたたき続けて終わる、慎重すぎて力も弱いので、壊れることもないし、進むこともない)
・超守旧的(自発的な仕事に対する抵抗。新しいことを企むと訝しがられる。)
なのに、
・右向け右(ある日突然、目標が変わる。期初計画が立つときには、既に修正されることを前提にされている不思議)

ああ、大きい会社って、こうなんだ・・・
自分には無理・・・
しかも出向元である旧inteも大きくなってきて、なんだか同じような香りがしてきたよなぁ、
なんて考え始めていました。

その時、よその会社はどうなのかな、とか思いつつ乱読したり人に会って話を聞いたりしていたのですが、
常見陽平氏の本で「リクルート38歳定年説」というのを読むわけです。
どうやら、リクルートの退職金、「最もお得なのは38歳で退職したとき」に設計されているとのこと。
まぁ、組織カルチャーがそうさせている部分が大きいと思いつつも、制度までもがそうなっていたとは。

その時、私は38歳。
しかもその年に旧inteの人事制度が変わるという。(age free but keep growingと言ってました)

ならば、もう少し、主体的に動けて、納得いくまで議論できるような会社に移ろうかな、と思って、
中小企業かつ経験が生かせる(人事)&新たな分野を学べる(コンサル)である
2社目に転職。そこで1年、3社目に転職(詳細は割愛)
そして3社目で2年。さらに4社目に転職を決意(詳細は割愛)
共通して言えることは、
「中小企業は社長の意向が強い」ということです。
そこで世のサラリーパーソンのように、
「辛くても耐えて、酒場で愚痴吐いて耐える(=ぶら下がる)」という選択肢も
もちろんなかったわけではありません。

でも、私は自分の気持ちを大切にしたかった。
素直に正直に(嘘つかず)、まっすぐに(曲げずに)生きていきたかった。
独立も考えました。でも独立すると、チームで仕事進める感じってかんじにくいんですよね。

なんて思っているときに、ありがたくも4社目のお話をいただきました。
私の2社目のころのことを知っている方がいて、かつその年に取得したコーチング資格を評価してもらっていて、
その資格を活用したプログラム開発しているとのこと。
ワクワクしました。
で、転職しよう、と。

また転職するかもしれない!?けど、とはいえ自分の気持ちを大切にして生きていくつもりです。

■まとめ
自分の気持ちを大切に。そして、「何をやるか」よりも「誰とやるか」を大切に。

自分の気持ちを大切にしましょう。
もしあなたが、「嫌なものに耐えて働くこと」が「好き」なら、別にいいですよ。
でも、そういう人って少ないと思うんですよね。
せっかくそれなりの時間を投資するならば、気持ちよく過ごしたくないですか。

とはいえもちろん、言うまでもなく、わがままレベルはだめです。
なので決して、安易な転職は進めません。
しかし、
どうしても守りたいポリシーとか、譲れないラインとか、
そういう部分って、20年も生きていると何かしらあると思うんですよね。
そのポリシーとか、ラインを言語化できて、認知できるとGoodですね。
そうすると、【何をやるか】はどうでもよくなってくる。「業種」とか、「事業内容」とか。
むしろ、【誰とやるか】が重要になってくる。「どんな人たちと働きたい」「こんな人たちとは一緒に過ごしたくない」等。

ということで、
キャリア形成では、自分の気持ちを大切にしましょう、という話でした。

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