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季語・「夕涼み」で一句

夕涼みエアコンスマホの無き日々よ

ゆうすずみえあこんすまほのなきひびよ(季語・夕涼み)

季語・夕涼みを使って一句と言うことですが、これは困りました。
夕涼みと言えば使えそうな言葉、団扇、浴衣、花火、蚊取り線香、スイカ
全部が夏の季語で、季重なりになってしまうのです。
それでこんな句になりました。なか八ですが、エアコンスマホ無き日々よ、
と、すると、三段切れになるので、あえて「の」をいれました。

「夕涼み」残念ながら縁のない言葉になりつつありますね。
今はエアコンの効いた部屋で、じっとスマホ見つめていたり、ゲームに興じたりしている人の方が多いでしょう。
子どものころは家の前の川べりに行って家族で花火をしたり。そうしていると隣の一家も外に出てくるので、嬉しくて見せびらかしたくて、わざと大きな声で「花火やるよ!」なんて叫ぶと、「そんなこと言わなくてもお隣さんくるから」と祖母からたしなめられものです。
縁側で花火をやっていると、兄が蛇にねずみ花火を縛り付けて(どうしばりつけたのかは不明)火をつけ、「ばん!」と爆ぜると、蛇が失神するのを
おもしろがったりしたものです。わたしはコワかったけれど。
(動物愛護協会の皆さん、申し訳ありません。)

小さいころ、エアコンはありませんでした。家具調の茶色のクーラーは
あったかな。何歳ごろからかは忘れましたが。ガラス戸を開けたままにして窓枠との間に挟み込むようにとりつけられ、上の空いた部分にトタン?のようなものがはめ込まれていました。クーラーだから当然冷房だけ。
でも、今ほど使わなかったように思います。

友達が遊びに来て「これ?冷房だけのやつ?」と聞いたので「そう」と答えると「うちのは暖房もできるよ」というので、幼いながらもカチンときました。ということは、エアコンあったのか?
我が家は冬はアラジンの石油ストーブでしたから。

夏は部屋を冷やし、冬は暖める、という逆の機能を一台の機械でやってのけるのは、けっこう難しいんだろうな、と思います。当たり前にエアコンがあり、涼しい部屋でひっそりとスマホを操る・・・今はのぞめない家族の笑い声や花火の光、蚊取り線香の匂いを懐かしく思う今日このごろです。

願い事

99歳のフランス語の先生とフランスに行く!

先生はフランス語ペラペラだから、優秀な通訳になって下さること間違いなし!え?私には腰痛もあるし無理だろうって?夢でもいいんです。(≧▽≦)


#らべあろ企画
#夏王になる

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