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Fringe81 Explorerの軌跡(第1創業期編)

こんにちは。Fringe81 noteチームです。

さて、今回はFringe81が、これまでにどんな探検を行ってきたのかをプレイバックしてお届けしたいと思います!

まずは、第1創業期(2005年~2013年ぐらい)のExplorerの軌跡です!

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そう、全ては2005年、RSS広告から始まった

Fringe81の創業は、2005年でRSS広告社という社名だったのです。当時はネットエイジグループの1社でした。2005年は、ユーキャンの新語・流行語大賞に「ブログ」がランクインしたように、インターネット業界でブログサービスが最盛期をむかえていました。

そんな中、ブログという市場のニーズ(波)をとらえつつも、Explorerらしいユニークな事業を開始します。それが、日本初となるRSSを利用した個人ブログユーザー向け広告プログラム「Trend Match for RSS Readerです。

が、しかし、すぐにGoogleが参入してきました。。。つらい・・・

RSS広告がこれから伸びると思い込んでいましたが、今となっては当たり前となっているインフィード広告は、当時としては早すぎて、残念ながら市場規模は、それほど大きくなりませんでした。

さらに、つらい・・・

しかし、気がついたらGoogleが撤退し、残存者利益を得ることができました。あきらめず粘って良かった。

前へ前へと進み続けたらアドテクの会社になっていた

そして、蓄積した大規模配信技術を活用してバナー広告配信プラットフォーム「iogous(イオゴス)」を2010年にリリースします。

iogousは、①模倣しにくいアルゴリズムを使っていたり、②学習効果を蓄積できたり、③これから伸びると期待されるディスプレイ広告分野であったことから、集中して投資を行いました。

加えて、「IVS2010 Spring Sappro」のLaunch Padで3位となり、これはいける!!と手ごたえがあったのですが、時は、今やデファクトスタンダード的になっているCriteoが日本に進出する1年前、これも早すぎてダメでした・・・

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またまた、つらい・・・

ここでめげてもしょうがない!と気持ちを奮い立たせ1年かけてiogousを第三者配信エンジン「iogous*mark」へとアップデートします。

第三者配信エンジンとは、媒体社の持つ広告配信エンジンではなく、第三者(この場合はFringe81)の広告配信エンジン経由で一括して広告を配信するシステムのことです。

ディスプレイ広告の間接効果が測定できるようになるのが特長です。イメージとしては、あるユーザーが、広告を見た影響を受けたものの、その時は特に行動せず(クリックや購買など)、後ほど思い出して検索エンジンやブックマークなど間接的な経由で広告主サイトへ訪問し、最終的にはコンバージョンするといったことが測定可能となります。

この間接効果の測定が、ディスプレイ広告の市場拡大の大きなチャンスになると考えていました。しかし、この分野もGoogleの参入などで厳しい競争環境に・・・

またまたまた、つらい・・・

が、なんとか第三者配信エンジンの3強の1角として残存者利益を得ることができました。あきらめず粘って本当に良かった(「iogous*mark」はその後、「digitalice」とサービス名を変更し、現在はクローズしています)。

振り返ったら、探検家集団の財産が蓄積されていた

第1創業期は、時代にニーズ(波)に対して、自分たちなりの仮説をぶつけ、様々な事業を行っていました。多くの失敗もしました。つらくて投げ出したくなることもありました。

しかし、歯を食いしばって前へ前へ進み続けたことで、探検家集団としての多くの財産を蓄積した、Fringe81にとって原点となる時期でした。

資源が乏しい中、常に土俵をずらしてニッチトップを攻め続けてきたマインドは、未知なるものへ挑戦していくExplorerな企業カルチャーへとつながり、今も会社の中心にどっしりと根を張っています。
お客様に真摯に向き合う姿勢は、深い洞察から生み出される仮説を提案する真の顧客志向へとつながりました。
時代のニーズを先取りしながら多くのピボット、紆余曲折を繰り返したことは、事業開発と技術開発が高いレベルで同居した事業開発能力へとつながりました。
大規模配信技術は現在の超大規模アドネットワーク事業へと、分析技術はUniposの新機能などへとつながりました。

そして、蓄積し続けたこれらの財産が、第2創業期でのさらなる飛躍へとつながっていきます。

そのお話は、続編(第2創業期編)としてお届けしたいと思います!楽しみにしていてください!