見出し画像

日記 - トッポギと干鱈

祖母は隣人からよく不思議な食品を貰う。この前は肥料袋サイズのデカいホットケーキミックスを貰っていたし、何故か10袋位カレーの小袋を持っていた事もある。祖母曰く、お隣は「そういう業種」らしい。意味不。そして、私という大飯食らいが居る我が家はそういう物を頻繁に貰うのだった。

そして、また妙な物を貰った。トッポギ用餅と干しイカのような何か。トッポギの名前は聞いたことがある。韓国の何かで、確か餅みたいな物。wikipediaによると、韓国の餅は떡(トック)というらしく、その中でも細長く切った物を가래떡(カレトック)、それを甘辛く炒めた物を떡볶이(トッポギ)と言うらしい。初耳だ。そして干しイカみたいな物は裏返して見ると干鱈と書いてあった。干鱈。全く見に覚えの無い食材だ。表のイメージ画像では粥に入れている。戻して使うのか?美味しそうだったのでそのまま食べてみる。カサカサした食感で、噛むと乾燥して萎縮した身がバラバラに解れる。干しイカのような分かりやすい塩味と甘味はついていないが、十分に旨味があって美味しい。

次に、カレトックもそのままかじってみる。酒粕と塩を使って作られているらしいが、酒粕の風味は感じられず、ただ少し塩味がするだけだった。トックによって良く作られるのはおやつだそうだ。その次にスープ、トッポギ等。私は朝飯を求めていたのでスープを作ることにした。説明書によると、トッポギは煮るらしい。丁度よいので、煮汁もスープに使ってしまう。wikipediaによれば、良く作られるスープに使われるのは醤油、塩、大蒜、等らしい。私にはその材料で美味しく仕上げる自信が無かったし、一緒に入れるという肉もなかった。なので、醤油、大蒜に加え干鱈も入れ、塩については加減がわからなかったので味の素でごまかし、コチュジャンも入れてみた。カレトックが十分に柔らかくなったかな?と言う所で、器に移して食べてみる。

まずはスープだ。韓国風に習ってスプーンで掬って静かに啜ってみる。なるほど、案外美味いぞ。適当に入れてみた干鱈が良い仕事をしている。醤油、大蒜、コチュジャンが入り混じったスープを鱈の出汁が包み込み、予想よりずっと美味しくなっている。次はカレトックを箸でつまむ。……独特な食感だ。確かに餅なのだが、跳ね返ってくる強めの弾力がある。噛み切っても、その茎のような形を崩さない。独特だ。スープと合わせると美味で、少し戻った干鱈と合わせても味と食感に変化が出て面白かった。

……かなり腹が膨れた。少しチャレンジングな朝食だっだが、上手く行った。初めての食材を食べるのって楽しいな。今度他の食材でもチャレンジするか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?