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春の詩の会花盛り

久しぶりの詩の会情報です。皆さんの作品、ご覧ください。
一席はどれでしょう?わたしの作品は?

① 少々がガタピシしても
  気にしない
  使えるところまで
  使うからネと
  自分自身に入れるゲキ

➁ マスクパニックから
  沢山マスクを作った
  三年前のおこもりスティ
  さて 貴方はどうされますか?
  マスク解禁

③ じわじわと
  押し寄せる芝生から
  清楚なハナニラを
  守らなければと鍬を振るう
  春日和

④ 首のうしろ
  ネックレスの留め金が
  なかなか外せない
  老いを生きる困難
  こんなところにも

⑤ 新たなことも教えられ
  色々な話を交わせる
  このひとときを
  一緒に過ごそう
  さあ 今日も詩の会へ

⑥ 卒業 入試の季節
  新聞をめくる音にも
  答案用紙など思われる
  町で行き交う学生たちには
  ただそっと エールを送りたい

⑦ 紫陽花の若葉に
  みどりの水滴
  揺れる日差しに戯れて
  精一杯の
  春が膨らむ

⑧ さくらが咲いた
  ほころび始めると
  ソメイヨシノは
  イッキ!イッキ!と
  春を飲み込む

➈ ルーペを片手に
  世界地図を開く
  はからずも覚えてしまった
  ウクライナの都市名
  指で追ってみる

⑩ 可もなく
  不可もなかった日暮れどき
  サクサク刻む
  キャベツのリズムの
  心地良さ

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以上10首です。
一席は 

➈ ルーペを片手に
  世界地図を開く
  はからずも覚えてしまった
  ウクライナの都市名
  指で追ってみる

でした。「はからずも覚えてしまった」という表現に共感する。
ウクライナは世界のどの辺にあるのかもおぼろげだったが、この頃は
はっきりわかるようになった。尊い人命、美しい都市を守るよう
ロシアには抗議を続けたいなどの評あり。
作者は わたし、チズです。(〃▽〃)ポッ

二席は

⑩ 可もなく
  不可もなかった日暮れどき
  サクサク刻む
  キャベツのリズムの
  心地良さ

穏やかな日常が伝わる。最初2行、静、3.4行、動 の組み合わせがいい。
音が印象的、の評。

三席

④ 首のうしろ
  ネックレスの留め金が
  なかなか外せない
  老いを生きる困難
  こんなところにも

何気ないところから、老いを感じるという視点がいい。
わたしもおんなじです。と共感多し。作者は83歳の方です。

二次会はいつもの焼き鳥屋さんでまたまた話が弾み
春の宵を楽しんだのでした。  

       おわり

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