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思い出を広げて

白墨はくぼくで描いた直線

膨らんで真綿の首巻

ほどけて蛇の抜け殻

飛行機雲は姿を変えながら

思い出を空に広げる

 


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空がきれいなので、飛行機雲の短詩、アップしてみました。

真綿の首巻、とは、昔、綿を棒状にして、首巻きにしていたのです。
おばあちゃん子だった友達は、小さい頃風邪をひかないよう、首に巻いていたそうです。
蛇の抜け殻は、子供のころ裏庭で見つけ、悲鳴をあげたことがあります。
でもよく見ると、精巧にできていて美しかったような・・・
空は思い出を広げるには十分広く美しい・・・見上げています。

 

         おわり


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